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COLKID プチ日記
東京都復興記念館

Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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東京都慰霊堂のある横綱町公園内には隣接して東京都復興記念館が建っている。
とても古い建物で、都の歴史的建造物にも選ばれている。
資料を読むと、この復興記念館は、何と昭和6年に建てられたものだという。
さすがに数年前に耐震補強工事が施されたようで、そう言えば十数年前に来た時とは一部変わっているようだった。
最初は関東大震災で焦土と化した東京を、官民が協力して復興したことを後世に残すべく建てられたという。
しかしその後第二次世界大戦で、東京はもう一度焦土と化してしまった。
空襲の犠牲者の遺骨も慰霊堂に合祀したため、復興記念館の展示物も戦争関係のものが加わった。
個人的には、直接自分の身内も被害を被った災害であり、非常に興味深い展示物であった。
しかし一般の人には、暗く重すぎるのかもしれない。
休日でも来館者は多くなく、僕がいる間も数名とすれ違っただけであった。
中には子供連れもいたが、何とか子供たちに伝えなければ・・という強い思いを持った親たちなのだろう。
事が起きた時に、人間がどのような行動をとったのか・・を、展示物から感じることが出来る。
その点が最も重要だ。
少なくとも知識を持つだけで、結果は大きく変わってくる。
この記念館は、本来もっと前に、皆が見ておくべきものなのだ・・と思った。
今や震災も、そして戦災までもが、再び現実味を帯びてきている。
人々にこの展示を見て、じっくりと考えるだけの余裕が、果たして残っているのだろうか?

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