結婚式の靴


SIGMA DP1Merrill

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午前中は出社した。
連休中なので、仕事をしようにも中途半端だ。
午後になって銀座方面に向かった。
北海道から帰ったばかりなので、暑さが応える。

銀座には、姪の結婚式に履いていく靴を買いに行った。
定番の内羽根式のストレートチップだ。
フォーマルな席で正式に使える靴を、ひとつ必要としていた。
普段は履かずに、箱に入れてしまっておいて、結婚式などの時にのみ出してくるのだ。
まあ、そういう靴を今まで持っていない方がおかしかったのだが・・・(笑)

実はその靴をベースに、鏡面仕上げを施そうと計画していた。
顔が映るようなピカピカな状態まで、かかととつま先を磨き上げる仕上げ方である。
前々から自分で挑戦していたが、なかなか上手くいかないので、今回はプロにお願いする予定であった。
靴磨き専門のお店があって、スペシャル仕上げをお願いすると、数日間かけて磨き上げてくれる。

ところが家族から反対の声があがった。
結婚式の靴をピカピカにするなんて、新郎より目立ってどうするのだ・・というのだ。
確かに言われてみれば、そうかもしれない。
そもそも靴を光らせようと考える時点で、「うるさ型」に分類されるわけで、普通の人より少々目立つことになる。

どうしたものかと思い、まずは靴を購入する際に、直営店の人に聞いてみた。
すると、そのメーカーでは鏡面仕上げを推奨しているにもかかわらず、確かに場によって考慮する必要がある・・という答えであった。
結婚式の場合は、「呼ぶ側」か「呼ばれる側」かを、まずは考えなければならないという。
招待する側なら、あまり光らせるのは好ましくなく、せいぜい乳化性クリームで軽く磨く程度がいい。
逆に招待される側なら、場を華やかにする意味でも、靴を磨き上げるのはいいことだ・・というのだ。

つまり、うるさいことを言うなら、フォーマルな靴は2種類持っていなければならない・・ということになる(笑)
今回は姪の結婚式なので、僕は呼ぶ側に属するわけで、あまりピカピカの靴を履くのはうまくない。
実のところ、一度鏡面仕上げをやってみたかっただけ・・というのが本音なので、それが出来ないとなると非常に残念である。

現実にはご存知の通り、僕は単なる革フェチであり、フォーマルな靴を何足も持つほどのお洒落ではない。
今回は妥協して、どちらの場面でも使えるように、中間的な仕上げをするのが無難な着地点だろう。
何だか中途半端でがっかりではあるが・・・

それから買ったばかりの新品の靴を持って、某所にある靴磨きの専門店に向かったのだが、それについては次回書く。
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