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馬医者残日録

サラブレッド生産地の元大動物獣医師の日々

立位での下顎プレート除去

2019-12-08 | 整形外科

2ヶ月ほど前に下顎を骨折した1歳馬。

プレート固定し、餌も食べられるようになった。

手術前より体重も増えた。

下顎骨折はたいてい口の中への開放骨折なので、しばしば感染する。

この馬も術部から膿が出続けていて、プレート周囲の肉芽増勢もある。

立位でプレート除去できるだろうということで・・・

枠場で暴れ出すと危ないので枠場へ入れないでプレート除去することにした。

鎮静し、下顎孔でブロックし、浸潤麻酔もする。

しっかり鎮静しなければならないが、頭を持ち上げているのがたいへん。

結合織が厚く、化膿しているので、minimally invasive とは行かない。

全身麻酔するより時間がかかる。

人では要る。腕も腰も疲れる。

診療費は安く済む;笑

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五十から

ゴジュウカラ。

餌台に集まってくる小鳥たちも田舎の楽しみ。