<3346> 余聞 余話 「オシドリ見参」
それぞれに今を生きゐるものたちの生の風景そこここに見ゆ
馬見丘陵公園の上池にオシドリが飛来し、このところ愛鳥家の間で話題になっている。どこの探鳥会か、メンバー十数人が四、五十メートルほど先の対岸の繁みに双眼鏡やフィールドスコープを向けて一斉に観察していた。マガモたちが居場所にしている辺りで、珍しいカモでも来ているのかと、双眼鏡を目に当てている一人に聞いてみたら、オシドリだという。馬見丘陵公園では珍しく、四百ミリ望遠レンズをつけて撮った。
撮影にはほぼ限界に近い距離で、半信半疑でシャッターを切った。かなりトリミングしてここに紹介する写真になった。私が目にしたところではオスが三羽、メスが二羽。ほとんど同じ場所であまり泳ぎ出して来ないので、これ以上の写真は撮れないと思い、十数コマシャッターを切って撮影場所を離れた。サクラが咲くころにはマガモとともにオシドリも池を後にするのだろう。 写真は雌雄で泳ぐオシドリ(右がオス)。
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