みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

救援に向かう

2018年05月11日 | ヨシュア記

ヨシュア記 10章1−27節

 水曜日の祈祷会の帰り道、たくさんの救急車が泊まっています。見ると、自動車が四台ほど衝突し、一台は横転していました。交通事故です。このようなときに救急車が現場に、そして病院に急ぐのは頼もしさを感じます。

 変装作戦によって、イスラエル側についたギブオンに、エルサレム、ヘブロン、ヤルムテ、ラキシュ、エグロンの王たちは裏切り者として攻め込んで来ました。そこでギブオンは、ヨシュアに救援を要請します。軍事的には、ヨシュアたちにはギブオンを助けないという作戦もあったように思うのです。それによって敵側が互いにつぶし合って、その機に乗じてカナン南部を征服するというのは、理に適ったことでした。

 けれども、ヨシュアはギブオンを救援するためにギルガルから急行します。彼は、主にかけてギブオンと和を講じたのです。ですから、イスラエルはギブオンとの契約に誠実であり続けたのです。

 主である神はヨシュアたちの誠実をご覧になって、「恐れてはならない。わたしが彼らをあなたの手に渡したからだ」と言われます。エリコの城壁が崩れる前にも、主はヨシュアに「見よ。わたしはエリコとその王、勇士たちをあなたの手に渡した」と言っておられます(6章2節)。ヨシュアたちの勝利は確定しました。主が彼らの味方だからです。ヨシュアたちはギルガルからギブオンを急襲し、連合軍を撃破しました。そして主はこの戦いで大きな不思議を行われたのです。

 神と契約を結んだ民は、国と国、人と人との間においても誠実であるということの模範を、ヨシュアたちの姿は示しています。神に対しては誠実であるけれども、その他はいい加減でよいという理屈は成り立ちません。

地図:ギブオンを巡る戦い(参考:Accordance map)


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