車内温度


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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この夏は半袖のシャツをいくつか買った。
今まではなるべく長袖を着て、暑い場所に出た時は袖をまくるようにしていた。
腕がジリジリと直射日光に当るのが嫌だったからだ。
しかし暑い日々が続くと、長袖ではさすがに暑苦しく感じるようになり、試しに半袖を買ってみたのだ。

ところが歳とともに「冷え過ぎ」にも弱くなってきた。
以前はエアコンがガンガン効いていても、全然平気であった。
だがこの数年、冷房が強く効いた場所に長くいることを辛く感じるようになった。

特に電車の中である。
毎朝通勤で電車のシートに座っていると、冷たい風がまともに体に当ることがある。
そのまま居眠りでもしようものなら、体調を崩してしまうような寒さだ。
なるべくそういうシートは避けたいのだが、混んでいればそうもいかない。

半袖だと風を避けることが出来ないと痛感した。
腕にまともに冷気が当たり、震えるまでいかなくても、腕に鳥肌が立ちかなり冷たくなる。
長時間そのままだと、体が重くなり、風邪をひいたように熱っぽくなることもある。
何度かそういう思いをして、電車に長く乗る時はやはり長袖を選ぶようになった。

地球の気温が以前より高くなり、その分冷房も強くしているのだろうか・・・
それにしても電車の冷房のコントロールというのは、何とも粗っぽく感じられる。
オンかオフの切り替えしか無さそうに見えるし、しかも大抵必要とされる状態と少しずれた温度になっている。
車内は空間が大きいし、乗客の人数も時間毎にまちまちなので、全体を上手くコントロールするのは難しいのだろうが・・・

以前知り合いが、倒れそうになるほど内部の気温が高い電車に乗ったことがある。
真夏に間違えて暖房をかけたのかと思うような状態で、他の客も皆汗ぐっしょりで顔を赤くしていたという。
さすがにこれは酷いと感じた知人は、帰宅後鉄道会社に文句の投書をした。
鉄道会社からはお詫びのメールが届いたという。

ところがそれ以降、その路線では逆にやり過ぎなほど冷房をガンガンかけるようになった。
あまりに強く冷房が効いており、毎日通勤の時に寒くて参ってしまうという。
僕もその知人の会社に向かう時、電車内の冷房が強すぎて閉口した。
後からその話を聞いて、何だお前のせいだったのか・・と言ったのを覚えている。

てっきり車内のあちこちに温度センサーがあって、その数値に基づいて機械が温度をコントロールしているものと考えていた。
しかし案外もっと原始的な仕組みなのかもしれない。
薪で焚く風呂みたいに、おーい、ちょっと熱いよーと言われて、はいよーとスイッチをオンオフしているだけなのかも・・・
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