閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

「ちいさいいすのはなし」

2006-11-18 09:35:15 | お知らせ(新刊)

  ぼくは、いすです。
  ちいさい こどもようの いすです。
  いすに なるまえ、ぼくは、ざいもくでした。
  もっと もっと まえは、やまに たっている
  いっぽんの きでした。

「絵本のつくりかた」の項でたびたびご報告していた
例のベニヤ板の絵本ができあがりました。
『ちいさいいすのはなし』(ハッピーオウル社)
(あ、原画をベニヤ板に描いた、という意味ですよ。
本は普通に紙でできています!)

 →画像はこちら

木目の印刷もきれいに出ていますので
そこのところ、よーく見ていただけるとうれしいです。
それから〈閑猫堂〉がどこに出てくるか、さがしてくださいね。

ハッピーオウル社は、スタートして3年ほどの
小さい出版社で、社長のイーノさんが編集長さん。
クリスマスギフトに間に合うように作ってくださいました。
書店に並ぶのは22日ごろになると思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

むじな

2006-11-17 08:44:05 | 日々

一昨日、納屋に置いてある鯉の餌の入れ物が
ひっくり返されていた、とMが言っていました。
猫かなあ。でも、うちの猫はしないはずだから、
野良猫か、あるいはもう少し大きめの…
と思っていたら、犯人がわかりました。

むじな。
このへんではアナグマのことをそう呼びます。
タヌキをむじなという地方もあるし、
タヌキの夏毛がむじなで、冬毛がタヌキだとか、
人を化かすのがむじなだとか、その逆だとか…
ややこしいですが、今回目撃されたのは、アナグマ。
猫より一回り二回り大きくて、タヌキより白っぽく、
平べったい感じの動物です。

今年の春ごろにも、ときどき家のまわりに出没していました。
草むらに顔をつっこんで何やら夢中でがさごそしていて、
近づいてもいっこうに気がつかないみたいなので、
のぞきこんで「こらこら」と言ってみたら、
「はっ」という顔をして、ぴゅーっと逃げてったこともあります。
お目々はちっちゃくて色が薄く、どうやらかなりの近眼。
ほとんど鼻を頼りに餌を探しているようです。
目的は鯉の餌じゃなく、その隣のドッグフードだったらしい。
前にも買ったばかりのジャーキーを盗られたので、
がっちりふたの固定できるバケツに入れてあるのです。

餌付けしようと思えば簡単にできそうだけど、それはしない。
わるいけど、野生動物には、自然食がいちばんですから。
今朝はアトリエの地下室にいたそうです。
住みついちゃったのかな。
せっかくだから名前くらいつけてあげようか。
ムジタロウくん。
「無印良品」みたいですね。

そういえば地下室の先住者コウモリさんは
かなり早く冬眠態勢に入っていたのですが
いつもいた天井にこのごろ見当たりません。
どこかのすきまにもぐって寝てるのかもしれないです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猟期

2006-11-16 08:30:03 | 日々

お昼前、隣の山でカラコロと鈴の音。
うちの猫の鈴とは違う、カウベルのような鈴。
猟犬が来ている、とすぐわかる。
11月15日。狩猟解禁の初日。

急に猟犬が激しく吠える声。
うちの猫が外にいたら危ないな。
と思って玄関から出たとたん、すぐそばで、ぱあんと銃声。
とびあがったくらい大きな音。すごく近い。
ちょっと間をおいて、2発目、すぐ続けて3発目。

家のすぐ裏の、川の向こう岸、ほんの数メートルのところに、
大きな猪が横だおしになって、もう動かなくて、
黒白ぶちの犬がしきりに噛みついていました。
あとから急斜面を滑り降りてきたハンターのおじさんは、
よしよしと犬をほめ、鎖でつなぎ、無線で仲間を呼んで、
さっさと手際よく猪を運んで行ってしまいました。
20年住んでいて、こんな近くでは初めてのこと。

うちの庭や畑をさんざん荒らした猪だ。
と思ってみても、うれしくない。
あとからゆっくりと怖くなり、それから悲しくなった。

あれは先月の半ばごろだったかな。
夕方、薄暗くなる5時ごろまで苺畑にいて、
「さあ、いのさんが出るから、帰るよ」と猫に言いながら、
立ち上がって、からん、とシャベルを置いたとたん、
川向こうの斜面を、ざざざざっ、と駆け上がっていく気配。
動物、重たい動物、それも1頭や2頭ではない数でした。
え、もうそこまで降りてきていたんだ、と驚いた。
…あの中に、いたかもしれない1頭。

夜になって、ハンターが謝りに来ました。
人家の近くで発砲してはいけないのに、
犬が猪にやられそうになって、あせって撃ってしまった
と言っていました。
猟期は2月15日までです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぐるめ猫

2006-11-15 09:11:44 | 日々

朝、ミルクティーをいれようと冷蔵庫から牛乳を出すと、
どこからともなくチリチリと鈴の音がして
「みやぁ、みやぁ、みやぁ」…
まるで子猫のように高い声で鳴きながらあらわれるのは、
茶々姫=ちゃけです。
すもものことを書いたから、お茶々のことも書かなくちゃ。

焦げ茶、というか、コーヒーデニッシュみたいな感じの
ちょっとぼさぼさした縞模様。
拾い猫ばかりの中で、唯一の貰い猫。
ニューヨーク9.11テロ事件の翌日に来ました。
お母さんは「ケバ」といい、近くのお寺で健在です。

すももがわたしのパソ猫なら、ちゃけはKのお気に入りっ子。
そして、うちじゅうで一番の「おねだり猫」。
人間の食事パターンを完全に把握していて、
いつどういう状況で何がもらえるか、ちゃんとお見通し。
チーズカッターが出てくればチーズ、
収納庫の扉が開けばツナ缶(人間用)と、敏感に察知し、
人の足にカリカリ爪を立てて「みやぁ、みやぁ」の連呼。
(ときどき間違ってコーン缶に反応してますが…)

牛乳、卵、チーズ、クリーム、ケーキ、大好き。
焼き魚のときは、テーブルの横で「立って」います。
ほんとは、猫に人の食べ物を与えてはいけないのです。
とくに、ちゃけは結石のできる持病があって、
塩分も肥満も気をつけないといけないのですが…
おねだりに負けて、ちょびっとだけ、あげてしまう。

同じように飼っていても、猫の性格はいろいろで、
人の食事を欲しがる子も、あまり興味を示さない子もいます。
誰もいなくなればつまみ食いをするのが、珊瑚と真鈴。
(ほぼ正常な猫の姿)
とったこともないし、あげても食べないのが、すもも。
(やや屈折している…)
昔はお箸の先からでもひったくっていた、こだま。
(のぞみと2匹でちび猫ギャング団と呼ばれてました)
こだちゃんは、年をとってすっかりおとなしくなり、
いまや食卓は茶々姫のひとり舞台です。

昨冬、うちの猫はみんな悪性の風邪をひきました。
ときどき遊びに来ていた野良にうつされたようです。
ちゃけはとくに重症で、骨と皮状態に痩せてしまいました。
病気でも、ごはんを食べられるうちは、猫は大丈夫です。
3日以上食べないと、生命力はみるみる落ちていきます。
あたたかくして、スポイトで水を飲ませ、高級缶詰や
卵の黄身など、1さじずつ口に押し込むように食べさせて、
2週間かかって、ちゃけはようやく「生き返り」ました。

…どうやら、それ以来です、おねだり猫になったのは。
病猫生活ですっかりグルメになっちゃったのです。

おねだりって、わたし、あんまり得意じゃない。
ちょうだいちょうだいと手を出すのはお行儀が悪いって、
ガマンするのが良い子だと躾けられて育ちましたもん。
でも、おねだり上手の子のほうが、結局は得をするんだよね。
お茶々なんか、爪まで出してるのに可愛いぞ。
いいな、猫って。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なくした

2006-11-14 08:29:10 | 日々

真夜中にするりと布団に入ってきた猫。
あれ? すもも?
尻尾が短くて、さわると甘噛みするから、すももです。
でも、なんだか変だ。と思ったら、首輪がない。
またなくしてきたの?

うちの猫は5匹のうち4匹が首輪をしています。
珊瑚と真鈴は、おそろいの青と赤の色違い。
上から見るとどっちも黒猫なので
(さんちゃんはおなかが白く、目の色も違うのですが)
ぱっと見て区別しやすいように。
首輪には小さい鈴がついていましたが、
きょうだい猫はひんぱんにじゃれて遊ぶため
鳴るとにぎやかすぎるからはずしてしまいました。

すももはピンク系の首輪に「コロコロ」の鈴。
ちゃけはヒョウ柄の首輪に「チリチリ」の鈴。
この2匹はそれぞれ単独で来た子猫だったので、
小さい頃から鈴つきです。小鳥を捕らないように。
でも、最近はあまり狩猟に興味を示さなくなったから、
そろそろ鈴もいらないのかな。

やぶの中や狭いところにもぐりこんだりする猫は、
首輪をひっかけてしまうことがあります。
すももの首輪は、ひっぱると簡単にはずれるタイプなので、
これまでにも何度もなくしてきました。
鈴だけ落としてきたこともあります。

どうする、すもも? 新しいの、欲しい?
それとも、ないほうがいい?
(猫は返事をしないので、考えるのも買うのもわたしですが)
ねえ、パールの首輪とか、純金の鈴とか、欲しくない?
(いえ、言って遊んでるだけです、ご心配なく…)


ところで、
『あみもの』の項で「美術は毎日1~2時間」って書きましたが
「2~3時間だよ」と本人から申し立てがありましたので
訂正しておきます。
(しかし、その時間、他のクラスは何をしているんだろう?)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぱそ猫

2006-11-13 08:15:09 | 日々

すももは、尻尾の短いサバ縞の、パソ猫です。
パソコンのできる猫、ではありませんよ。
(キーボードを横断して暗号文書を作成したことは数回…)
パーソナルキャット。わたしの専属猫。
というより、わたしが、すもも付きの「ばあや」ですか。
すもも嬢さんは、気位がお高くていらっしゃいますから、
うっかり手を出すと即座に噛みつきなさいます。

飼い猫は、ふつう1日に14~20時間くらい寝るそうです。
すももは、その大半を、わたしの部屋で寝ています。
仕事用の椅子の隣に、もうひとつ小さめの椅子を置いて、
クッションにタオルをかさねて、そこが指定席。
椅子でなければ本棚の上。
足の裏や耳の端がちょこっと見えている。
降りてくるときは、キーボードとマウスパッドをよけて、
あれやこれやの隙間にピンポイント着地。おみごと。

ごはんのときは、ひとり「角を曲がったところ」で待っています。
他の子たちと並んで待つのは嫌なのです。
目の前にお皿を置いて「どうぞ」って言ってもらわないとだめ。
夜は、ばあやのおふとんに入って、当然のごとく腕枕を要求。
それも必ず左側でないと承知しません。
左があいていないと、顔をざらざらなめて起こします。
なぜだろう。心臓に近いほうがいいのかな。

すももがパソ猫になったのは、ちゃけが来てからです。
Kが貰ってきた子猫のちゃけを、みんながちやほや構うので、
(たしかに、むちゃくちゃ可愛かったんだな、お茶々は)
すもも嬢さんはすっかりグレてしまい、
ある日、ちゃけの首を噛んで大怪我をさせてしまいました。

わざとじゃないんだよ、ね。
ただ、ちょっと、うっかり、間違えちゃっただけだよね…。

今でも、すももとちゃけは「犬猿の仲」。
どんなに寒くても、くっついて寝ることはありません。
あれ以来、怪我するようなケンカはないものの、
顔を合わせれば、うなったり、頭をぽかすか叩き合ったり、
わざと猫穴の前にすわりこんで相手を閉め出したり…。
ちゃけは身体も大きく、尻尾も長ーい、ちょっぴり洋猫タイプ。
「黒胡麻おはぎ」もしくは「おいなりさん」と呼ばれる
ころころ和猫のすももは、どうしても劣勢です。

その結果…すもも嬢さんは完全に人間に依存し、
ばあやは嬢さんを甘やかし放題です。
今も、隣の椅子で幸せそうにひっくり返っていらっしゃる。
8歳のパソ猫、寝顔は子猫のまんまです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豪州

2006-11-10 10:36:26 | 日々

いまが「晩春」のオーストラリアからMが帰ってきました。
収穫、どっさりあったようですよ。
ただ、むこうは自然保護にものすごく厳しいため、
実物の鳥の巣は(古巣でも)おみやげにできませんでした。
正規の手続きには何ページもある申請書を提出して60日かかるし、
こっそり持ち出してみつかると没収の上、罰金千ドル!なので。
でも現地のガイドさんの撮ってくれた写真には、
なんとも嬉しそうにニマニマしながらスケッチをする姿が
たくさんうつっていました。

その他のおみやげは、
きれいなブーメラン。
カモノハシの置物。
エミューの卵の殻に彩色した民芸品。
堅い堅い殻つきマカダミアナッツ。
フェアリーレンとファンテール(小鳥)の絵のマグカップ。
などなど。

それから、やっぱり買ってきた!
「ブッシュ・ジャーキー」という怪しげな詰め合わせ。
カンガルー・エミュー・ビーフ・クロコダイルのテリヤキ風味。
お味のほうは…まだ誰も試食しておりませんが…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

螺旋

2006-11-09 09:34:34 | 日々

ついこのあいだまで「少しでも涼しいうちに!」と
朝早く犬の散歩をしていたのに、ふと気がついたら
「もうちょっと日があたってからね」と言っています。
くもの巣が急に少なくなって歩きやすい。
ポケには10回目の冬がやって来る。
去年拾った黒猫たちには2回目の冬。
火の入ったストーブのそばで目を細めて
「ああ、これこれ。冬はやっぱりこれよねー」と
満足顔のキジトラのちゃけには6回目の冬。
犬や猫は「去年のいまごろ」のこと、おぼえているのかなあ。

季節が循環するものだということを知ったのは
いつだったんだろう。
はっきりおぼえているのは小学1年生の夏休み。
ごみを出してきて、と言われて、アパートの階段を降りて、
焦げつきそうな太陽の光の中に一歩出たとき、
「あ。これ知ってる。前にも見た」と驚いた。
夾竹桃の花が咲いていて、
母の縫ったそでなしのワンピースを着ていた。
それは去年も着たお気に入りのワンピース。
パステルカラーのりんご柄のプリント。ポケットが2つ。
でも少し小さい。すそも短い。きっと来年はもう着られない。
ぼんやりそう思いながら、真っ白い日ざしの中に立っていた。
前にも後ろにも、はるかな時間のひろがりが見えて、
自分がとても小さいような気がした。

それから季節はぐるぐる、ぐるぐるとまわりつづけ、
螺旋階段の途中で足を止めて見下ろすたびに、
ぽつんと立っているりんごワンピースの子が見えます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風・烏賊

2006-11-08 08:18:15 | 日々

一日じゅう冷たい風がぴゅうぴゅう吹いていました。
午前中は桃の葉が大量に散っていて、午後は柿の葉。
まだ残っていた花なども急速にしおれていきます。

夕方、台所で3ビキの烏賊と格闘する。
(烏賊ってどうして1パイ2ハイと数えなきゃいけないんだろう。
こんな足があるやつは「3ビキ」と呼びたい気分)
魚介類全般は好きだけど、烏賊はやや苦手なほうです。
あまり愉快でない思い出があるため刺身は食べないし、
塩辛も作るだけで食べるほうはパス。
Mがいるときは料理をおまかせしちゃうので、
いないときには買ってこないのですが、
きょうは自称「とれたて新鮮」な烏賊が「コンニチワ!」と
むこうからやってきてしまったので…
わたしひとりでなんとかするしかない、という状況。

えーっと…とりあえずパーツに分解して、
スミの入ってる袋は破らないようにそーっとはずし、
ワタと足は塩辛にするため塩をまぶして冷蔵庫へ。
あらためて見ると、ものすごく変なイキモノだ、烏賊って。
宇宙生物みたい。よくこんなものを食べる気になるなあ。
(いえ、わたしも加熱すれば食べるんですけども)
胴の薄い皮をむくのがなかなか難しいですね。
しうしうと音を立ててむけると、ヤッタ!と嬉しい。
2ヒキはお刺身用に冷凍庫へ。
1ピキは今夜のおかずに揚げてみよう。

じつは烏賊を揚げるのも苦手ですが(油がハネるから)、
逃げてばかりでは駄目だ。レッツトライ!
と、なぜか、いつになく前向きなわたくし。
ちゃんと皮をむいたので、ハネないで上手に出来ました。
ほらあ、出来るじゃないか、と自分で言いつつ食べる。

薪ストーブに火が入りました。
半年ぶりに焚いたのに、すらすらと気持ちよく燃えました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カレンダーを買いに

2006-11-07 11:15:14 | 日々

11月に入り、年賀葉書が発売されたりすると、
そわそわと気になりだすのが来年度用のカレンダーのこと。

まだ早いよね、と思っているうちにどんどん日が過ぎて、
カレンダーの最後の紙になってしまうと、急に心細くなる。
リレーで走ってきたのに次の走者がいないみたいな。
まるで世界が12月31日で消滅してしまうような。
…いえ、まさかそんなことはないですが、
翌月分の書き込みができないのは現実に不便なので。

毎年、使いやすいカレンダーを調達するのは、
年賀状よりも重要なこと、かもしれません。
ぎりぎりになって、イマイチなのしか買えなくて、
まあしょうがないや、と使い始めたりするけれど、
そのまま1年間イマイチだなーと思い続けるのはつまらないし、
かといって、こういうものは、途中で買い直さないし。

とりあえず必要なのは4つ。
1 居間の壁にかける大きめのカレンダー。
2 電話のそばの本棚に置く小さい卓上型カレンダー。
3・4 個人的に飾って楽しむカレンダー。

1がいちばん難しい。
数字がやや大きめで離れたところからはっきり見えて、
余白がじゅうぶんあって家族全員の予定が書き込めて、
絵や写真や広告などは一切なし。
幅は40センチ以下。日曜始まり。12枚綴り。

この条件をすべてクリアして、しかもデザインも良い、
というカレンダーを探すのは、地元では難しいので、
いつも11月になると、わたしはなにかと口実をつくって、
電車に乗って遠くまで買いに出かけることになります。
で、昨日、まずまず理想的なのをゲットしてきたので、
ちょっと安心しているところ。
(そうか、カレンダーは文具店より書店のほうが
そろっているんだな…って、今ごろやっと気づいたり…)

実家にいたころは、父の仕事の関係で、
毎年同じ印刷会社のカレンダーをもらっていました。
はっきりした読みやすい数字と、書き込みのできる余白。
バランスの良いレイアウト。厚くもなく薄くもない紙。
ほんのわずかだけ使ってある色の美しさ。
記憶にある限りデザインは一度も変わりませんでした。
とびきりシンプルで、でも、そっけなくない、飽きない。
あれ以上のカレンダーは探しても見つからない。
今でも作っているでしょうか。
きっとていねいないい仕事をしている会社なんだと思います。

さて、3・4は定番なので、いち早く通販で入手ずみ。
子猫の写真が毎月変わるカレンダーは、わたしの部屋に。
そして「アタゴオルカレンダー」は、熱烈ますむらファンのKの部屋に。
(でもねー、のんびり猫のヒデヨシの姿を1年中眺めていたら
お勉強する気など、起こるわけがない、か…)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする