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10.1.1~10.2.4

スタバでバンドの意味

 スタバでバンドが手に入った。何を意味するのか? 取り敢えず、ノートに巻いた。

10.1.1「他者がいる」

 他者がいないってどういうこと

 10.1「他者の世界」は他者がいるのか、いないのか。哲学ではいない。仏教では小乗。私の内ではやはり、いない。今はいてもいなくてもいい。発信の対象が自分だけでないのは確かだから。

 ここでは他者がいるとして、お節介しようとしている。他者に関わる理由は仕事でのモットーにした「皆の思いを自分の思いに、自分の思いを皆の思いに、そして、思いをカタチに」に立ち返る。あのころも他者は観察の対象だった。

10.1.2「情報共有」

 他者の世界、つまり、社会で最大の武器は情報共有です。フランス革命の時代にはなかった。それ以降も新聞、ラジオ、TVなどの一方通行のアジテーターだけだった。ナチのゲッペルス、大正時代の新聞などで誓われた。

 個人が発信できる、バックボーンとのやりとりができる、ソーシャルがやっと作られた。個人からのコメント力は別の方向に行ってしまっているが、個人が覚醒できる環境は揃いつつある。

10.1.3「存在の力」

 これらの環境の元で、従来の意思の力で組織的に動くのはムリになってきている。意思の力の支配に依存するには大きな権力が必要になり、大きくなればなるほどひずみが生じる。ナチ時代のホロコーストは社会の後退を招く。

 家族制度、教育制度の変革を含めて、個人として自立していく。それぞれが全体を考えて、先を見て、つながっていく。

10.1.4「ヘッドを設定」

 社会にヘッドを設定する。個人を生かす場を作るのが目的。意思の力の時代の企業の役割を果たす。消費を前提とした企業は、循環のエネルギー源として後退させ、ヘッドを前面に出す。

 公共のコミュニティ、医療などの目的別コミュニティ、スタバなどのサービスコミュニティなどのヘッドが多様に組み合わさる。乃木坂のようなエンタメ系も存在し、つながりを持って、個人をまとめていく。

10.2.1「哲学者」

 日本の哲学者でまともだと思うのは池田晶子さんで停まっている。私の感覚はやはり、女性の哲学者です。アレクサンドリア図書館のヒュパティア、ユダヤ人のハンナ・アーレントを引き継ぐ者。

 割り切った上に、哲学に沿った生き方をして欲しい。いくちゃんに哲学者の素養を見ている。

10.2.2「歴史哲学」

 ヘーゲルはフランス革命までの歴史哲学だった。自由をキーワードに国民国家を賛美した。その後、国民国家がゆえに総力戦、ソ連の崩壊で歴史哲学は方向を失った。

 平等という観点で、次の歴史哲学が必要になっている。単に歴史の現象をなぞるだけでなく、未来への啓示が欲しい。新しい哲学者が存在の意味から社会に提案して欲しい。ムスリムの実験を含めた社会の平等を示していく。

10.2.3「存在を哲学する」

 社会の閉塞感は個がつながるものがないことから起こっている。全体主義・共産主義のようにカリスマに縋るのではなく、全体とつながることで個人が主体的になることが必要。

 個と全体がつなぐ哲学は、暴力ではなく、存在の力で知の世界をめざす。その為にバックボーンとなるのは、哲学と数学という、全体を考え、先を見渡せるものを教育の中核に置くことです。

10.2.4「根本を考える」

 思考の根本は何か? 今・ここにいる自分が根本です。家族制度のナカで刷り込まれたものを捨て去り、個人が生まれてきた、放り込まれた原点に立ち返り、哲学と数学を思考のベースにする。

 家族から個人主体になり、生き残るための教育で市民として武装を行なう。組織として、もっともとらわれている仕事を個人の存在という見方で再構成する。
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