価値

D3は、いろいろな分野のプロを満足させるべく、性能のバランスを考えたという。
最初はそれでは中途半端なことになるのではないかと思った。
しかし使っているうちに、そのことがD3のモノとしての価値を大きく引き上げていることがわかってきた。

たとえば何かと話題になる高感度の画質。
オーナーはその特質を生かすべく頭を働かせるだろう。
明るさと被写体の動きの組み合わせをじっくりと考えれば、今まで撮れなかった凄い物が撮れる・・・

それだけではない。
接写はどうだろう？
ライブビューを利用してきっと面白いことができるはずだ。
あの連写能力はどうだ？
飛行する昆虫が捉えられるだろうか？
そうだ、あの3Dトラッキングと組み合わせてうまく使うことが出来れば・・・

古いレンズの画質はどうだろう？
フルサイズになってレンズの評価がすべて変わってしまう。
誰も試したことが無いであろうレンズとの組み合わせを思い付くとわくわくしてくる。

このカメラは本当にオーナーを飽きさせない。
次から次へと面白いアイディアが思い浮かぶ。
D3はそれを実現させるための武器となるのだ。
あとは使う側の想像力と体力の問題なのだが・・・（笑）

D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED