ルカの福音書 7章36−50節
「そして彼女に、『あなたの罪は赦されています』と言われた。」 7章48節
主にある友の記念日が日曜日でしたので、月曜日に墓参。近くに住む二人のお嬢さんを訪ねることもできました。普段は日本語の生活ではないのに、日本語が上手でびっくり! お母さんがまだ生きているように思うとおっしゃることばに、自分たちもその方の声や話し方、表情を忘れていないないことに気づきました。
その後、さらに足を伸ばしてこちらに留学している方といっしょにお昼をいただきました。他の留学生は帰国した中、この方はこちらにとどまってリモートでの授業を受けています。8月終りまでこちらにいるとのこと、応援しています。
パリサイ人シモンはどんな動機でイエスを食事に招いたのだろうかと、ここを読むたびに考えます。この食卓にシモンたちから見たら招かれざる客が闖入(ちんにゅう)してくるのですが、「罪深い女」とされる彼女がイエスにしたことによって、シモンの動機がイエスによって明らかにされることになります。客を迎えたのにふさわしいもてなしをしないのですから、イエスを「値踏み」しようとしたのかもしれません。こんなところに客として行ったらバカにされていると思うことでしょう。
一方の女性。彼女の行為を受けて、イエスは「この人は多くの罪を赦されています。彼女は多く愛したのですから…」とシモンに言われます。彼女はどこかでイエスの話を聞いて、心の中で自分のようなものの罪も赦されると確信し、その感謝を精いっぱい表そうとしてここに来たのでしょう。
そして彼女はここで、イエスから個人的に「あなたの罪は赦されています」、そして「あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい」ということばをいただきました。人生でこれに優るありがたいことばはありません。