最近、周りの話題で、アオコのことを良く耳にする。アオコについて書いてみた。
昭和48年か49年だと思うが、初めて諏訪湖を見たとき非常にショッキングだった。水面が一面この世のものと思えないような鮮明な緑色をしていた。緑色のペンキを流したような、と表現するのが的確な表現だと思う。私はそれまでアオコというものを見た事がなかったので、すごくビックリした。綺麗な色をしているのだが、とても綺麗には見えない。毒々しい嫌な色に映った。その頃が、諏訪湖にアオコが出始めた最初の年だと思う。諏訪湖は、周辺の都市化により、下水道が流れ込み、富栄養化が進んでアオコが発生したのだ。諏訪湖のアオコは大問題になったが、アオコが発生していた時期が最もワカサギの生産量が多かった時代だ。現在では、下水道が発達し、水質は改善され、アオコは発生しなくなったが、ワカサギの漁獲量は激減し、アオコが発生していた頃の1/10以下に減少し、2007年2月からは、禁漁になってしまった。ワカサギ減少の原因は色々考えられるが、湖の栄養が減り、生産性が低下した事が大きな原因の1つと考えられている。「水、清くして魚住まず」だ。汚い湖や川ほど生産性が高いのだ。猪苗代湖などは、透明度が高くて有名だが、漁業生産はゼロに等しい。湖の生産性は、栄養塩の濃度と最大水深の2つによって規定される(確か、妻の卒論のテーマだったな)。栄養塩の濃度が高いほど生産性は高くなるが、湖の水深が深いと負の要因となり、生産性を下げる方向に働くのだ。諏訪湖は、最大水深も7mと極めて浅く、その意味でも生産性が高い湖だ。霞ヶ浦や北浦も同様だ。話がそれっぱなしで申し訳ない! 続く


