<1305> サクラ ( ソメイヨシノ ) 満開
見渡せば 右も左も 桜かな
大和ではこのところの暖かさで、桜前線のサクラで知られるソメイヨシノが満開になった。昨日と打って変って快晴の天気に満開のサクラは映えて花見をする人も見られた。明日より当分雨模様という予報なので、今日は花見に貴重な日かも知れない。ウイークデーだが、夜桜には多くの人出があるのではないかと思いながら満開の花にカメラを向けたことではあった。
サクラはバラ科の落葉高木で、春のこの時期に枝木いっぱいに五弁の離弁花を咲かせ、樹冠が花で被われる。普段は地味で目立たない木であるが、花を咲かせるこの時期の十日ほどはみごとな晴れ姿を披露する。不断目立たないだけに、花のアピールは効果的で、眺める者を魅せてやまない。
で、サクラは日本の国花としてあげられているが、サクラ好きの日本人は全国津々浦々にサクラの植樹を行ない、いたるところに花見の名所を生み、町中の公園なんかでも、花が咲くこの時期になると、誰とはなしにぼんぼりなどを取り付けて花見をする様子がうかがえるほどである。
とにかく、この時期には、右を向いても左を向いてもパッと咲いたサクラが目に入って来るという具合である。このようなサクラを見ていると、サクラは名実ともに国花たるにふさわしい花だということが思われて来る。 写真は馬見丘陵公園のサクラ(左)と三室山(斑鳩町)のサクラ。
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