COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
鑑賞

Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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録画しておいた「君たちはどう生きるか」を母親と鑑賞した。
公開時にも感想を書いている。(2023年7月18日の日記)
劇場公開時は母親に観せられなかったので、どういう感想を持つか楽しみであった。
何しろあの時代に、映画の舞台になった場所から、そう離れていないところにいた人なのだ。
テレビ放映はノーカットであったが、2時間半と放映時間が長い。
コマーシャルが、特に後半は頻繁に入って、少々閉口した。
あと仕方がないとは言え、大雨警報を知らせるテロップが何度か入った。
賛否両論の作品であるが、今回のテレビ放映でも、映画の内容が理解できず、途中で観るのを止めた人もいるという。
個人的には、比較的身近に感じる世界の話であり、十分に楽しめたのだが、考えてみれば、こういう世界との接点がまったく無い人もいる。
特に今回見直してみると、作者の個人的な体験や思いが物語の大半を占めており、鑑賞する側が世代的に入れ替わっていることもあり、空気感が伝わらない人も多いだろうな・・と感じた。
僕の母親はどうだったかというと・・・
最後までほとんど椅子から立つことなく、じっと画面に見入っていた。
途中で疲れて寝てしまうかと危惧したのだが、まったくそんなことは無かった。
大したものである。
感想を聞くと「面白かった」とのことである。
自分たちは宇都宮で洋館を借りて住んでいた(映画の舞台は一時的に越していた鹿沼市のようだ)が、さすがにあそこまで大きくて本格的なお屋敷は見なかったという。
主人公が新しい母親のお見舞いで二階に上がり、特に西洋的趣味の強い部屋に入るが、
「建物の二階を洋風にしているのかしら」
と構造的な部分まで踏み込んで考えていた。
そういう和洋折衷の家が多かったのであろう。
僕はどうかと言うと、劇場で観た時も感じたのだが、絵の質や動きが、今までの宮崎作品と少し違うな・・と思った。
また、自宅に並べられた戦闘機のキャノピーも、最初に見た時から気になっていた部分がある。
零式艦上戦闘機のものと思われるが、中央の風防の真上にある枠が無い。
全部そうなので、意図的にそう描いたと思われるのだが・・・
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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題名に良く表れてます。
ただ登場人物に個性を持たせ過ぎて、わかりにくくなってる。
零戦の風防はアクリル、ガラスとは違う透明感で描かれてましたね。
ただ後期型は前面が防弾ガラスに変わりました、さすがにそこまでは凝らなかったみたいで。
ただ世代的に主人公は宮崎氏よりかなり上なので、お兄さんから聞いた話などがベースになっているようです。