東京多摩借地借家人組合

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災害列島日本 地震・台風で自宅損壊、さらに災難が・・

2018年10月29日 | 地震と借地借家問題
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3507402.htm

 シリーズ「災害列島日本」です。大阪府北部を襲った地震で自宅の屋根が壊れた後、相次いだ台風で雨
漏りの被害に悩む住民がいます。この住民に思わぬところから災難が襲い掛かっています。それは家主か
らの立ち退き要求でした。
 台風24号が近畿を襲った先月30日の大阪府茨木市。このエリアにある7軒の借家には、5世帯が暮
らしています。そのうちの1軒に、家族6人で住む梁田恵美子さん(51)。これから来る台風に備えて
いました。
 「ここですかね。常に上にあげて、いつでも広げられる状態にしています」(梁田恵美子さん)
 天井から雨漏りがしたらブルーシートを広げて床に落ちないようにするといいます。さらに、棚にはビ
ニールを被せています。
 「一応できる範囲のことだけして、あとは自然にまかせるしかない。すごく不安ですね」(梁田恵美子
さん)
 きっかけは、今年6月の、あの地震でした。震源は大阪北部、最大震度6弱を記録しました。梁田さん
らが住む借家も屋根瓦が剥がれ落ちました。住人らは、家主に直してもらうよう訴えましたが、家主は
「修理はしない」の一点張り。そればかりか、「引っ越し費用20万円で今年中に立ち退いてほしい」と
要求されたのです。
 「ここが好きで、ここの街も好きで、ここの人たちも好きで、ここでがんばってきていたので、とりあ
えず住めるようにはしてほしいですよね」(梁田恵美子さん)
 立ち退きを求められた住人らに追い打ちをかけたのが先月4日の台風21号です。
 「水がぽたぽた落ちてますね」(記者)
 「これになると、あっちもこっちも、こういうふうになる」(梁田恵美子さん)
 地震で壊れたままの屋根から雨が染み込み、家の中では、天井のあちらこちらで雨漏りがしたのです。
 なぜ修理をせずに立ち退きを要求するのか。JNNの取材に対して家主は・・・
 「予算の関係上、立ち退いてもらって建て替えた方が良いと判断した。また、住人の安全を考慮して立
ち退きを要求している」(家主)
 そして、先月30日の台風24号。幸い被害は少なく、雨漏りを防ぐことができましたが、次来る災害
に怯える日々は続きます。
 「寝ている間に雨漏りしていたらどうしようと、寝られない。まだまだ安心はできないと思う」(梁田
恵美子さん)
 住人らは今月初め、「家賃を支払っている以上、家主には修繕義務がある」として、解約申し入れの撤
回などを求めて、簡易裁判所に調停を申し立てています。


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