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高松市中央図書館に入るにはカゴがいる

高松の販売店で午前中ヒアリングした後に、高松市立中央図書館を調査。本当は県立に行きたかったのですが、旧高松空港跡地に作られたということで、かなりの郊外で、今回は市だけにしました。宮城県立図書館も遠かったけど、それに匹敵するぐらいです。こういう図書館は本当に飾り物ですね。

市内になる高松市中央図書館で一番目立ったのはカゴを下げて入ってくる市民の姿でした。図書館では年間3000冊ぐらいがなくなっていたので、市民に協力してもらって、バックなどを全て、ロッカーに入れて、カゴだけで入場してくださいという方式をとっていました。

これは国会図書館などで行っていう方式です。私も国会図書館に行ったときに、あまりいい感じはしません。

豊田市などでは、全ての本に磁気加工のラミネートを貼った上で、入口のブックディフェンダーを設置することで、貸し出し処理しない本を持ち出すと警報がなる仕組みを取り入れています。これには、装置も高いけど、個々の本への処理の費用がかなりになります。

今後はICを埋め込むやり方が主流になるようです。これならば、蔵書点検も取り出さなくてもできるというメリットがあるけど、ICの埋め込みとか、コスト増になります。

図書館の新刊書購入を阻害しているものとして、システム費用があります。愛知県立図書館もシステム化費用で予算を消化して、肝心の本にお金が回りません。

こういうところでも、市民活動でシステム化ではなく、モラルで解消することも必要です。自分達の本であることをどうカタチにしていくかです。

それぞれの図書館が考えることと、全体としてのICチップの埋め込みを全国で考えることの両方が必要になるのかなと思いました。

全ての本にICチップが最初からついていれば、ディフェンダーだけの投資で、貸本処理ができると同時に、本を寄贈した時でも、現在のようにお金をかけずに本を蔵書できる。

本の循環のシステムのレベルアップができていくような気がします。
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