先日、九州自動車道下りの、
あるSAでレストランに入った。
支払いの時から、嫌な予感はあった。
胸に「いつも笑顔でお客様に応対します」
というプレートをつけた女の子が、
にこりともせずに応対してくれたところから、
私はきっと嫌なことが起きるに違いないと思い始めていたのである。
テーブルについて、しばらくしたら、
私の頼んだ「しょうが焼き定食」が運ばれてきた。
私は、きっとお決まりの、イマドキ日本語を使って
言ってくれるのだろうと期待した。
そう、「こちらしょうが焼き定食になります!」という、
あの「なります用法」である。
この場合の突っ込み方はただ一つである。
「・・・もうなってるよ!(しょうが焼き定食に)」
残念ながら、この程度の言葉の乱れでは、
私にとっては、もはや驚くことでさえも無いのである。(どうだ)
やがて、若い男の子が「しょうが焼き定食」を運んできてくれた。
店員「こちら、・・」
私 「ほら、来たっ!!」
・・・が、次の瞬間、予想は裏切られ、事態はさらに複雑化した。
台詞はこうだったのだ。
店員「こちら、しょうが焼き定食の方になります!」
私「・・・へっ?・・・」
私は不意を突かれて、疑問が頭の中をぐるぐる駆け巡った。
「・・・??? それって、どっちの方向???」
もはや、しょうが焼き定食に
「なっているか」「なっていないか」などという問題は、
些細な問題に過ぎなかった。
問題は、
「しょうが焼き定食の方向とは、あるいは、しょうが焼き定食の方角とは、
一体どっちなのか?という問題であった。」
かくして私は、しょうが焼き定食を食べている間じゅう、
この難問を考え続けるハメに陥ってしまったのである。
食べ終わる頃、他のテーブルに運ばれていく「しょうが焼き定食」を
何気なく眺めていた私は、更なる発見をすることになった。
「あっ!!」
私の「しょうが焼き定食」には、
本来有るべきはずの味噌汁が乗っていなかったのである。
つまり、「しょうが焼き定食の方」がどっちの方かを考えているうちに、
私は大切なことをすっかり見失っていたのである。
みなさんも正しい日本語を使いましょうね。
あるSAでレストランに入った。
支払いの時から、嫌な予感はあった。
胸に「いつも笑顔でお客様に応対します」
というプレートをつけた女の子が、
にこりともせずに応対してくれたところから、
私はきっと嫌なことが起きるに違いないと思い始めていたのである。
テーブルについて、しばらくしたら、
私の頼んだ「しょうが焼き定食」が運ばれてきた。
私は、きっとお決まりの、イマドキ日本語を使って
言ってくれるのだろうと期待した。
そう、「こちらしょうが焼き定食になります!」という、
あの「なります用法」である。
この場合の突っ込み方はただ一つである。
「・・・もうなってるよ!(しょうが焼き定食に)」
残念ながら、この程度の言葉の乱れでは、
私にとっては、もはや驚くことでさえも無いのである。(どうだ)
やがて、若い男の子が「しょうが焼き定食」を運んできてくれた。
店員「こちら、・・」
私 「ほら、来たっ!!」
・・・が、次の瞬間、予想は裏切られ、事態はさらに複雑化した。
台詞はこうだったのだ。
店員「こちら、しょうが焼き定食の方になります!」
私「・・・へっ?・・・」
私は不意を突かれて、疑問が頭の中をぐるぐる駆け巡った。
「・・・??? それって、どっちの方向???」
もはや、しょうが焼き定食に
「なっているか」「なっていないか」などという問題は、
些細な問題に過ぎなかった。
問題は、
「しょうが焼き定食の方向とは、あるいは、しょうが焼き定食の方角とは、
一体どっちなのか?という問題であった。」
かくして私は、しょうが焼き定食を食べている間じゅう、
この難問を考え続けるハメに陥ってしまったのである。
食べ終わる頃、他のテーブルに運ばれていく「しょうが焼き定食」を
何気なく眺めていた私は、更なる発見をすることになった。
「あっ!!」
私の「しょうが焼き定食」には、
本来有るべきはずの味噌汁が乗っていなかったのである。
つまり、「しょうが焼き定食の方」がどっちの方かを考えているうちに、
私は大切なことをすっかり見失っていたのである。
みなさんも正しい日本語を使いましょうね。