未唯への手紙

未唯への手紙

「どうする「理数力」崩壊375.4ツツ

2006年05月28日 | 6.本
本自体はありきたりでした。そこで考えたことを述べます。

「理数力崩壊」というけど、皆はまだ数学の魅力を知らない。世の中に出ている「数学の本」を時々借りてくるけど、数学の「空間というのは創るものであり、変えていくというもの」ということを表現しているものがありません。

そのベースはトポロジーであり、それがつながりを定義して、全体を見えるようにして、どのようにすれば変わるのかということを示しているのに、だれもそれを言い出そうとしない。

変えるためには目標がなければダメです。考えていく人と目標と理念をつなげていかないといけません。

それがあれば、何に使えないかとかを言わなくてもいいし、会社で考える時も商売を考える時も、企業化するときも世の中の動きと含めて考えられます。

その考えるための思考力のための道具。そういう総合力で数学を位置付けないといけません。

理数力を養うことで、今の環境問題にしても、どういうカタチにしていくのか、それがどうなっていくのかという想像力を働かせる力になっていくことを述べないと、目標がハッキリしません。

そうでないと、目の前のことを動かすだけです。自分のことを主張するだけです。

最後に、理数力というけど、理科にそんなに力があるのでしょうか。そんなものは20世紀に置いてきた方がいいです。