<77> 果 実 (1)
果実は 営みにおける成果の現われ
見よ この艶やかなる色と誇らかな輝きを
これこそ明日へ望みを繋ぐ喜びの象徴
感謝のほかない天与の賜物としてある
秋が暖かかった故か、果実の色づきが遅れていたが、立冬を過ぎて本来の色になって来た。果実は花に劣らず色彩がはっきりしていてよく目につくものが多い。 これは果実を生らせる植物の意思と知恵であろう。そして、 果実には美味しいものが多く、 ここにも知恵が覗える。つまり、 果実は動物たちに食べてもらい、 その動物たちに果実の中の種子を他の場所に運んでもらって子孫を残す段取りをしているわけである。 これは、花を咲かせ、 果実を生らせる植物たちが遠い昔からやって来た手立てであって、実に高等的であると言える。 今回は大和の山野で見かけた果実の紹介をしたいが、多数にのぼるので写真を三回に分けて掲載したいと思う。
写真は左からヤブコウジ(奈良市・矢田山)、コムラサキ(下北山村前鬼)、ジャノヒゲ(明日香村八釣)、レンゲツツジ(天川村・観音峰)、ムロウマムシグサ(下北山村前鬼)、ツリバナ(同)、サルナシ(同)、ヤドリギ(五條市西吉野町)、ボタンヅル(天川村・観音峰)、ヤマブドウ(上北山村・大台ヶ原山)。
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