◆◆ 先人の言葉に学ぶ ◆◆――――――――――――◆
「真理は感動を通してのみ授受せられる。だがそれには、教師自身の生きた真理に対する感動こそ、その根源といえよう。」(『森信三一日一語』より)
教師に限らず、教える者が日々瑞々しい心を失わず、世の中の、真・善・美に対して感動する心を持っていてこそ、初めて大切なことは伝わるのだという、この言葉の重みを痛切に感じます。ということは、「教える者」は「学び続ける者」でなければならないのだと思いますし、「感性豊か」でなければならないのだと思います。マニュアル通りに教えたり、ルーティーンワークのようになされる教育が、いかに教育の本質から遠いところにあるのかを反省させられる言葉です。感動し、魂が響き合うような時間の中で、大切なものは師弟の心の中に残っていく。この教えを肝に銘じたいと思います。(志)