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マルキュー藤田の釣日記

熱い釣りの記録や思いをお伝えします

キャスティングへら大会 筑波湖 10月29日

2017-10-30 17:49:35 | 旅行記
2週続けて台風による大雨の中での釣りになってしまった。何と、4週連続でテント生活である。
座席抽選をすると、前週に例会で入った4号桟橋先端よりが当たった。先端から5人目ではあったが、まあまあの場所だ。私よりもっと良い場所を引き当てた方もいて、K寄さんは、6号桟橋の1番突端、O田さんは5号の先端から2人目、W引さんも4号桟橋の先端から2人目が当たった。
前週と同じ仕様で、11尺チョーチンウドンセットで開始。すると、5、6投で1枚目が釣れ、10投位で2枚目が釣れ、これは・・と変な期待をすると、3枚目を釣るのに30分位かかってしまった。一方、対面のO田さんは中尺1mで2投目から入れパクが続き、あっという間にフラシ交換。W引さんも絶好調のようだ。
私の方は、魚が回ってくると、良い感じでウキが動き、釣れて来るが、居なくなってしまうと全くウキが動かなくなってしまう、完全な回遊待ち状態。日中は回遊を待つ時間が長くなってしまい、やっとこ19枚で終了。それでも周囲ではブッチギリだったのだが・・。
トップはH山(弟)さんが21kg?台。2着はあO田さん。3着は18kg台だった。
 W引さんも中山sさんもそこそこ釣ったが、私同様、表彰対象の3位以内に入れず、しかも、3人とも仲良く?抽選でも何も当たらず、雨だけに当たって寂しく帰宅となった。
 

水中の酸素

2017-10-27 20:07:04 | ウンチク
 魚といえども動物なので生きていくためには酸素が必要だ。では酸素はどのように水中に供給され、どのように酸欠が起こるのか。ここでは管理釣場を例に考えてみたい。

まず思い浮かぶのは、揚水している地下水からの供給である。しかし、池の大きさ(水の容量)に対して汲み上げられる水量は極端に少なく、また、入っている魚の酸素必要量から計算しても、揚水から得られる酸素量では全く足りておらず、酸素供給限としてはほとんど役にたっていないと思われる。そもそも、地下中の酸素濃度は、非常に低いのが普通だ。

揚水している地下水からの酸素供給がほとんど期待できないことを考えると、管理釣場はでっかい水溜まりに大量の魚を放している状態だ。
次に考えられるのは、水車やブロアーなどによる曝気だ。(そもそも、曝気を行う機器を設置していない管理釣場もあるが、それは論外として。)水車はコイなどの養殖池にも必ず設置されている。これは、酸素供給する非常に有効な手段だ。管理釣場では、夜間に水車を回すが、これは非常に理にかなっている。後で述べるとおり、夜間は日光がないため、植物プランクトンからの光合成による酸素供給がなくなるだけでなく、植物プランクトン自身も呼吸により酸素を消費するため、酸欠に陥りやすいためだ。

更に考えられるのは、空気と水面の接触による水面からの酸素の溶け込みである。これは池の容積(水量)に対する水面の比率と水面のかく乱の程度(風や波)によって決まる。水面からの酸素供給の程度は良く分からないが、水深5、6mもあるような深い池では、その程度は小さいと思われる。エアレーションのない小さな水槽で金魚を飼うと、いわゆる鼻上げ行動をするが、これは、水面の酸素が溶け込んだ水を取り込み、何とか酸欠を凌いでいるのである。

実は、酸素供給源の主役は、何を隠そう水中の植物プランクトンである。プランクトンといえども植物なので、光合成により酸素を生産するのである。

しかし、植物プランクトンによる光合成は、光の届く層に限定され、光の届かない深い水深には酸素は供給できない。前述のとおり、当然、光のない夜間は酸素を供給しないどころか酸素を消費する立場になる。
朝の喰い出しが悪かったりするのは夜間に酸欠になってしまった影響が強いと思われる。日中、日差しと共にウキが動き出すのは皆さん経験済みのはず。また、曇りの日は酸欠が日中になっても中々解消しないため、喰い渋る事が多いものと考えられる。

一見透明度が高く、水が綺麗に見える管理釣場があるが、植物プランクトンが少ないことから濁った釣場より酸欠を起こしやすい場合がある。
コイの養殖場では、昔から「水作り」が重要とされていた。「水作り」とは、すなわちアオコを中心とした植物プランクトンを十分繁茂させることで、水中への酸素供給と水質の安定に役立つ。

それでは、夏と冬でどちらが酸欠に陥りやすいか
実は、実際に酸素濃度を観測したことがないので分からないが、夏と冬でそれぞれ以下のように考えられよう。
夏では、まず、化学的には、水温が高い程、水に溶け込める酸素の量が減るので夏は冬と比べてそもそも条件的に厳しい。
さらに、夏は、高水温により、魚の代謝量が多くなり、魚が生きていくためには冬より多くの酸素が必要になる。

一方、残餌や排泄物など有機物の腐敗も活発で、酸素を多量に消費する。特に有機物が溜まる底付近では、酸素消費が激しい。また、日差しや高気温で水面近くの水温が底層の水温より高い状態が継続し、底層と表層との水温差から水の上下混合かが起こりづらく、底付近での酸欠は非常に解消しづらい。冷たい水ほど深いところに溜まりやすく、このため、最深部では常に酸欠に陥りやすい。夏場は、浅場や駆け上がり以外での底釣りは厳しい場合が多い。

それでは冬はどうだろうか、
冬では夏とは逆の現象がみられる。魚の代謝は低くなり、酸素消費量は減るものの植物プランクトンの活性も低くなり、酸素供給が減る。残餌等の分解速度が遅くなり、酸素消費は夏より少なくなる。また、夜間などに水面が冷やされることで、水の上下混合が起こりやすく、底付近での酸欠は夏と比べると起こりにくい。

私の通っている水沼ダムでも以前、酸欠を経験したことがある。
6月頃だったと記憶しているが、酸欠の2週間前までは、良い感じで濁っていたのが、翌週にはかなり透明度が良くなり、水中には肉眼でも動物プランクトンが大繁殖しているのが確認できた。透明度が高くなったのは、動物プランクトンが植物プランクトンを食べてしまったためだ。さらに1週間後の早朝には、へらはダムのあちこちに大群をなして鼻上げをし、何かにびっくりすると「バシャ!」と、ものすごい水音をたてて水中に潜るが、暫くするとまた、パクパクと音を立てて一斉に鼻上げをするのが見えた。植物プランクトンが枯渇したのと同時に大量発生した動物プランクトンが酸素を消費したための酸欠と思われる。たまたまその日は例会にあたっていたのだが、大群が目の前に通りかかり、喜んでそこにエサを送り込んでも魚は驚くことはあっても、エサに対しては全く反応しなかった。幸い、日中になり日差しが出ると次第に酸欠が解消したらしく、魚の鼻上げはみられなくたったが、釣果は貧果に終わってしまった。

実は、私が調査している福島沖の太平洋の底でも春から初夏にかけて大規模な酸欠が発生し、移動できない貝などが死んだり、底魚が右往左往して、大量に網に掛かったりすることがある。海でも酸素の供給限は植物プランクトンが発生する酸素と水面からの酸素の溶け込みに頼るしかないのである。海中で海水の上下混合が起こらないと光が届かない深層では酸欠が進行する。

日研いわき支部10月例会 筑波湖 10月22日

2017-10-23 17:18:12 | 釣行記
 台風の影響により、大荒れ必至の例会が予想され、会長としては、事前に中止することも考えたのだが、前日からの試釣組もいることから、例会を決行することにした。常識ある会員は欠席となったことから、参加はゲストを含めて9名と寂しい例会となった。
 筑波湖に到着すると、5組の例会がキャンセルになったとのことで、うちの会と日研水戸支部さんだけでの例会となり、釣場は、ガラガラ状態。さすが日研は野釣り主体の会だけあって、悪天候には慣れているということか・・、世間からすれば大バカである。
 激しい風雨の中、4号桟橋突端付近で11尺チョーチンウドンセットで開始。10投程で釣れだし、良い感じになったが、トラブル連発で餌打ちを休む時間が多くなってしまった。トラブルの半分は自分の不注意によるもので、自分の責任なのだが、イライラによりブチギレ寸前状態。トラブルで餌打ちを少しでも止めてしまうと、途端にウキが動かなくなり、再び魚を寄せるのに10投位要してしまう。魚が寄れば、アタリっきりになり、入れパクになるのだが、またトラブルで・・。
 日中になるとますます風雨が激しくなってきたので、12時に納竿とした。
 結果は、49枚、38.8kgで1着。2着はゲストで参加していただいた中山sさんが1mで24kg台だった。
 さて、今度の日曜は、キャスティングの大会でまた筑波湖の予定。良い場所は当たればと思っているが・・。土曜は椎の木湖でのフレンドシップがあったのだが、今回は、学会出席で参加できない。

魚の痛覚、人の心の痛み

2017-10-19 20:02:35 | ウンチク
 魚には痛覚がない(痛みを感じない)と聞いたことがあるが、本当だろうか。

 ネットで色々調べてみたが、よく分からない。ないという意見が一般的だったが、最近の研究では反論も出ているらしい。
 釣人としては、出来れば魚は痛みを感じて欲しくはないと思ってしまう。魚にハリを引っかけるという蛮行を出来れば平気な顔でしていたいという、勝手な都合だ。
 
特に痛みを感じて欲しくないなと思うのは、目にハリがスレた時だ。何故か目にスレると、滅多なことでは魚はバレない。目にスレてきた魚はいかにも痛そうで、引きも強いような気がする。さすがの私も目のスレだけは、罪の意識にさいなまれてしまう。しかも、目を無くした魚が結構釣れるので、仮に痛みを感じることはなくても、魚に相当のダメージを与えかねない。
 
大学生の息子を釣りに誘ってみると「魚を虐待して何が楽しいの?」という返事が返ってくる。さすがにこれには何も反論できない。この自分ですら、目のない魚や口の曲がった魚、エサ不足でガリガリにやせ細ってしまった魚を見るに付け、心が痛む。
 
せめて、釣堀や管理釣場では、魚が極端に痩せてしまわないだけの最低限のエサを与えるべきだと思う。採算上の問題や水管理上の問題もあろうが、無期禁固どころか無期懲役をさせられている罪のない魚には最低限の食料を与えるべきである。
最低限のエサとは一体どの位なのだろうか、魚を育てるためには1日に魚の体重の数パーセント(ドライ換算で)のエサが必要だが、育てる必要が無く、現状維持の魚体を維持していくことを考えると1パーセント程度だろうか。仮に10tの魚を収容しているとすると、1日に100kg程度、配合飼料として5袋程度が必要になる計算だ。当然、エサの必要量は水温等に左右されるので、冬季にはほとんど給餌を必要としない。また、エサを与えることで色々な意味で酸素消費量も増えるので水の管理はエサを与えない場合より神経を使う必要があろう。魚を10t放養し、春から秋の8ヶ月間、魚体重の1%給餌すると、2.4t(20kg×120袋)の配合飼料が必要と計算される。魚が良いコンディションを維持できれば、体力も付き、病気にもなりにくいし、減耗も少なくなるだろう。
 
新べら1kg当たりの単価とエサの単価を考え、経済的にもプラスになるような工夫は可能と思うが、いつどの位のエサをどのように与えるべきかは、養殖経験のない素人には難しく、経営者はすぐには習得できないかもしれない。
 
私の持論は、釣堀や管理釣場の経営者は、客商売としてサービスを色々考える以前に、魚を上手に飼う技術を勉強し、習得するべきと考える。お客様は神様という前にお魚様を一番大事にするべきである。私は、魚の管理が行き届いた管理釣場であれば、今より高い料金を払っても良いと考えている。魚を消耗品扱いするような釣場には、心情的に行きたくない。

日研福島地区代表者会議 須賀川釣仙郷 10月15日

2017-10-16 09:59:17 | 釣行記
今回も気乗りはしないが、いわき支部長を仰せつかっているため、釣仙郷に行ってきた。前回は3枚、その前は2枚でそれ以前もツ抜けした記憶がない釣場だ。
いつもはモジリなどほとんどない釣場だが、今回は活発なモジリが見られ、これは期待できるか・・と思ったのだが。24人参加。
中央桟橋で10尺浅ダナで開始。活発なモジリの中、出だしはそこそこアタリをもらえたが、日中はジャミの弱い触りだけになってしまった。しかし、今回はツ抜けを果たし、10枚、フラシ込みで3.92kgと大健闘し2着となった。殆どの選手は、3、4枚でオデコも数名出てしまった。
前日は100枚、当日は10枚・・、同じ釣りとは思えない。しかも料金を取る管理釣場だ。

湯崎湖月例会 10月14日

2017-10-16 09:24:31 | 湯崎湖情報(釣行記)
 前日から雨模様、しかも急に寒くなってしまった。気温は下がっても水温は急には低下しないだろうとよんで、先月に引き続きヒゲチョーチンでいくことにした。
 4号桟橋中央の3号向きで9尺ヒゲチョーチンで開始。
 雨模様のせいか、朝の出だしは悪かったが、次第に調子が出て、序盤は時間1フラシのペースで絶好調。と、うきゴム周辺が絡んでしまった。解こうとしたが、結び目がどうしても解けず、仕方なくそのまま続行すると、次の1枚が掛かった際に結び目から仕掛けが切れてしまった。
 仕方なく。8尺に交換するが、何故か調子が戻らない。ちょっと餌打ちを休むと魚がいなくなってしまい、その後、地合いを作るのが大変なのだ。
 それでも11時までに60枚を超え、お昼過ぎには6フラシを終えたが、ここでフラシを取りに行って帰ると全く釣れなくなってしまい、1時間で4枚しか拾えなかった。その後はやや調子を戻して終了し、113枚、58kgでトップとなった。2着はH山(弟)さんがチョーチン力玉セットで44kg。
 今回も中太トップを用いて、5目出しのバランスとした。自分の理想とする早い当たりが出出すとペースになるものの、魚の受けが弱くなり、ウキが馴染み気味になってしまうとどうしても待ち気味の釣りとなってしまい、ペースが落ちてしまった。午後からは魚自体の活性も落ちてきたようで、トロ掛けでは難しい地合いになってしまったように感じた。
 参考までにバラケはセット専用2、マッハ1、凄麸1、水1。
 月例会では、ようやく2勝目。さすがに来月はウドンセットになると思うが、抜きにはまだ早いので、難しい釣りになりそうだ。

日研個人ベストテン戦 10月9日 幸手園

2017-10-11 19:13:43 | 釣行記
今年もビックネームのトーナメンターが集結し、58人での決勝戦が竹桟橋で開催された。毎年参加しているが、間違って2位と3位に入ったことがあるものの、最近は、参加するだけに終わってしまっている。
この大会は、午前の釣座と午後の釣座のクジをそれぞれ引き、午前と午後で必ず逆方向の釣座が当たることとなっており、公平性に考慮している。競技は午前と午後の合計釣果で競うこととなっている。常連さんの話では、桟橋の中央あたりが魚が濃いとのことで、桟橋のどの辺が当たるかは運次第だ。
 くじ引きの結果、午前も午後も桟橋の先端寄りが当たった。これが吉と出るか凶と出るか・・。
 最近はこの大会で成績が悪く、釣り方が全くつかめていない。どうやったら釣れるのか見当もつかないのだ。とりあえず、最近、湯崎で練習している9尺一杯のトロカケで開始する。
 開始直後は、少しウキが動き、ポツポツ釣れ出したが、その後は一向にウキの動きが良くならない。いくらエサを打っていっても魚の受けがないのだ。トロカケでの理想的なウキの動きにはほど遠い状況の中、我慢しきれず、この1投で止めようと思っていると何故か釣れてしまい、しかも型が良いので、日中になれば・・などと甘い期待が裏目に出て、釣れない釣りをズルズルと引きずってしまった。
 結局、午前の部終了の1時間前に9尺一杯の一発セットに変更した。ウキはトロカケのままで、下バリはやや長めの40cm。中太トップの5目出しで、バラケがぶら下がっても沈没しない設定とした。間違ってもドボ宙と言われないよう、縦誘いも行わず、静かにじっとウキの動きを見ながらの釣りとなった。
 結果的には、セットの方が圧倒的にアタリがもらえ、良い感じを掴みかけたところで午前の部を19枚、正味14kgで終了。並びの見える範囲では、そこそこの釣果に思えたが、後ろ向きに入った2人の選手に釣果を聞いてみると、1人が40枚以上、もう1人も30枚以上釣ったとのことで、この時点でトップグループには10kg以上の差を付けられ、挽回はかなり厳しい状況だと感じた。
 午後からも9尺一杯の一発セットで開始。アタリは2割がズバッと入るアタリで、これはバラケを喰ってくるものだったが、8割は、1目盛ほど、ムズッと小さく押さえ込むアタリで、真冬のようなアタリが多かった。バラケが十分残っていても、ウキの動きが止まった段階で早切りしていき、逆に、良い触りが続いている時には、バラケが抜けてからも、しぶとく待って、決めアタリを乗せていく釣り方が良かった感じだ。型はやはりトロカケの方が良かったが、一発セットの方が圧倒的にウキは動いた。
 午後から33枚22.8kgを追加し、計52枚正味36.8kgで終了。
 結果は何とか8位に入賞し、来年のシード権を得ることが出来た。
 魚が余り濃くなく、ウキの動きが少ない中で、自分的には悶絶するくらい難しく、面白い釣りが体験できた。

湯崎湖チャレンジカップ 10月7日

2017-10-10 19:31:31 | 湯崎湖情報(釣行記)
今回は底釣り縛りである。底釣りといっても段底OKのルールだ。
 雨の中、4号桟橋5号向きで13尺一杯、下バリ40cmの段底で開始。底釣りは、圧倒的にバランス派なのだが、今回は、なんとなく段底で挑むこととした。
 2、3投で泡付けが出だし、釣れ出すが、次第に底が柔らかくなり、下バリが馴染んでしまうと、なかなかウキが動かなくなってしまった。一度ウキの動きが止まってしまうと、クワセが浮泥の中に埋もれてしまうのか、なかなか食いアタリに繋がらないが、それでもじっと待っていると忘れた頃にモゾッと当たって釣れて来る場合がある。しかし、これを待っていたのでは、日が暮れてしまうので、落ち込みに連動したアタリを狙うしかない感じだった。
 というわけで、早いアタリを狙いながら、何とか無理して釣りを続けたが、どう見ても底釣りの地合ではなく、素直にチョーチンをやればどんなに釣れるだろうかと考えながらの釣りになり、面白味に欠ける釣りになってしまった。
 結局、75枚、38.6kg釣り、1着となった。今回の釣りで、唯一得られたことは、底付近には、普段はチョーチンでも中々釣れてこない、まるで新べらのような綺麗な魚がたくさん溜まっていて、両ダンゴのチョーチンをやれば、幾らでも釣れそうだということに気がついたことだ。
 ということで、翌日の日曜は、早朝から12尺一杯の両ダンゴを試さずにいられなかった。実際やってみると、1投目からがんがん当たってくるではないか。魚を寄せなくても底付近には魚が一杯溜まっているようだった。しかし、両ダンゴで釣ろうとなるとやはり難しい感じで、スレが連発してしまった。今度の月例では、12尺一杯の・・・・などと妄想しながら、12尺を仕舞い、仲間が到着する頃には、何事も無かったかのように、いつもの短竿のチョーチンで釣りをし、お昼には納竿した。

魚の超能力

2017-10-05 17:58:59 | ウンチク
 超能力と書くと、あり得ない能力という意味になってしまいそうなので、ここでは、人間の想像を超えた能力という意味で書きたい。人間からすると想像を超えた能力に思えても魚としては普通に備えた能力なのかもしれない。
 
 へら釣りをしていて感じるのは、魚が桟橋と自分との距離をあの濁った水中で正確に把握していることだ。大きな大会などで人が大勢入ると竿の届かない沖目(桟橋で囲まれた所では、桟橋と桟橋の間の真ん中)に逃げ込んでしまう。
また、桟橋の方向も把握していて、カッツケなどでは、ハリ掛かりした瞬間、魚は、桟橋と反対の沖方向に突進して逃げようとする。掛かった瞬間に桟橋の方に突進してくる魚など、お目にかかったことがない。
 
 水中の震動は、魚の浮袋からウェーバー器官を通して内耳に伝えられる。魚の聴覚は極めて敏感で釣人が桟橋を歩き回らず、じっと釣りをしていても釣人から桟橋に伝わる微細な震動を感じ取るのだと思う。桟橋の方向や桟橋と自分との距離だけでなく、恐らく、桟橋の震動状況から釣人の数まで感じるのだ。

 一方、釣人の話声は水中にはほとんど伝わらないと考えられる。
大きな大会では、釣人の朝の入場時のいつもとは桁の違う足音でまず恐れをなし、その後もいつもとは桁外れの釣人からの震動で恐怖心を抱くのだろう。
 
 さらに、へら鮒が属するある種の魚のグループでは、魚は外傷を受けると、仲間に危険を知らせるため、警報フェロモンを出し、恐怖反応を引き起こすと言われている。大会などで魚が食い渋るのは、桟橋からの震動という直接的な原因だけではなく、恐らくは、桟橋の震動によるストレスでそれぞれの魚が警報フェロモンを出して、警戒するためと考えている。また、釣った魚をフラシに入れておくと、魚はストレスで警報フェロモン出し続けるものと思われる。土曜日にはある程度込んでいてもそこそこ釣れるのに日曜に同じ人数が入り、フラシを使うと釣れなくなるのはそのせいかもしれない。その意味では、自動検量器は同じ魚を何度も釣れること以外にも魚に不要なストレスを与えず、警報フェロモン放出を抑制できる効果があるのかもしれない。フラシの魚を放流すると釣れなくなるのは、警報フェロモンの放出と考えている。

余談1 近年、海上に巨大な風車を設置して発電を行う「海洋風力発電」が注目されている。茨城や福島の海でも既に風車が設置されている。この風車から発生する低周波の震動が周辺海域に棲息する魚類に与える影響(摂餌、成長)について懸念されており、様々な試験が行われている。

余談2 魚は水中の震動に敏感と書いたが、地震の影響はどうだろうか。釣人は、朝方に地震があったから・・とか、朝冷え込んだから・・、昨日雨が降ったから・・と色々理屈を付けて釣れない理由を考えるものである。全てが間違いで勘違いだとは言わないが、ほとんど的外れだと思っている。私の経験では、地震直後の5分程度は影響がみられるが、その後は全く影響ないと考えている。前日降った雨の影響や朝の冷え込みの影響については機会があったら書いてみたい。

ハリガネムシの怪

2017-10-02 17:58:05 | ウンチク
しばらくブログを更新していませんでしたが、釣りには毎週末行っていました。
2週間で湯崎2回、粟原、水沼それぞれ1回ずつ。
このため、肘は一向に良くなりません。

今週から、数回にわたって、釣行記とは別に、普段感じたり、考えたりしていることなどをアップします。

先日、東郷さんと並んで釣りをしていた際、ハリガネムシの話題で盛り上がりました。
という訳でもないのですが、第1回目はハリガネムシの話です。
長文になりますが、読んで頂けると幸いです。

 現在まで、色々な事に興味を持って観察してきたが、とりわけ寄生虫や虫コブの生活環の不思議さに関心を持ってきた。
 
 随分以前の私のブログでも紹介したが、ある秋の日に水沼ダムで釣友との勝負中に釣台の足元でハラビロカマキリが水中に落下した。カマキリは見事なカマ泳ぎで沖に向かって行ったので、タモですくって助けてやろうと思った瞬間、水中から大きなバスが現れ、カマキリは一瞬で飲み込まれてしまった。カマキリを救えず、かわいそうな事をしたと思っていると、1分後位にカマキリが水面に浮き上がってきた。どのようにしてバスから逃れたのかは分からないが、とりあえずは元気にカマ泳ぎを再開した。が、ちょっとおかしい。バランスを大きく崩しているのだ。よく見ると、カマキリのお腹から今まさにハリガネムシが出てきている最中で腹から出てきているハリガネムシは水中で大きくのたうち回っている。僅か1分程で長さ30cm程もあるハリガネムシは、無事カマキリの腹の中から脱出し、はれて寄生生活から自由生活の身になった。一方、カマキリの方は、バランスを取り戻し、何事も無かったかのようにカマ泳ぎで沖に向かって行った。ここで、タモでカマキリを掬い、後ろの草むらに放してやると、これまた何事も無かったかのように、草むらに消えていった。話には聞いていたが、カマキリの腹からハリガネムシが脱出するのを見るのは初めてだった。

 ハリガネムシでまず不思議な事は、カマキリなどの昆虫に寄生したハリガネムシは、昆虫の体内では成体になれず、最後は水中で自由生活をし、子孫を残すのであるが、成体になるためには、池や川に辿り着かねばならない。カマキリなどのお腹に寄生し、十分成長したハリガネムシは何らかの化学物質を出し、宿主の昆虫の脳に作用させ、昆虫を水辺に誘い出し、入水自殺をさせるといわれている。本当にそんな巧みなことが出来るのだろうか?
 
 ハリガネムシの成虫が水中で生んだ子供は、水生昆虫に寄生した後、水生昆虫を補食する陸上昆虫に寄生し、最後は水中での自由生活になるのだが、太古の昔から綿々とこの循環が続いて来たことは奇跡に思えてしまう。色々な寄生虫の生活史について勉強すると、宿主を替えながら成体へと成長していく過程で、そんなことが本当にあり得るのかと思うほどの奇跡のような生活史をもっているものがとても多いことが分かる。
 
 全ての寄生動物は、その寄生期間においては、宿主に致命的な障害を与えないのは当然のことだ。宿主を殺してしまったら、自分も生きていけないからだ。ハリガネムシはカマキリなどの腹の中に寄生するが、腹の中で30cmにも成長するのに、カマキリは大丈夫なのだろうか?ハリガネムシはカマキリの生殖巣を食べて成長するらしい。確かに生殖巣は種族維持には必要だが個体維持には必要がない唯一の臓器だろう。ハリガネムシを腹に宿したカマキリは、最後は入水自殺を図るが仮に再び陸上に戻り、命が繋がったとしてもただ生きているだけで生殖活動には参加できない。個体維持に必要のない生殖巣だけから栄養を摂取するハリガネムシの適応は奇跡的だと思える。
 
 カマキリのあの見事なカマ泳ぎは、実はオカマ泳ぎだったのかも(笑)。
 
 ハリガネムシについては、面白い研究がある。ハリガネムシは、カマキリだけでなくカマドウマやコオロギにも寄生するらしいが(宿主によりハリガネムシの種が違うのかも)、最後は、入水自殺を誘う。これにより入水した昆虫類が、渓流魚のエサとなり極めて重要なエネルギー源となっているというのだ。この説が本当なら、ハリガネムシが渓流魚の生活を支えていることになる。世の中は本当に想像も付かないところで結びつき、回っているのだと感心させられる。