大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

日ごろ撮影した写真に詩、短歌、俳句とともに短いコメント(短文)を添えてお送りする「大和だより」の小筥集です。

大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

2016年03月15日 | 写詩・写歌・写俳

<1537> 金 剛 山 積 雪

         葛城の 金剛山に 春の雪

 この間、藤原岳(滋賀三重県境・一一四四メートル)に登ったとき、金剛山(一一二五メートル)と比較して金剛山のこの時期には雪がない旨のことを記したが、昨日から今日十五日にかけて日本列島は冬型の気圧配置となり、冷え込んだため雨が雪に変わったようで、昨日は三センチ、今日は午前七時現在十七センチの積雪となり、隣の葛城山(九五九メートル)とともに山の上部一帯が白くなった。

      

  麓の大和平野からもこの積雪の状況は確認出来た。東に当たる音羽山系(桜井市)の山々にも雪が見られた。平地ではウメの花が盛りを過ぎ、菜の花やサンシュユなどの黄色い花が目につくようになった。東大寺二月堂のお水取りが終わり、春日大社の御田植祭があり、大和はいよいよ春本番であるが、昨日、今日は寒の戻りで、金剛葛城山系の高所には積雪があった。という次第で、今日は日中も大気が冷たく感じられるほどだったけれど、ヒバリの初鳴きも聞かれた。では、今一句。 空高く 大和平野に 初雲雀   写真は積雪で白くなった金剛山の山頂付近(十五日午前十時二十分、御所市内から撮影)。

 


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