骨折やひどい腱断裂や脱臼のときに応急処置として使う。
綿を巻いて、伸縮性包帯で締める。また綿を巻いて、伸縮性包帯で締める。これを繰り返す。
肢の3倍の太さまで巻くのが基本。
骨折が開放骨折になったり、球節が沈下してしまったり、折れた肢を振り回すことを防げる。
やってみるとわかるがある程度の固定力がある。
キャストと違って体重を支えさせることはできないが、肢が崩壊することを防ぐのに役立つ。
右のようにRobert Jones Bandage に添え木を組み合わせることもできる。
以前紹介した骨折馬の応急処置方法に準じて利用する。
http://drhig.blogzine.jp/equine/2008/03/post_14a3.html#comments
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私はキャストをはずした後の管理方法としてRobert Jones Bndageを使ったり、あるいはキャストをするほどではないときの固定に使っている。
しかし、なかなか肢の3倍の厚さにまでは巻けない。
教科書には使うコットンの量は重さで出ていたりする。
使うのは・・・・コットン5㎏!、バンデージ5巻き!、粘着包帯10巻き!
Robert Jones が人名なのかどうか、どこの国の人なのか知らないが・・・・物量の国USA式のような気がする(笑)。
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な、わけないか。
many species, one medicine.
運動制限の効果も示すためには、三倍の太さに巻くだけではなく、できるだけ広範囲に巻く必要があるための量でしょうか。
初めの模式図を真に受けたら却って振りまわしそうな気もします。
写真は勝手に生きている類と思いますが(笑)
more species, best medicine. といきたいです。
15年前にUCDの獣医教育病院を訪れたさいも、腕節の関節鏡手術後に、腕節から球節まで綿包帯と粘着包帯を何重にも巻いていました。レジデントだったDr.Galuppoが「金がかかる。しかし大事なことだ。」と言っていました。「もったいない」という観念のない国民性のような気がします。
more species, the best medicine. 他の動物も治療できる。それが最良の医療。
これ、良いですね!
手間に対価を得られるだけの獣医師になりたいです。
かたや私の語学力は悶絶級ですのでお目溢しください(恥)
Hig先生のように解釈できるだけの素性を私が持っていれば良いのですけれども
より多くの動物に、最善の治療を。と思う次第です。
speciesはanimalsでもよいかも知れません。。
Robert Jones Bandageは巻くのは楽です。キャストやスプリント(添え木)を使うのに比べて、神経も使いませんし、グルグル何度も巻くだけです。
more animals, the best medicine.
よりたくさんの動物を治す。それこそ最良の医療。ですか!
20年前には使い捨ての包帯すらもったいなくて使えなかった貧乏性の日本の獣医師にはなじまないかもしれません。しかし、私もアメリカでバンデージを分厚く巻くのを見てきて真似をしなくては、と思ったものです。
小動物でも使えるんですね。ネット検索すると、「ロバートジョーンズバンデージ」ではヒットしませんでしたが、「Robert Jones Bandage」では犬のページが出てきました。
20年前に比べると、粘着包帯もゲンタシンも安くなりましたが・・・・・昔話をするようになったら年ですね(笑)。
私たちも20年前は、もう四半世紀も獣医師をやっている先輩なんぞ仲間とも同志とも思っていませんでしたよね・・・・・もうそんな歳になったんですよ(笑)。