Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

政治の季節に~ガラス張りはなぜ必要か~

2017年10月09日 | Weblog
民主政治の運営はガラス張りの中で、
という考え方にはむろん同意する。

しかしそれは、
政治家にその中で
裸踊りしてもらいたいからではない。

われわれにとってガラス張りの必要なのは、
政治家がめいめいに、
どんなに自分に似合った着物を着ているか、

そしてどんなに礼儀正しく
その中で踊っているかが
見たいからなのである。

                  下村湖人

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加熱するスキャンダルやプライベート報道には、
裸踊りしてもらいたいとの底意が透けて見えているし、
悪意の筋書きが見える偏向した報道にもウンザリする。

民主主義が成熟するということは、
政治家だけが成熟することではないだろう。

国民一人一人が、
思想的にも成熟していくしかないのだ。

政治家もメディアも人間がやることである。

であるならば、

人間を育てていく教育の責任は、
ますます大きいことになる。




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気分の悪いもの

2017年10月09日 | Weblog
政治の季節に思うことは、

他人の批判ばかりして、
何も実績の無い人たちを見ているのは、
あまり気分の良いものでないということだ。

政治家だけではない。

ビジネスパーソンでも、
教員でも、アルバイト店員でも、

批判ばかりしている人は必ずいるものだ。

一方で、批判を浴びながら、
黙々と重い荷物を背負い、仕事を遂行し、
責任を果たそうとしてる人たちがいる。

残念なことに、
決して両者はわかり合うことがない。

批判している人たちは、
上手くいかないのは人のせいであり、
周囲のせい、社会のせいだという
信念を持っているからであり、

責任をもってやっている人たちは、
上手くいかないのは自分のせいだと
考える人たちだからだ。

私は後者であり続けたいし、
現実を生きている人たちは、
そういう発想でなければ、
何も変えられないことは
身にしみてわかっていると思う。





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小さなものに対する敬虔の念

2017年10月09日 | Weblog
一粒の米や、一滴の水を
大切にする倫理の
滅びていく時代には、

行き届いた愛情も、
緻密な計画心も、
きびしい責任感も、育たない。

およそ磨きのかかった人間の魂というものは、
小さなものに対する敬虔の念のないところには、
決して育つものではないのである。

                 下村湖人

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「神は細部に宿る」という言葉よりも、

おそろしく核心を鋭く突いてくる言葉だと思う。

全く同感であり、

全く肝に銘じて戒めとしたい言葉である。
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