みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

悩みつつ従う

2015年12月04日 | ホセア書

ホセア書 1章

 きのうは,午前に電話伝道(今はインターネットでも聞くことができます)の録音をしてきました。すいすいとアウトバーンを走って予定よりも早めに放送局に着いたので、近所をウォーキング。そういえば、天候が思わしくない日が続いていたなどの理由で、しばし外歩きをしないままでいましたので、20分ほどのとても良いウォーキングになりました。写真はその時のものです。

 きょうからは「ホセア書」を読みます。南北に分裂したイスラエルの北王国に、神は預言者ホセアによってメッセージを届けるのですが、驚くような出だしです。神はホセアに「姦淫の女をめとり、姦淫の子らを引き取れ」とお命じになるのです。その理由は、北王国が主を見捨ててはなはだしい淫行にふけっているからだ、というのです。

 ホセアはこの命令に喜んですんなりと従ったのだろうか、と考えるのです。なぜ私が…という煩悶(はんもん)がホセアの中になかったのでしょうか。しかし、ホセアは神に従います。そして妻ゴメルとの間に子どもが生まれます。子どもに名前をつけるのは親の責任でありますが、喜びでもあります。イスラエルでは親の名前を受け継ぐようですが、神はここでもホセアに理不尽だとも思える命令を与えるのです。何と子どもに、「愛されない子」、「わたしの子でない」という意味の名前をつけよというのです。そんな名前をつける親がいるでしょうか。

 しかし、ここでもホセアは神のことばに従います。預言者とは何なのか、信仰者とは何なのかということを神とホセアとのやりとりを通して,考えさせられる出だしです。


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