先日、近藤君と並んで釣りをしていたところ、私の作った近藤スペシャルのウキが壊れてしまった。何かの拍子にウキに大きな力が働き、足のグラスが大ききくしなったために足の付け根のボディーが破損したのだ。(写真)
「所詮、素人作の1コインのウキなので仕方ない!どうせ使い捨てのウキだ!」とも言い逃れられるが、最近はそうもいかなくなった。今までは、ウキは全て極知り合いの方に作って差し上げていたのだが、最近は、色々な事情から、私の直接存じ上げない方の手に渡ることも出てきたのだ。幾ら値段が1コインといえども責任を持って作らなければならない。(最近、ウキ作りが怖くなった!)
今までもこのようなトラブルが散見されたので(自分が使っているウキでは起きないのだが)、何とか対策を講じなければならない。元々私のウキは、美しくないのでせめて機能だけは充実させなければいけないのだ。
考えられる対策としては、
1 グラスの足を太くして、なるべくしならないようにする。
現在使用しているグラスは、0.8mmと細いので、非常にしなりやすい。これを1mmかそれ以上の太さのグラスにすることで、ある程度の対策になるだろう。しかし、根本的対策にはならない可能性がある。
2 足の素材をカーボンに換える。
同じ0.8mmの太さでもカーボンの方が格段に強く、しなりも少ない。実は、以前からグラスの足は大きなウキでは耐えられないと感じていた。このため、大きなウキは全てグラスの足でなくカーボン足で製作しているのだ。これにより、1と同様にある程度の対策にはなるだろう。が、やはり、根本的対策にはならない。
竹足は根本的対策になるかもしれない。現在でも頼まれれば、竹足のウキを作っている。(写真はS君に頼まれて作成中の竹足のウキ)
3 塗装を厚くする。
これもどこまで根本的対策になるか分からないが、今以上に重ね塗りをすれば、ある程度は強度が増すだろう。
4 足元に糸を巻き補強する。
恰好は悪くなるかもしれないが、機能的には格段に向上する対策と思われる。
ということで、現在、足の付け根に補強用の糸を巻いて色々試行している。
糸は、ボディーに下塗りのウレタンを数度塗ったところで巻くことにした。
とりあえず、手持ちのナイロンテグスを巻いてみた。糸が滑りやすく、また、透明なので作業しにくいのが難点だ。
次に、フライを巻く糸(PEらしい)を巻いてみた。この糸は滑りにくく、色も付いているので作業がしやすい。色がこげ茶なので、糸の上にカシューなどを塗らなくてもいい感じだと思えたが、やはり良く見るとみぐさいように見える。特に、PEラインのせいか、ほんの少しけばだってしまうのが気になるのだ。(良く見ないと分からないし、ウキの機能上問題にはならないのだが)やはり、糸の上に塗料が必要のようだ。(写真)
という感じで、現在試行錯誤中のため、ウキの製作が一向に進みません。ウキのボディーは短時間に簡単に作れるようになったところだが、その後の細かい工程に膨大な時間がかかるようになってきてしまった。
実は、カシューをボディー塗る際、今までは、フリーハンドで塗っていたものをやはり見栄えを気にして、ドリルを回転機にして塗ることも始めたのだ。(写真)
竿作りでも同じであろうが、趣味で使うものなので、本来の竿やウキに機能と関係のないところに膨大な手間と時間、それに工夫が必要になってしまうのだ。
これは、はっきり言って私が目指していたウキ作りではないのだが、(機能だけあれば自分で使う分には十分だと考えていた)他人様に使っていただくには、色々と悩ましい問題が出てきてしまうのだ。
ウキ作りはそろそろ止めようかしら・・・。
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