Sさんからのウキの注文は、「深宙用でトップ14cmのウキを2本作ってくれ」というものだった。お任せでウキの注文を受けることはあるが、それでも普通は、ボディの太さと長さくらいは注文をつけてくるので、私の方は、トップの太さを聞き出せば、あとは私の好みトップの長さを決めて作るのであるが、トップの長さとウキの使い道だけでは、どんな仕様にすべきか悩みに悩んでしまった。
まず、「深宙用」は勝手に「チョウチン用」に読み替えた。何尺のチョウチンかでボディの大きさを決めたいのだが、分からないので、とりあえず勝手に湯崎湖用ということに決め付けた。とすれば、8尺から10尺仕様ということで考えた。
自分の仕様は、ボディ6cmでトップは極細10~11cmとかなり特殊なものだ。ボディはもう少し大きい方がウキの立ちが速いので使いやすいが、使いやすいかどうかの問題で、釣果には直接結びつかない。昨年は4cmチョウチンをやって月例会で優勝した事があるが、ウキが立つまでイライラしてしまった。極細を使うのは、極細でも沈没しないような甘いバラケを使いたいためと(ウキの沈没は大嫌いなので、極細でも沈没しない甘いバラケを使わざるを得ない状況を自分で作るため)、エサ落ち後の小さなアタリを拾いたいためだ。
しかし、この仕様を他人に押し付ける訳にはいかない。ある程度早くウキが立ち、バラケをぶら下げてのアタリを取ることも考えて、ボディは8か9cm、トップは細か中細は普通だろう。ということで、ボディは8cmのものは細トップとし9cmのものは中細トップとした。
Kさんからは、トップの目盛の大きさが通常の2倍くらいのウキを作ってほしいと頼まれた。6目盛のウキを作ってみたが、見た目はチョット・・・。という感じ。でも長竿でやる時は見やすいかもしれない。自分でもかつて坂下用に目盛の荒いウキを作ったことがあるが、全く支障がないばかりか、21尺1mという沖目の釣りでは非常に使いやすかった。現在はカッコ悪いので使っていないが・・。

