Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

保守とリベラル

2017年10月12日 | Weblog
保守とリベラルのレッテルを貼って
人を2種類に分けて見ることしかできないのは、

人間が善人と悪人の2種類に分類できると
信じているような愚かしいことだ。

言葉の意味や定義を、
雰囲気で使うことほど始末の悪いことはない。

私の中には絶えず革新の気性があり、
同時に日本の伝統文化を大切にしたい思いがある。

また、

私には善なる心もあるが、
未熟なるが故に悪の心もある。

人間存在とは、そうした不確かなものだ。

暗記した知識が正しいと思う人たちが、
メディアをコントロールしている限り、

このような愚かしい見方は続くのだろう。




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志の教育

2017年10月12日 | Weblog
二日間の企業研修をしていました。
営業所長になる人たちです。

やはり、
「志」の大切さを、
私自身が改めて感じました。

私の「志」もまた、
日々、鍛え、磨き抜かなければなりません。

嘘や誤魔化しのできない世界です。
本気であれば道は拓けるでしょう。
至誠天に通ず。

ところで、
今日(昨日)は解答乱麻の掲載日でした。

いよいよバッカーズ寺子屋を
全国に広げていけるように、

少しずつボールを投げていこうと思います。




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政治の季節に~ガラス張りはなぜ必要か~

2017年10月09日 | Weblog
民主政治の運営はガラス張りの中で、
という考え方にはむろん同意する。

しかしそれは、
政治家にその中で
裸踊りしてもらいたいからではない。

われわれにとってガラス張りの必要なのは、
政治家がめいめいに、
どんなに自分に似合った着物を着ているか、

そしてどんなに礼儀正しく
その中で踊っているかが
見たいからなのである。

                  下村湖人

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

加熱するスキャンダルやプライベート報道には、
裸踊りしてもらいたいとの底意が透けて見えているし、
悪意の筋書きが見える偏向した報道にもウンザリする。

民主主義が成熟するということは、
政治家だけが成熟することではないだろう。

国民一人一人が、
思想的にも成熟していくしかないのだ。

政治家もメディアも人間がやることである。

であるならば、

人間を育てていく教育の責任は、
ますます大きいことになる。




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気分の悪いもの

2017年10月09日 | Weblog
政治の季節に思うことは、

他人の批判ばかりして、
何も実績の無い人たちを見ているのは、
あまり気分の良いものでないということだ。

政治家だけではない。

ビジネスパーソンでも、
教員でも、アルバイト店員でも、

批判ばかりしている人は必ずいるものだ。

一方で、批判を浴びながら、
黙々と重い荷物を背負い、仕事を遂行し、
責任を果たそうとしてる人たちがいる。

残念なことに、
決して両者はわかり合うことがない。

批判している人たちは、
上手くいかないのは人のせいであり、
周囲のせい、社会のせいだという
信念を持っているからであり、

責任をもってやっている人たちは、
上手くいかないのは自分のせいだと
考える人たちだからだ。

私は後者であり続けたいし、
現実を生きている人たちは、
そういう発想でなければ、
何も変えられないことは
身にしみてわかっていると思う。





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小さなものに対する敬虔の念

2017年10月09日 | Weblog
一粒の米や、一滴の水を
大切にする倫理の
滅びていく時代には、

行き届いた愛情も、
緻密な計画心も、
きびしい責任感も、育たない。

およそ磨きのかかった人間の魂というものは、
小さなものに対する敬虔の念のないところには、
決して育つものではないのである。

                 下村湖人

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「神は細部に宿る」という言葉よりも、

おそろしく核心を鋭く突いてくる言葉だと思う。

全く同感であり、

全く肝に銘じて戒めとしたい言葉である。
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人生は短い

2017年10月08日 | Weblog
「人生は短い」とは、

よく言われる言葉であり、

誰もがよく知っている言葉である。

だから手遅れにならぬよう、

人生を充実させたいと願う。

しかし、

その言葉が、

本当の意味で、

実感を伴って理解され、

胸に迫ってくるのは、

その人の人生が残り少なくなった時でしかない。


・・・私は何者になれるのだろうか。



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民主主義の白粉

2017年10月07日 | Weblog
白粉はぬらないですめばそれにこしたことはない。

ぬるにしても、よく顔を洗ってからぬるものである。

民主主義についてもまた同様のことが言える。


                       下村湖人

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

顔を洗う暇も無く、

看板を掛け替えて

選挙に走り出す政治家ばかりなので、

もう、誰が誰だかさえもよくわからない。

端から見ていれば、滑稽な様相だが、

心を落ち着けて鏡を見ることはなさそうなので、

いつまでたってもそのことに、

自分で気が付くことはないだろう。








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民主主義の邪道(下村湖人)

2017年10月07日 | Weblog
私憤を公憤のごとく装い、

私利を大衆の名において追求することが

民主主義であるならば、

独裁者こそ最もすぐれた民主主義者である。


                     下村湖人

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何と今の世相を的確に語ってくれることか!

そして、今のところ、

日本の社会の良識がある程度機能し、

何とかバランスを保っていることを

喜ばねばならないと思う。
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感化

2017年10月07日 | Weblog
私よりもはるかに重い荷物を背負って、

嬉々として人生を生きている人を

目の当たりにしたときに、

自分ももっと重い荷物を背負って歩こうと思った。


そう決めたときから、

あまり愚痴らなくなったし、疲れなくなった。

人は人に感化される。

凄い人との出会いが大切なのだ。
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言葉の深さ

2017年10月06日 | Weblog
下村湖人の言葉は、
恐ろしく深い。

何度も、何度も、
繰り返し、繰り返し、
噛みしめ、反芻して、
読んでいくべき言葉だ。

読むスピードを拒む言葉だ。

文語体の深さを失っていない、
口語体だからかも知れない。

それは、
あの時代を生きたからこそ、
紡ぎ出せる深さであり、

下村湖人だからこそ紡ぎ出せた
言葉なのだろうと思う。






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