シニア料金


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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昨日の「シン・仮面ライダー」だが、作品の評価は賛否両論だとは思うのだが、妙に記憶に残る場面の多い映画であることは確かであった。
個人的には戦闘シーンの特撮に問題があるように感じたが、意図的にそうしたのか、そうなってしまったのか分からない。
そういう微妙なところが、「怪作」と呼ばれる所以であろう。

それより個人的に衝撃だったのは、映画をシニア料金で観ることが出来たことだ。
昨年60歳になったので、1,200円で鑑賞することが出来た。
何というか・・・嬉しいような、悲しいような・・・



暖かくなってきたので、革靴を履くことが多くなった。
今日はオールデンのパンチドキャップトゥである559を履いて出た。
サイズがUS5.5の4Eという。異例の幅広モディファイド・ラストである。

実は手持ちの数多くの革靴の中で、1、2位を争うほどのフィッティングの靴である。
木型で作ったというより、まるで自分の足に革を被せて作ってもらったようなフィッティングだ。
このような特殊なサイズのモディファイド・ラストの靴は、世界的に見てももうほとんど無いし、今後巡り合う事も難しいだろう。
だから大切に履いている。

キャップがカーフで、バンプ部分が子ヤギの革であるキッドスキンで作られている。
素材が違うのが、この靴の外観上のアクセントになっている。
また履き皴も柔らかいヤギの革の部分に綺麗に入ってくれる。

モディファイド・ラストなので土踏まずをグイと押し上げてくるが、その感触はインソールなどを使った矯正よりずっと強いものである。
僕は通常売られている幅Dのモディファイド・ラストの靴は、どうもフィット感が今一つなのだが、この幅だとかなりいいところにその突起がきてくれる。
これならモディファイド・ラストの本領発揮で、歩いていても気持ちがいい。
やはり矯正靴として考えた場合、このくらいの幅が適正なのだろう。

これは90年代に生産されたものだが、革靴の品質が最も高かった時代の名残りを、まだ引き継いでいる頃の製品である。
丸っこいデザインが、クラシカルでカッコいいのだが、今の靴しか知らない人が見てもピンとこないかもしれない。
休日に人知れずそれを履いて歩くのは、かなり贅沢な楽しみと言えるだろう(笑)
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