朝の散歩に乗じて孫娘に田圃だけでなく枝豆や麦畑も案内した。
しかし、子供の敏感な鼻に「鶏舎の異臭」が気になったらしく、常時左手
で鼻を抑ながらの散歩となり、田畑にもイノシシ被害にも全く関心を示すこ
とは無かった。
もっとも、関心を示さなかったのは農作物に限らず、青い空、白い雲、新緑
の中の麦秋に対しても同様だった。
唯一、動いている虫やチョウチョにだけは敏感に反応していた。
止むを得ず、散歩の最後に田畑を眺めて「青雲の志」を抱いているシーンを撮らせて貰った。
我が家の農業が維持継続のみならず更なる発展を遂げるか否かは一重に孫娘の
双肩にかかっている・・・???
にも関わらず、左手は最後まで鼻を抑えたままだった。