うちの会からは、キャプテンの私、wasabiさん、まっちゃん、木田さん、小野君の5名が参加。今回は、結構強力な選手が揃ったので、そこそこの結果が残せると期待したのだが・・。
前日朝から5名がそれぞれ持ち場の船宿に分かれて試釣した。最もエリアの広い堀井は小野君に任せ、あづまはまっちゃん、小松屋は、木田さん、中島屋はwasabiさん、平野は私が担当することにした。
私は、中島屋から船を出し、状況を伺いながら平野方面にゆっくり船を漕いでいくと、既に水道管周辺は浅ダナで入れパク状態。その後、担当の平野エリアの状況を見るために、一旦上陸し、陸上から徒歩でベロ奥を観察すると、ここも入れパク状態だった。
とりあえず、得意のベロ奥の公園側に船を着け、対岸の本命ポイントの様子を伺いながら試釣をすることにした。
10尺ウキ2本残しの底釣りで開始すると、新べらの気配は全くなく、ウキもほとんど動かない、たまに当たるのは全て良型の地べらだが、枚数は伸びない感じだった。宙は全く当たらず、竿を14尺に伸ばしてみても状況は変わらなかった。それに対して対岸の船宿側は、入れパクは朝だけで終わってしまったものの、魚が回ってくればポツポツと新べらが釣れるようで、タナは、2本ほどの深宙が良いように見えた。釣れるポイントは、奥過ぎず、手前過ぎないほんの一角だけで、1人か2人先に入られてしまうと一杯になってしまう感じだった。水道管手前の護岸の切れ目とベロ奥とでどちらが釣れそうかまでは、分からなかったので、どちらを狙うかは一晩かけて考えることにした。
試釣の結果、私と小野君は何とかなりそうな感触を得られたが、他の3人はかなり苦戦しそうだと感じた。
午后時からは日研本部主催の晩餐会(前夜祭)が盛大に行われ、各支部の自己紹介では、例によって私の毒舌が炸裂した。
いつものように、プレッシャーから来る極度の緊張で、一睡も出来ず、長い夜を過ごし、ようやく本番の朝を迎えた。
平野でクジを引くと私の出船順は、23チーム中15番と微妙な順番だった。多くの選手が水道管方面に向かう中で、浦和の橋本選手と取手の田上選手だけがベロの奥に向かった。私は、田上選手の後を追ってベロ奥に向かうと既に橋本選手と田上選手が私の狙っていたポイントに並んで船を着けていた。両選手の船の間隔が微妙だったが、ここは強気に両選手の船の間に割り込み、船を着けることにした。今まで船付けに苦労していたが、今回は予め水棹を前打ちすると、いとも簡単に水棹が刺さり、すぐに釣り開始。
14尺2本の両ダンゴで開始すると、数投は、エサが甘く、馴染まなかったが、5投目位で当たってきて、開始10分で5枚釣れた。予定どおりのロケットスタートを決めたが、ロケットの2段目に着火せず(魚が両隣に異動)、失速。その間に両隣の選手に追いつかれてしまった。
その後は、新べらが回ってきたときだけウキが動くが、中々食わせられず、1、2枚拾っただけで魚が居なくなってしなうパターンの連続だった。終盤はようやく深いタナに魚を集中させられるようになったものの、最後まで上手く食わせられず、41枚で終了。地べらは1枚しか混じらず、目方は、8.2kgしかなかった(平野で2位)。両隣は、私とは違い、半分近く地べらを揃えたものの、枚数は、私の半分ほどだったため、私の方が目方も勝っていた。
さて、あとの4人はどの位釣ったのかドキドキしながら本部の中島屋に戻ると、小野君は、さすがに頑張って、11.26kg(堀出で3位)と期待通りの釣果だったが、静水会支部の赤堀選手は、15kgも釣ったとのこと。まっちゃんも3.72kg(あづまで2位)と大健闘だったが、wasabiさんは、1.16kgとブレーキ、ポイントに恵まれなかった木田さんはオデコに終わってしまい、計24.34kgだった。
優勝は、ブッチギリの31kg台で静岡の静水会支部が2連覇。2着から5着までは、極めて僅差で共に24kg台だったが、うちの会は、その中でも一番下の5着に終わってしまった。あと、1枚釣れていれば2着・・・、と言っても、後の祭りだ。
それにしても、今回の大会は、レベルが非常に高く、すごく面白かった。やっぱり野釣りはポイント選びと釣り方が全てだ。管理釣場の釣りより面白いと思う。
全国から集まった選手の皆さんお疲れ様でした。そして、大会運営をして頂いた本部役員の皆さんお世話になりました。来年こそは、10回目の優勝を目指し頑張るぞ!っとブログには書いておこう。