日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

お客様、第一号

2014-04-07 15:12:43 | インポート

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毎年自治会のかたが、うちの隣の荒れ地に菜の花を植えてくれる。ありがたいことだ。

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庭のコブシとミモザが満開。小鳥がコブシの花を好んで食べるので、いつもは惨めなボロボロの木になるけれど、今年は華やかに咲いている。

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スモモも満開。30年くらい前に植えた木であるが、当たりくじを引いたようだ。とてもおいしい実をつけるので、おすそわけすると大変喜ばれる。成木ものを植えると、結実するまで当たりかはずれかわからない。かなり木が大きくなって、美味しくなかったり実が成らなかったりしても、処分が大変である。うちのスモモ、長生きするよう願っている。

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いつもの花見の場所、逆瀬池。水が少ないのに驚く。それに、山が滑って道路が崩壊していた。調査なのか修理なのか、大勢作業着の男性が来ていた。崩れた原因は、雨でもなく地震のせいでもないらしい。こわいことだ。通行止めの看板を見やって、崩れて波打った道路を歩いていつもの蕨狩りスポットへ向かう。いつもの年より蕨も伸びていた。

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昨日は大事な4月6日。新築の部屋に、岩瀬さまという東京から毎年おいでるお遍路さんに泊まっていただきたかったのだ。昭和元年生まれ、御年88歳のご主人と奥さま、車を運転して遠方からいらっしゃる。1年以上も前から、「建て替えます」と、私は背水の陣で宣言していたのだ。もともと2月完成の予定だったのだから、工務店に無理をお願いして6日に客室が出来上がるようにしてもらった。給湯設備がうまくいかなくて前日の夜まで工事してくれたが、なんとか2階部分は出来上がった。1階の食堂とキッチンは未完成だ。今月中にはできるんじゃないかな。

 さて、備品など細々したものを用意するのに結構手間取ったが、第一号のお客様、岩瀬さまご到着に間に合った。新築のにおいを喜んでいただけたと思う。初使用の、モニターとしての感想を伺うと、「最新式で便利すぎて使いにくかったわ」とおっしゃった。私もよく思う。温泉施設でシャワーを前にして、これどうやって使うのかな?カフェやレストランなどでトイレにはいったとき、流しかたは?なんて、暫く考えることがある。若い人ならすぐ納得するだろうが、年寄は新しい事柄に素早く順応することができない。客室の廊下のライトはセンサーで点き、部屋の電灯はリモコンが用意されている。トイレも自動である。お遍路さん用に洗濯機も設置したけれど、使い方わかるかな。この頃の家電、やたらとたくさんの機能がついていて私たち以上の年代には使いづらい。部屋にご案内した時点で丁寧に説明しなくてはいけない。

 今日はいよいよ私のお城、キッチンをとりつけてくれる。狭くなるけれどそれなりにやっていくしかない。

 「花子とアン」を見ようと、早めにテレビの前に座って朝食をとっていたら、「最近若い人のお遍路が増えています」なんてアナウンサーがしゃべりだして、見るともなく見ていたら、お遍路さんの顔のアップがなんと!4月5日にうちに泊まった、愛媛大学の学生さんだった。小柄できれいで、明るく人懐っこく、真摯な感じの娘さんだった。彼女、区切り打ちでお参りしてると言っていた。取材はずっと以前からされていたんだね、そんなこと全く話してくれなかった。あやうく見逃すところだった。進むべき道が見えなくなってお遍路さんを始めたようだけど、今は3か月後の教員採用試験に向かって力強く歩んでいる。私も昔、先生を目指して試験を受けたりしたけど、向いていない、先生は無理。負け惜しみだけど、落ちてよかった。マスコミなどから、先生がどんなに大事で大変な職業かわかる。でも彼女なら教職の素晴らしさもわかる。

 高校時代、国語が苦手な私は、古典漢文といった授業はたいてい居眠りしていたが、大井先生の古典の授業は面白かった。はなしが面白いのだ。万葉集の歌に付随する話に引き込まれた。天智天皇、天武天皇、額田大王の関係とか。

 寺岡凛さん、ブログみてくれてるかな? あなたは素敵な先生になれますよ。自分を信じて前を向いて歩いてください。


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