東京多摩借地借家人組合

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ブラック地主がやって来た みんなで組合に入れば恐くない

2015年08月05日 | 明渡しと地上げ問題
 文京区本駒込に住む西さん(仮名)は20年前に建替えと更新問題で地主との間で争いが起こり組合に入会した。今年に入って、6月に地主から底地を業者に売却したとの通知があり、早速この業者が来訪し、底地を買取るか借地権を売却するかという話をしてきた。

西さんは「組合に入会している」と通知すると顔色が変わり「また出直してくる」とすて台詞を言って立ち去った。この西さんの近所には同じ地主から借地している人がいるために組合と相談し、組合のリーフやブラック地主問題の記事が載っている組合の新聞を手渡しし、できるだけ早く組合と相談することを勧めた。隣の深沢さん(仮名)の家にも、翌々日にこの底地業者が来訪。売るか買うか借地権は認めないと言ってきたが、西さんから話を聞いていたので、業者に組合と組合の顧問弁護士と相談するからあなたの主張を書面で出すよう提案したところ、おとなしく引き下がった。深沢さんの奥に建物が立っている横山さん(仮名)は、現在同じ区内の別なところに住んでいて、この借地上の建物は第三者に賃貸している。自宅にも尋ねてきたので、直ちに組合に入会した。ブラック地主問題で有名になっていたこの業者が面会を強要すれば裁判所に仮処分の申請を出されることを知ってか今のところ威圧的な行動に出ていないと連絡があった。

(東京借地借家人新聞より)

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