季節風が吹きそうなら東向き、激混みなら長竿を出そうと考えていたが、天気は下り坂、桟橋はガラガラということで、南中央桟橋の西向き、突端から6席目を確保し、11尺一杯の底釣りをすることにした。右は2席おいて熊谷さん、更に2席先の突端には芳春君が入った。2人とも私の釣り方のコピーをするつもりだ。左隣には、1席おいて拙雄さんがはいった。
自信満々に得意の11尺一杯の底釣りを開始。バラケは粒戦主体のボソで、粒戦を底に置いてくる要領だが、匂い付け程度に少しバラケを打ったら後は、両ウドン(魚信のまぶし粉なしの素ウドン)でひたすら鬼待ちである。昔、真冬の釣堀で会得した技で、35年も前から水温が低下し、極端に魚の動きが悪くなった時の常套スタイルである。ウキは、ゼロ馴染み用の0.6mm径のグラスムクだ。
朝のうちは、ウキが動いてもスレや糸ズレで中々喰ってこなかったが、日中はポツポツ乗るようになった。
10時まででようやく11枚。こんな時は、一生懸命やっても無駄なので、会員の冷やかしに行って来ると、案の定、全く釣れていない。「そんなに釣るのは絶対病気だから、早く医者に行って来い!」と何時もの嬉しいお言葉を頂く。釣れていない中でも、8尺チョーチンが少しだけ釣れていた。
席に戻ると、もっと釣れる釣り方を模索し、とりあえず、18尺の両ウドンをやってみるが、特に沖に魚が付いているはずもなく、撃沈!今度はゼロ馴染みチョーチンに挑戦するも、これも撃沈!2時間以上遊んでしまったが、背中合わせの渡辺氏が8尺チョーチンで猛チャージを仕掛けてきたので、慌てて11尺に戻し、残り2時間を真面目に両ウドン(素ウドン)で追撃をかわした。日中は流れが付き、あっという間に1m程流されてしまったが、流れには全くお構いなしで、竿先で流れるウキを追いかけ、全くバラケが効いていないと思われる、正面から1m以上も流されたところでのアタリを取って乗せていった。アタリが出ずに、流れきってしまった時には、両ウドンのまま、上流に戻してやるという、まるで渓流釣りのような釣りだ。
両ウドンのため、何の抵抗も無く、シモリもせずに流されてしまうのだが、逆に、広く探れるためか、流れる時の方がアタリが多くもらえた。動かない魚が回遊してくるのを1点で待つより、魚の口元にエサを出前して、喰わせてしまう要領かもしれない。
動かない魚に対して寄せエサを打つというパワープレイは今の時期通用しないのだ。結局、朝、少しだけ作ったバラケは、半分ほど使わずに残ってしまった。さすがに、こんな釣り方ではエサメーカーのオファはないだろう!(汗)普通は、アタリがなけらばエサが合わないと考え、色々混ぜたりするのかな?俺はどう見ても普通ではない。
途中、釣りを諦めた隣の拙雄さんが、私の釣りを観察していたが、私が合わせる決めアタリが全く見えないという。自分としては、決めアタリの前に僅かに触ったような気がし、次の瞬間当たるかと身構えている中で、当ったかに見えたアタリを自信満々に合わせているのだが、その前の触りに気がつかなかったらアタリに気が付かない様なアタリなのだ。さすがに18尺ではいくらスコープを使っても取れないアタリだ。もちろん、はっきり分かるアタリも多いが、それだけを取っていったのでは枚数は増えない。
結局26枚、11.1kgで2カ月連続のブッチギリになった。2着は渡辺さんが8尺チョーチンで7.1kg、3着は、マッチャンが10尺段底で6.9kgだった。
ある時はカッツケでバンバン打ち、ある時はゼロ馴染みで誘いまくり、そしてある時には、忍の放置プレイで釣ってしまうのが私の釣り方だ。自分でもいやらしい存在だなと思う。