Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

価値観

2012年05月08日 | Weblog
教育で陥りやすいのは、
価値観の押しつけだと思います。

自分の価値観には信念を持たなくてはなりません。
しかし、同時に、
他人の価値観も誠実に受け止めなくてはなりません。

それをせずに自分の価値観のみを広げていこうとすれば、
それは教育ではなく政治や宣伝になってしまいます。

だから、本当に教育をしていこうと思えば、
鑿で大岩を穿ち続けるような努力を続けなければならない。
私はそう思います。

届かないことを覚悟で、
叫び続けなければならないのだと思います。

近道をしようとした瞬間に、
誠実さは失われます。

誠実でない者がする教育が、
大きな広がりを持つとは思えません。

世の中は私たちが思っている以上に公平だと私は思います。

また、自分一人のメッセージが人を育てている
などという思いには到底なれません。

善も悪も、様々に、その人と関わり合い、
様々な人たちのメッセージが届けられ、
その人の人格が形成されていくものだと思うからです。

だから、私の言う教育とは、
共に学びましょうという体のものでしかありません。

しかし、私はそうしようと思いますし、
そのようにしかできないと思っています。







コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする