前の記事で、kozawaさんからコメントいただきました。これに対する私のコメントがとってーも長くなりそうなので、ながーい記事にしてみました。
水中ウキのアタリですか?実に奥の深い良い質問ですネ。
実は、私も場合によっては2~3割が水中ウキのアタリということもあります。
水中ウキでは、とてもアタリの見極めが難しいので、トップのストロークを伸ばせば水中ウキでのアタリを解消できるかと考え、トップのストロークをどんどん長くした経緯があります。するとどうでしょう、長いトップを目一杯持ち上げることで、トップの馴染むスピードが速くなりすぎ、ハリスがふけてしまうことで、トップの高い位置でのアタリが出なくなってしまいました。そして、やはりトップが沈没してからのアタリが相変わらず多いのです。これでは、イタチごっこですし、トップの高いところのアタリを見逃すことになるので、マイナスの効果しかないですね。
水中ウキでアタリが多く出やすいのには理由が有ると考えています。
ウキが水中に没した後は、ブレーキも加速もなく、同じスピードでストレス無く、どこまでも落ち続けます。これが魚の警戒心を和らげ、自然な食いを誘発するのではないかと想像しています。しかも、すでに沈没までに、かなりのブレーキが掛かっているため、ゆっくりと沈下しますので、ハリスは張った状態になっており、アタリがウキに伝わりやすい状態だと思います。
逆に、トップが水面にある内は、ウキを持ち上げてテンションを抜いた瞬間のトップの動きは、初速はゼロで、その後加速していき、トップが半分ほど馴染んだ後は、逆にブレーキが掛かり続けることになります。このため、クワセの沈下速度をトップの馴染み速度が完全にトレースすることは不可能ですし、クワセの落下速度も一定せず、不自然になります。
水中ウキで最もアタリが出やすいことには、昨年気がついていたので、へらウキではなく、タナゴ釣りで使うような微小のシモリ仕掛けをゆっくり同じ速度で落下し続けて釣ることなども考えたのですが、さすがにそんな仕掛けで釣ってはへら鮒界でよろしくないかと思い、未だ実現していません。これは、大きな玉ウキあるいは、水中での抵抗を考えれば流線型の通しウキで、かすかに沈没するバランスを取り、その上に微小なシモリウキ(仁丹程度で水中での重さはゼロのもの)をたくさん付けて、落とし込むものです。まるで黒鯛の落とし込み釣りみたいな感じです。(風には弱いかもしれませんね)
追加情報:
もし、アタリがトップの沈没寸前や沈没後にしか出にくい場合には、トップの高い位置でのトップの馴染むスピードが速すぎて、ハリスが張っていないことが原因かもしれません。この場合は、トップの径をもっと細くするか、あるいは、トップを持ち上げるストロークを小さくし、トップの馴染むスピードを遅くすると効果があるかもしれません。
さて、次に酸欠の件ですが、底付近で釣る場合は、年間をとおして注意が必要です。結果論になりますが、土日とも底付近では釣れませんでした。11尺でも状況は良い方ではなく、10尺から8尺の方が遙かにアタリが出ました。11尺でも糸ずれによるサワリはある程度出るので、何とか食いアタリを出そうと努力しましたが、食いアタリは出にくい状況で、スレの連発でした(しかも高い位置でのスレ)。8尺にすると、ウキの動きは減りましたが食いアタリは格段に増えました。先日の月例会で11尺を諦め、後半8尺にチェンジしたのが勝因でしたネ。
最後にハリスの太さについてです。先日、Kozawaさんは、ハリスの馴染むスピードを遅くし、しかもハリスの張りを使ってアタリを出やすいようにしたいとの考えで、クワセのハリスを0.8号にしたとお話ししていました(釣れなかったようですね)。
誘った後の馴染むスピードについては、ほぼ垂直にハリスが張っていると考えられるので、ハリスの太さによる抵抗はほとんど受けず、ハリスの太さの影響はほとんどないでしょう。また、ハリスの張りについては、魚によるアオリが大きい暖期ならいざ知らず、サワリも乏しい今の時期では、ハリスは張った状態のことがほとんどなので、考える必要はないでしょう。むしろ、自由落下させ、魚の警戒心を解いて食わせるためには、細めのハリスの方が無難だと思います。
ということで、未だ解明しなければならない課題は多く、まだまだ研究は続きそうです。現在、共同研究者を募集中ですのでよろしくお願いします。
追伸、ついに今度の土曜日にシモリ仕掛けを試すかもしれません。ヘラウキを使うなんてもう古い!という時代が来るかもしれません!新たなへら釣りの幕開けになるかも・・。乞うご期待なのだ!