Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

詩というもの

2011年03月03日 | Weblog
人間は、
時として、
深い悲しみにとらわれることがあります。

そして、
深く傷つき、
深く苦しむことがあります。

しかし、
そこからも幾多の詩が生まれてきました。

悲しい心の奥底にまで光を届けてくれる、
輝きを持った言葉たちが、

その悲しみや苦しみの泥海の中から芽を出し、

私たちの魂を浄化してくれる、
詩の言葉となって紡ぎ出され、

ついには一帖の美しい織物となって、
私たちの目の前に姿を現してくれた。

それが詩というものではないでしょうか。

私たちは確かに、
詩人のように揺るぎない言葉を
紡ぎ出すことはできないかもしれません。

しかし、
詩の世界に共鳴し、
心が救われるということはあると思います。

だから、
悲しんでいる人たちは、

時として、
詩の世界に心を遊ばせてみるのも、
一つの救いとなるのかもしれません。
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