goo blog サービス終了のお知らせ 

マルキュー藤田の釣日記

熱い釣りの記録や思いをお伝えします

へら鮒釣りの疑問-15 アオコが出るとへらは釣れないのか?-2

2008-10-01 20:03:20 | へら鮒釣りの疑問

 昔から、コイやウナギ養殖では水作りが重要な要素と言われた。水作りとは、アオコを上手く繁殖させる事だ。アオコは悪者のように言われるが、実は、アオコは昔から、淡水止水養殖では無くてはならないものだった。アオコの役割は、第一に酸素の供給である。植物プランクトンは、光合成により水中に酸素を供給する。止水における主要な酸素供給源は植物プランクトンによる光合成なのだ。酸素をたくさん消費する養殖池では、酸素供給のためにアオコは絶対必要なのだ。第2は、水変わりを防ぐ役目もあると思う。アオコが発生していれば、比較的水質は変わりにくい。アオコが発生すると酸欠で魚が死ぬなどと間違った認識を持った人がいるが、実際には反対で、酸素を供給しているのだ。ただし、夜間には光が無く光合成が出来ないので、プランクトン事態の呼吸により酸素を消費する。一番困る事は、日中水面に浮く性質が有るので、風下に寄せられたりすると、アオコの死骸が酸素を消費し、酸欠の原因になったりするのだ。

へら鮒にとってアオコはどうか?酸素供給の意味では、非常に良いと思う。恐らくアオコが発生していれば、少なくとも、浅い水深帯での酸素濃度は、100%を超えると思う。酸素過飽和状態だ。餌としてはどうか?へら鮒は元々微細植物プランクトン専食だ。当然、アオコも呼吸の時に口に入れば、鰓把で濾され、腸管に入ることになるだろう。腸の中で消化されるかどうかは実は勉強不足で良く分からないが、少なくとも満腹感は有るだろう。もし、アオコで満腹感を感じれば、エサ食いが落ちるかもしれないと思っている。

  ということで、実は、アオコとへらの摂餌活性との関係は、勉強不足でよく分からないのだ。実際に、アオコの釣場で竿を出す機会に恵まれないので、経験も全く無い。1つ言える事は、この私ですら、アオコで真っ青な釣場では竿を出す気になれないという事だ。色も嫌だし、匂いも臭い。水面にアオコが浮いていれば、ウキもなかなか立たないだろうし、ウキも汚れてしまう。魚にとっては、良い事の方が多いアオコかもしれないが、釣人に嫌われるのはもっともな話だと思う。


へら鮒釣りの疑問-14 釣れたへらは、すぐにまたハリ掛りするか?

2008-08-08 20:13:29 | へら鮒釣りの疑問

実は、つい先日まで標記の疑問など全く持っていなかった。ニジマスではあるまいし、へら鮒は、1度釣れたら、しばらくハリ掛りなどするはずがない、と思っていた。「しばらく」とはどの程度の時間なのか、また、思っていただけで、科学的的根拠はなかった。高尚なへら鮒釣りだから、そんなに簡単に釣れて欲しくないという個人的な希望的観測というところか。

先日、水沼ダムで釣りをしていると、のどから口にかけて、バックリ裂けた痛々しいへらが釣れてきた。ひどい傷で、よくエサなど食ってきたというより、よく生きていると感心するほどのひどい傷だった。どのみち、永くは生きられないなと放流したその魚が、何と2時間後に再び釣れてしまったのだ!これは、ショックだった。「こいつら1日に何回でも食うのか!」決して賢いと言えない魚だ。臆病でも神経質でもないかもしれない。

そういえば、放流したての新べらがエサをバクバク喰うのも不思議だった。実は、へら鮒は、ニジマスと同程度のレベルなのかもしれない。

臆病な魚といえば、ヤマメが頭に浮かぶ。以前、ある淵でヤマメをエサで釣っていた時、大物にハリスを切られて悔しい思いをしたことがあった。バラした後、1時間後位に同じ淵で狙っているとヤマメが釣れたのだ。そのヤマメは、別のハリを深く飲み込んでおり、口からは切れたハリスが見えていた。そのヤマメを持ち帰り、解剖してみるとショッキングな事実が判明した。飲んでいたハリは、私が切られたハリだったのだ!(私は、ヤマメ釣りでもへらスレバリを使っているので、すぐに自分のハリだと見分けが付くのだ。)大物に切られたと思い込んでいたのは、実は20cm程の小物で、飲み込まれた為に、ヤマメの歯でハリスを切られたのだ。これは、我ながら非常に恥ずかしい。それにしても、ヤマメもヤマメだ!ハリを飲み込んでいながら、すぐにエサを食うのかよ!

ひょっとすると、魚は皆、人間が思い込んでいるより、相当バカなのかもしれない。


へら鮒釣りの疑問-13 へらウキは美味しいのか?(笑)

2008-05-22 21:35:28 | へら鮒釣りの疑問

実は、私もへらウキを食べたことはない。食べようとも思っていない。

 へらエサは昔よく食べたものだ。正確にいうと、食べたというより、味見をしてみたことがある。大学時代は、まだ若く、何でもやってみないと気がすまない方だった。当然、へらのエサも食べてみないと気がすまなかった。その結果は、「匂いの割りに味が無い」というのが結論だった。あの強烈な匂いのサナギ粉も匂いの割には味が無かった。味がしないというのは、決して美味しいものではない。もちろん好んで食べはしなかったが、友達を自分の部屋に呼んで、鍋を作って食べる時などには、必ず「隠し味」だといって、へらのエサを鍋に入れて嫌がられていた。

ウキはどうか?恐らく世界中でもへらウキを食べたことがある人はいないはずだ。しかし、我が家には、へらウキを食べてしまうやつがいる。そんなやつは、人間のはずが無い。ネコちゃんだ。うちには、3_032かわいいネコちゃんが二3_048 人いる。一人は、職場の物置の中で生まれてしまった赤ちゃんを引き取って育てたもの。もう一人は、我が家のそばで迷子になって、餓死しかけたのを引き取って育てたものだ。どっちのネコちゃんが私の大事なウキを食べてしまうのか良く分からない。多分、二人とも食べていると疑っている。どんなに大事なウキ(作成中のウキや完成して浮き立てに立てているウキ)を何度食べられても、相手がかわいいネコちゃんなら怒る気にもなれない。きっと私の作るウキはおいしいのだ。

写真は、食べ残されたウキの上半身。(ウキの下半身はまだ見つかっていない)

写真はクリックすると拡大します。


へら鮒釣りの疑問12 半ベラは居るのか?

2008-05-10 20:00:06 | へら鮒釣りの疑問

結論は、居ない。

マブナとヘラブナの合いの子を半べらと呼ぶらしいが、その存在は、科学的には有り得ないと言われているし、私は40年以上釣りをしているが見たことが無い。へらとマブを見分けられない人が、体高の高い大型のマブの事を半べらと呼ぶのだと思っている。先日も某釣大会で、うちのへら研所属会員が隣でマブを釣ったが、彼はへらと主張して引かなかった。一瞥してマブナのだ。最近では、他の釣りを経験しないでいきなりへら釣りに入る釣師が多い。それもいきなり管理釣り場からだ。管理釣り場では、プロポーションが崩れたへらが多く、中には、マブのような魚も多い。私は、マブナ釣りを散々した上でへらに入った。最近はマブをあまり見たことが無い釣師が多いのではないのか?

半べらが存在するかどうか、実はこの件については私はうるさい。大学で水産学を学ぶ原点になった問題であり、その事が、その後に人生(仕事)を決定してしまったからだ。それはともかくとして、

一般に生物は染色体を1対持っていて、2nあるいは2倍体と呼ばれている。マブナ(正式にはギンブナ)は高等生物では極めて珍しく、染色体を3本持っており、(このため、世界的に有名)このため、減数分裂が出来ず、マブナは、全て雌で、卵はオスの精子を介しないで発生が進むのだ。これを雌性発生(単為発生)と呼び、生まれてくる子供は全て親のクローンになるといわれている。このため、地方間のマブナは交配が進まず、それぞれが品種のような分化を遂げており、場所によってはへらのように体高の高いマブナがいるようだ。

2倍体のへらと3倍体のマブナは、交配するはずが無いので、半べらは、存在し得ないといわれているが、へらとコイは簡単に交配し、非常に大きくなる。ちょっと見はへらに見えるが、よく観察すると、非常に小さなひげが1対あるのが確認できる(コイはひげが2対)。私も鯉の養魚場で育った巨大な合いの子を何回か見たことがある。以上の話は、現在までの通説で、今後、日本のどこかで2倍体のマブナが発見され、半ベラが確認されないとも限らないことを最後に付け加える。

釣師が、半べらだと主張している魚こそが、正真正銘のギンブナ(マブナ)という魚なのだ!


へら鮒釣りの疑問-11 3m先のへらをエサで寄せられるか?

2008-04-25 21:39:32 | へら鮒釣りの疑問

一般にへら釣場では、透明度が低いので、3m先のエサは見えないはず。匂いはどうかといえば、流れがない限り、3m先には届かない。流れがあったとしても、もし宙釣りなら、魚は流れと一緒に移動するので、流れの方向を感じられず、エサの匂いがどちらから流れてくるか分からないはずだ。

では、どうしてエサに寄るのか?泳ぎ回ったり、流れと共に移動した際にたまたまエサ打ちポイントに通りかかり、エサを見つけて、そこに居つくためだと思っている。そういえば、全く流れがない時よりも多少流れが有る時のほうが早く魚が寄るような気がする。

流れによりエサの匂いが流されて、へらの所に届いた際に、へらはエサの方向を見つけるために泳ぎ回って、より強いエサの匂いのする方向を探し出すのかもしれない。そういう意味では、3m先の魚を寄せられないとは言い切れない。

仮に流れが全くなく、魚も活性がなくて泳ぎ回らないような状態では、魚は3m先にエサがあってもエサの存在を感じることは出来ないはずだ。


へら鮒釣りの疑問-10 夜、水面をライトで照らすと日中釣れなくなるのか?(迷信シリーズ4)

2008-04-18 22:02:50 | へら鮒釣りの疑問

これは、何が何でも絶対に有り得ない!理屈抜きで考えられない!とは言っても一応理屈をごねよう。

水面に対して光の入射角が浅いと全反射と言って、光は水中に透過せず、ほとんどが反射してしまう。それに、濁った水中で、光は魚のところまで届かないし、届いたとしても寝ている魚に対して影響するとは考えられない。よくテレビで、夜の海に潜って撮影しているシーンがあるが、寝ぼけた魚は、強い水中ライトを浴びせても逃げたりしないではないか!これぞ、迷信中の迷信!根も葉もない迷信だ。

 うちの釣会では深夜真っ暗なうちに入釣するが、時たま、うちの上をいく、とんでもなく早い釣会が既に入釣していることがある。私は、釣座の確保のため、小さなライトを持って水面に降りていくが、その際「水面を照らすな!」と、何度かどやされたことがある。そんな時はこっちも頭にきて、必ずそのオヤジのすぐ脇に釣台をセットしてやる。釣りが始まるとオヤジは決まって、水面を照らされたから今日は、釣れないなどと、大声で始まるのだ。不思議な事にそんな時は決まってこちらは朝から怒涛の入れパク!オヤジ唖然!今までに態度が嘘のように静かになってしまうのだ。なんで、こんな迷信が生まれたのか不思議だ。ナイターを禁止させたくてそんな噂が広がったのかもしれない。ナイターをやっても日中の釣りに何ら影響しないのだが。


へら鮒釣りの疑問-9 朝冷え込むと釣れないのか?(迷信シリーズ 3)

2008-04-17 20:48:30 | へら鮒釣りの疑問

水の比熱は非常に大きい。このため、水の熱容量は非常に大きくなり、気温の変化を受けにくい。更に、水面面積に対して、水量が大きければ(水面に対して深ければ)水温変化は受けにくくなる。つまり、水深のある水域では、気温の短時間の変化は水温に大きな変化を生じさせないのだ。このため、朝冷え込んだとしても水温は余り低下しないと考えて良い。

では、水温変化が少なければ、へらの活性に影響を与えないかと言えば、それは言い切れない。ちょっとした水温変化がへらの活性に大きな影響を与えているかもしれない。それは、水温の低下だけではなく、上昇も魚にストレスを与える要因になるだろう。しかし、水温変化だけでなく、もっと複雑な要因が絡んで活性を低下させていると考えるのが自然だ。どんな要因がどのようにへらの活性に影響を与えるのか?それは私の永遠の研究テーマだ


へら鮒釣りの疑問-8 気圧が下がると喰い渋るのか?(迷信シリーズ 2)

2008-04-11 21:11:35 | へら鮒釣りの疑問

これは、絶対に有り得ないと思っている。1日の気圧の変化なんて大きくても20hp程度だ。これは水圧にすれば、20cm程度の水深変化に過ぎない。へら鮒は、基本的には中層魚で、泳いでいれば、水深20cm程度の浮き沈みは極普通だろう。へら鮒の生態において、気圧の変化などは、水圧の変化と比べたら全く無視できる程度のものだ。気圧の変化など水中では全く感じないと言って差し支えない。釣り人は釣れないと必ず何かのせいにしたがる悪い癖がある。釣れる時もあれば釣れない時もある。その要因は複雑だ!


へら鮒釣りの疑問-7 地震の後は釣れないのか?(迷信シリーズ 1)

2008-04-09 21:15:19 | へら鮒釣りの疑問

釣りをしていて大きな地震に遭遇した事が数回ある。そのうち2回ぐらいは、釣台から落ちるのではないかと恐怖を感じる程の大きな地震であった。地震の瞬間は、水面に浮いていた魚は、驚き、バシャ!と水音を立てて、潜ってしまう。それまで動いていたウキはやはり動かなくなってしまうが、徐々に元に戻り、30分ぐらい経つと完全に元の状態に戻ってしまった。このことから、地震の直後はさすがに驚いて、一瞬警戒するが、その後は全く影響がなくなると考えている。よく、「前の晩に地震があったから今日は釣れないんだ」などという話を聞く。釣り人は釣れないとすぐ何かのせいにしたがるようだ。やれ、朝冷え込んだからとか、気圧が下がったからだとか・・・。ほとんどは科学的根拠のない迷信だと思っている。確かにへらの活性は日々変化している。それは、単純ではなく、へらにしか分からないような要因が色々合わさった結果だと思っている。1つの要因ではなく、もっと複雑なものだと思う。


へら鮒釣りの疑問-6 へらは、夜眠るのか? 2

2008-04-04 20:00:28 | へら鮒釣りの疑問

色々な釣場でナイターをやってきましたが、経験上、夜釣れる釣場と夜は釣れない釣り場がありました。毎晩、たくさんの釣師がナイターをやっている釣場では、夜もアタリがありました。また、公園の池のように日中は騒々しく、釣りどころで無い釣場(水戸の千波湖、大塚池、浦和の別所沼)では、日中は全く釣れなくても、夜は釣れることがありました。更に、何故か、流れのある本流では、夜でもアタリがありました(荒川、那珂川)。そんな、ナイターでアタリのある釣場でも、11時頃を過ぎると、アタリが遠くなりました。

25年程前にいわき市に引っ越してきた頃も徹夜でナイターをしていましたが、どこも夜暗くなると全くアタリがなくなり、釣れるのはナマズだけでしたが朝、白み始めると、急にアタリが出だしました。いわきでは、ナイターをする人が全く居なかったので、へらは夜は完全に寝てしまっていたのかもしれません。

結論をまとめると、基本的にはへら鮒は夜眠りますので、夜はアタリが遠くなり、特に真夜中はアタリが遠くなる傾向があります。ナイターの盛んな釣場や流れ川などでは、夜の方がアタリがある場合もありました。

今でもナイターに憧れますが、何故か現在は、ナイターはいけないものとの風潮が強く、出来る環境にありません。今でもナイターが認知されているのは老舗の相模湖くらいでしょうか? 実は、ナイターをしたくても、今では体力も無くなり、家庭環境を考えても難しそうなのですが・・・・。それでもナイターが好き!!今度ナイター例会をやりましょう!!こっそりとではなく、堂々と!ナイターをやると日中釣れないなんて、ナイターをやったこともない連中のただのひがみです。絶対そんなことありません!もう1度ナイターに市民権を!!


へら鮒釣りの疑問-6 へらは夜眠るのか? 1

2008-04-03 22:13:34 | へら鮒釣りの疑問

へら鮒に限らず、夜行性の魚以外の大半の魚は夜眠ります。金魚を屋内の水槽で飼ったことがあれば魚が眠っている様子は見たことがあると思います。では、何故昔からへら釣りのナイターが存在するのか?私も20年位前まではナイターを中心にへら釣りをしていました。ナイターそのものが非常に流行っていたのと、私自身若く、今みたいに週休2日でなかった時代なので、せっかくの休みには全ての時間を釣りに使いたかったということもあります。以前も書きましたが、ナイターでは、ジャミアタリが全くなくなるので日中に比べてとても釣りやすかったのです。今はどこへ行ってもブラックバスが繁殖し、ジャミは姿を消してしまった為、当たればへらのアタリになってしまいましたが、20年ほど前までは、日中はジャミアタリで釣りにならない釣場がたくさんありました。そんな釣場はではナイターが最高でした。また、夜は、波があってもウキがはっきり見えるので、非常に釣りやすいのです。真夏には、夜涼しいので、夕涼みとして最高でした。ただし、日中の釣りに比べて非常に疲れました。特に目が疲れました。

(昔ナイターを良くやった釣場 埼玉県:荒川本流、丸堀、別所沼 宮城県:サイカチ沼、樽水ダム、七北田川 茨城県:那珂川、大塚池、涸沼 いわき市:井亀)

夜、へらを釣るとへらも目は赤く光るんですヨ!  続く


へら鮒釣りの疑問-5 エサのブレンドは必要か?

2008-04-01 21:27:22 | へら鮒釣りの疑問

エサ屋さんにまたまた怒られそうだが、私個人的には、ブレンドは必要ないと思っている。そんな私だが、何となく2種類ほどブレンドしてしまう。私の場合、多くても3種類までだが、それも大した意味は無く、ただ何となくなのだ。恐らく単品でも支障ないと思っている。はっきり言って、私には、性質が反対のエサを混ぜて使う人の気が知れないのだ。例えば、バラケ性が良いのが売りエサと粘るエサ、軽いのが売りのエサと重いエサをブレンドして、せっかくの特性を殺してしまっているエサ使いを見ると、何を考えているのか疑ってしまう。初めから中間の性質のエサを単品で使ったほうが良さそうだと思うのだが。

エサ屋さんと契約している方々は、エサを買ってもらうために色々ブレンドしている。その能書きを色々読んだりするが私にはその多くは理解できない。全く科学的でないのだ。しかも一貫性が無く、説得力を感じない。元々、へら釣り自身が科学的なものではないだが・・・。ワラにもすがりたい善良で素直な釣師は、つい能書きにあおられてしまい、意味の無い余計なブレンドをし、それこそ訳分からなくなってしまうのだ。エサ屋さんの思う壺である。いろいろなエサをブレンドすることよりも、エサ付けのタッチに神経を注ぐべきだと考えている。

 知り尽くした数種類のエサを指先1つで使いこなす。私は、そんなへら釣りを目標にしている。


へら鮒釣りの疑問-4 へら鮒釣りで粒状の配合飼料を使うことは本当に有効か?

2008-03-30 14:36:52 | へら鮒釣りの疑問

(こんなタイトルで、ブログを発信すると、またエサ屋さんから怒られそうだが。)

最近最も流行なのが粒状の配合飼料をバラケエサにたっぷり混ぜて釣ることである。底釣りでは、比重があり、エサを底に置いてこれる感じがするので、有効かもしれないなどと思ったりもするが、主にウドンセットの宙釣りで多用されている。本当に有効なのか?どこが有効なのか?つい考えてしまう。

配合飼料そのものは、「ペレット」の項で書いたとおり、放流べらには食べ慣れた匂いがして有効なのかもしれないが、それは粉末を混ぜれば済む事で粒状のものを混ぜて宙で使うのには疑問を感じてしまう。

一時、商品名「○戦」というクランブル(粒状の配合飼料)をバラケエサに混ぜていた。粒が大きいせいかバラケエサではエサがまとまりづらく、バラケを促進する効果はあったようだが(粉末を使うよりは粘りが出にくく、その点ではgood!)、余りに粒が大きすぎ宙で使うには滞留時間が短すぎるような気がして、いつのまにか自宅水槽の金魚のエサになってしまった。その後は全く○戦を使う気がせず、今期に至ったが、賞品で○戦細粒なる物を頂き、再び使ってみる羽目になってしまった。粒が細かい割には粘りが出にくく、相当量をバラケに混ぜてもバラケとして使うのには支障が無い。しかし、効果は今のところ特に実感できない。混ぜても混ぜなくても余り釣果は差が出ないような気がする。他人(特にインストラクターという人達)が混ぜているから自分も混ぜてみるという人が多いのではないかと思っている。(へらにとっては釣人がたくさん配合飼料を使ってくれれば、栄養価が高いので良い事かもしれない。)○戦細粒は自宅で飼っているメダカの餌になってしまいそうだ。


へら鮒釣りの疑問-3 さなぎ粉は本当にへら鮒を誘引するか?

2008-03-27 20:39:14 | へら鮒釣りの疑問

以前は、集魚剤として、さなぎ粉が1世を風靡していた。実は、さなぎ粉については30年も前から、へら鮒を集魚する効果があるのか疑問を感じていた。昔は、養蚕が盛んで、副産物であるさなぎは、安く大量に手に入れられる時代だった。このため、溜池でのコイ養殖において、安くて栄養価の高いさなぎは、自家配合飼料を構成する重要な素材だったのだ。当時のへら鮒の養殖において、さなぎが使われていたかは定かではないが、元々植物プランクトン専食のへら鮒に高たんぱくのさなぎを与えていたか非常に疑問である。いくらタンパク含量を高くしても、へら鮒は高たんぱくのエサを利用しきれないのである。さなぎは、独特なにおいが有り(私は結構この匂いが好きかも)、それがいかにも集魚効果がありそうだが、果たして植物プランクトン食のへら鮒にとって、魅力的な匂い(誘引物質)だったのだろうか???

現在は、悲しい事に養蚕自体が日本から消えてしまった。このため、恐らく今では、さなぎは日本では手に入らないものとなってしまったと思われる。たぶん今では鯉養殖でもさなぎは使っていないと思う。まして、ヘラ鮒養殖では使っていないはずだ。ますます、へら釣りのエサとしてのさなぎ粉の効果は疑問である。


へら鮒釣りの疑問-2 ペレットって、いったい何?

2008-03-26 20:33:40 | へら鮒釣りの疑問

本来ペレットとは、燃料や飼料を数mmから数cmの円柱状に成型したものを指し、ただ単に成型した形状を指すものだ。魚のエサとしてのペレットとは、配合飼料を直径数mmの円筒形に成型したものをいう。しかし、へら鮒釣りでいう、いわゆるぺレットとは、魚用の配合飼料を砕いたものである。これは、ペレットに対してクランブルと呼ばれている形状で決してペレットではない。へらの世界では、粉末あるいはクランブル状の配合飼料をペレットと呼んでいて、間違った使い方をしている。

配合飼料の原料は、魚粉(フィッシュミール)と大豆粕などの植物性のものに、ビタミンなどを混ぜ、粘着剤を添加して固形の乾燥試料としている。現在のへら鮒養殖ではどの程度使われているのかは、勉強不足で分からない。へら鮒養殖でエサとして使っているなら釣りのエサとしても有効かもしれない。

しかし、配合飼料には粘着剤が入っているため、水を入れて練ると粘りの原因になる。いわゆる市販エサのペレットを使うより、魚粉そのものを添加して方がエサとしては使いやすいかもしれない。そういえば、私がへら釣りを始めた頃(昭和40年代)には、釣りエサとして、魚粉を売っていた。今は売っていないのだろうか。