未唯への手紙

未唯への手紙

「知性の構造」という保守思想

2006年05月15日 | 6.本
室長より「知性の構造」を借りました。いわゆる、日本の保守思想のバックボーンだそうです。

内容にもあるように、かなり難しそうです。特に保守思想はあまり接してきていないので、食わず嫌いです。

今まで日本に、これほど本格的かつ正統的な思索の書があっただろうか―。知識人が、ジャーナリズムによる「雰囲気の支配」の下にすすんで屈服している現在、自らの精神の有り様と思考の“構造”を八五点の図を示しつつ初めて全的に開示し、真の“知性”は如何にして獲得できるかを真摯に考察した画期的な知性論。

日本人はなぜ議論が下手なのか。精神の平衡感覚はいかに鍛えられるのか。言語と思想の死の予感のなかで、自らの精神と思考の構造を初めて全的に開示しつつ、真性の知はいかにして獲得できるかを考察する。

思考の“構造”の図は曼荼羅を意識したのか、4つの方向を基準にしているので、私のメモのとり方と似ているので、これを自分の中に取り入れるために、まずはOCRを開始しました。

スーと入ってこない本については、スキャナーで取り込んだものからテキストに落として、その上でインスピレーションで構造化します。

それを読みながら、色分けを行います。それで自分の内側に落とします。今回はそれを徹底的に行います。

最大の関心事は、現在のマスメディアを変えさせるにはどうするかです。その先にあるのは、一人一人が自分で考え、行動する社会の創造(想像)です。このときに「日本」を対象にするか、「世界」を対象にするかの違いです。

そうしないと、日本は完全に「沈黙の螺旋」に入ってしまいます。それが救えるのは個人レベルの発信です。