<915> 啓 蟄
昔より梅に雪とは言はれけり 戻り寒波の寒き一日
二十四節気の今日は、立春、雨水に続く啓蟄である。期間では今日から春分の日の前日までを言う。春に向って暖かさを増し、地中に籠る虫たちが這い出て来るという季節になったということであるが、戻り寒波が厳しく、当分の間、真冬並みの天侯が続くと予報は伝えている。
梅の季節で、奈良市の月ヶ瀬梅渓に出向いてみた。梅は咲き始めで、ほとんどがつぼみで、見ごろは来週半ば以降ではないかと思われる。今日は季節風の強い一日で、ときおり激しく降る雪をともない咲いた花にも降りかかるのが見られた。 写真は左から降る雪の中で咲く白梅。視界を閉ざすほど降る雪。雪が止んだ後に出来た日暈(ひがさ)。いずれも奈良市月ヶ瀬で写す。
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