Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

謹賀新年

2022年01月01日 | Weblog

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 日本が高齢化社会に突入し、随分と時間が過ぎました。この傾向には益々拍車がかかってきます。これは変えられない現実であり、変えられない未来です。
 私も人生の生き方について考えさせられる機会が多くなりました。人生のテーマを持ち、何歳になっても生き生きとパワフルに生きている人。退職と共に、あるいは、伴侶が亡くなるのと共に、目的や生きがいを見失う人。孤独な老後を送らざるを得ない人、様々です。
 何とかして、皆が楽しく生き生きと生きられるようにしてあげられたらと思いますが、人生のテーマや、生きがい、やりがいというものは、自分でしか決められないものです。若い頃から意識して、自分の人生について深く考えておかなければ、どうにもならなくなるのだと思います。
 70歳になっても、80歳になっても、元気で人望がある人たちは、他人のことを思いやり、マナーがあり、清潔感があり、自分に対する厳しさが在り、生き方について深く学んできた人たちだと感じます。
 また、大きな人生のテーマ、志があることも大切だと思います。子どもたちがひとり立ちをし、自分が勤めていた会社などを退職して、今まで以上の人生の大きなテーマが、自分に何もなければ、目の前の楽しみしかなくなります。しかし、何十年という長い老後に、目の前だけのテーマでは、いずれ楽しみにも限界が来ます。また、人生の大きな喜びは、困難を乗り越えてこそ得られるもののように思います。
 私のテーマは「志の教育」ですが、教育を通じての社会変革でもあります。いつも思っていることは、国を外側から変えるのは政治であるけれども、国を内側から変えるのは教育だということです。一国の政治のレベルは、その国の国民のレベルです。今の政治を批判、評論することは簡単です。しかし、自分がどのような形で、より良い国作りに貢献していくのか、実践し、変革していかなければなりません。それが責任ある態度だと思います。私は父祖の代の生き方に恥じぬような生き方をしたいと思いますし、未来の子どもたちに恥じぬ生き方をしたいと思います。教育という事業を通して、そうした仕事をしていこうと決意しています。
 今年は寅年。「虎は千里往って千里還る」と言います。虎は一日のうちに千里(3,930㎞)もの距離を行き、さらに戻って来ることを言います。活力に満ちた、行動力のあるさまなどを表す言い回しです。(母親の子供を思うがゆえの行動力を喩えることが多いのですが…)。
 私も寅年。干支が一回りし、還暦を迎えます。今年を元年として、更にパワフルに、新たなチャレンジを始めます。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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