今回は内島選手がチョーチン大会に殴り込みをかけてきた(へら専科の取材)。ここは、道場の看板を取られないよう、頑張るしかない。
開始前に常設してあるDOメーターで溶存酸素量を確認すると、珍しく朝から酸欠は解消されている。梅雨明け後の照り込みと前日の雷雨のせいか、状況はかなり良い感じだ。これなら朝かららチョーチンのタナに魚が入って来るので、最低でも40kg、目標は100枚、50kgとした。
3号桟橋奥の2号向きで開始。隣は久保田さん。更にその隣は内島選手だ。開始早々、内島選手が連チャンで絞り出す。私の方はサワリすら出ない。内島選手が1人先行する中、私と久保田さんが必死に追いすがる。初めから離されてしまう訳にいかない。
私の方は、ここのところ凝っている落ち込みの一発取りだ。下ハリは25cmで開始した(後半な20cm)。バラケの重さでゆっくりとウキを沈没させ、沈没する間のアタリをとるのだが、沈没したウキを縦誘いで持ち上げるとバラケは抜けてしまうようなバラケなので、縦誘いはほとんどできない。沈没したら待たずに打ち返すだけだ。魚がタナに寄ってくると、中々馴染まなくなり、良い感じで強いアタリが出て釣れてくる。
一方、隣の久保田さんは、私とは対照的に、ガチガチの大バラケをしっかりハリ付けし、凄い勢いで沈没するウキを、竿先で強くシャクリまくる釣りで、しゃくっている間に竿先が勝手に絞り込まれてしまう釣りだ。バラケは魚が釣れたぐらいでは全く抜けず、ほぼ同じ大きさのおつりが付いてくると、バラケを付け替えることなく、次の1投も同じバラケで釣ってしまうのだ。食わせは、力玉ハードで、これも2、3枚釣れたぐらいでは抜けないので、1粒で何枚も釣ってしまう。(魚は、バラケも喰わしてもらえないし、食わせも取り上げられてしまう。釣れれた魚は、フラシの中でただ唖然!)
こんな釣り方で隣でバクバク釣られてしまうものだから、こっちは冷静でいられない。得意の口撃を仕掛けるが、全く動じないので何ともならない。本当にあんな釣り方で釣って楽しいのかしら?!
久保田さんには終始、数枚リードしていたものの、お尻には何時も火が付いた状態で気が抜けない状況が1日続いてしまった。が、最後の30分に何とか突き放し、12枚差で勝利。やっぱり正義は勝つのだ!(笑)
結果は、何とか目標をクリアし、101枚、52.8kgだった。2着は久保田さんが48kg台で入った。3着は、ヒゲセットのH山ブラザーズの兄貴が大そとで40kg。4着は、f木さんが短バリス両ダンゴで39kgで入った。ダンゴで39kgは、凄すぎる!
内島選手は、状況対応に苦労し、20位と今一つの成績で終わった。ということで、オーナーからは、看板を持っていかれずに済んだと、お褒めのお言葉を頂いた。
さて、来週は、天敵のO田さんを何とか叩かねばならない。さすがに3連勝させてはまずいでしょう!カッツケでやっつけるかと思っていたが、照り込めばチョーチンも捨てがたいゾ!