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霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

その場凌ぎの嘘

2013-03-11 19:34:40 | 経営
昨日に引き続き「中山間の総会」について

弱小集落とはいえ600万円を超える事業計画を決定する総会なので冒頭で定足数の確認が
ある。
しかし、その前提として「総会開催の案内」を全メンバーに通知していることが必要。
特に、居住地が集落外となっている五人のメンバーへの通知をしているかどうかは怪しかった。
一部のメンバーに通知をせずに開催した総会が「有効に成立しない」ことは当然のことなので、
それを確認したところ「自分が持参して通知して来た」と代表から回答があった。

実は今回の総会に備えて日頃から親交のある他集落在住の三人のメンバーに趣旨を説明し
事前に「私への委任状」を貰っていた。
総会後に、「私の力不足」で改正案が採用されなかった報告をした際「代表から総会開催の案内
があったか否か」を確認したところ、「今年に限らず今まで総会の通知を受け取ったことは無い」
との返事だった。

ことほど左様に平気で「その場凌ぎの嘘をつく」事例を我が集落ではしばしば目にする。
「18年間区長をやった」ことを自負している我が家のジイチャンもその傾向が強い。
長い間そんな「悪癖」が通用して来たということは「集落の後進性」を象徴しているような気がして
ならない。


(福寿草)

「嘘」を重ねて全く信用を無くしてしまったジイチャンは、家族から「まともに相手にもされない」状態
となっているが、中山間の代表が公式の場で「その場凌ぎの嘘」を言ったことを正すのは、その影響
が大きいだけに簡単ではない。
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惨敗

2013-03-10 20:15:15 | 経営
「惨敗」と言ってもバドミントンの試合の話しではない。
本日の霜後集落の「中山間の総会」で私の提案した改革案は、投票で可否を問う形となった末に
否決されてしまった。 
「中山間地直接支払制度」の趣旨に沿った農業者全員にメリットのある内容の提案だったにもか
かわらず否決という残念な結果に終わった。

事前に農業者の大半(役員を除く)の意見を個別にヒヤリングした際は賛成意見が多かったもの
の、それで安心していた訳ではなかった。
何事も「現状維持で以って貴しとする」保守的体質、「長いものには巻かれろ」気質、また皆の顔色
を窺って常に多数派に立とうとする動きは当然予測されることなので「蓋を開けるまでは判らない」
と踏んでいた。

案の定、私以上に改革を強く主張していたメンバーでさえも「総会の場では自分の意見を述べなか
った」し、事前に賛成していたメンバーでも反対票を投じた人も居たようだ。

また、採決には非農業者も加わっていて「農業者のための改革案」に非農業者が賛成するはずもな
かった。
非農業者の票を除くと可否の差は僅かだった。


(強風で杉の木が二本倒れていた)

しかし、今回は惨敗を喫したものの「中山間地農業のハンディ克服」や「耕作放棄地の解消」に何ら
貢献しない「オママゴトのような事業」に共通費の大半を費消する今の進め方が長続きするとは到底
思えない。
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2013-03-09 18:52:53 | 自然
暗くなりかけた夕方近く、かなりの高い上空を数千羽の雁の群れが50~100羽のグループに
分かれ、三角形の編隊を組んで南西方向に飛んで行った。
僅かに地上まで届く鳴き声でかろうじてその編隊に気付き、暫し壮大な自然の営みに見入って
しまった。


(カメラを旅行に出かけた娘に貸し出した。代打で古い小型のカメラを使って写したが
 ピンボケ気味になっていた)

「地域のガリレオ・ガリレイを目指す」は就農時に決めた内心のスローガン。
皆が「天動説」を信じて疑わない中で「それでも地球は回る」と地動説を唱え続ける事は半端な
精神力ではない。
特に閉鎖社会の田舎では尚更のこと。

それでも「初心貫徹」、どんなに逆風が吹こうとも「信じる道をまっしぐら」で生きていると次第に
天動説に疑問を抱く人が増えて来るから面白い。

コメント (2)
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雪解け

2013-03-08 21:17:26 | 自然
ここ数日の陽気で田畑の根雪がたちまちの内に消え去り、田んぼの周辺の堰は
雪解け水で賑やかな音を立て始めた。

田んぼによっては排水口が塞がって雪解け水の逃げ場がない所もあるので一巡り
して排水口の障害を除去して回った。



ついでに昨年の「秋の長雨」に祟られ種蒔きが遅くなった小麦畑をチェックしてみた
が発芽は確認できなかった。
未だ雪解けしたばかりなので「これからに」期待したいと思っているが、最悪の場合、
今年の小麦の収穫を諦めることになるのかもしれない。
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ブランク

2013-03-07 22:22:27 | 野菜
長い冬のブランクを経た後に農作業をスタートさせようとしてもスンナリとは行かない。
ハウス用に利用している古い小型トラクターはバッテリーがあがってエンジンがかからないし、
ハウス内へ給水するパイプはゴミが詰まって水が出ない、更には東の堤から高低差を利用
して水を引いているパイプも凍結等で管が破れた箇所があったりしていた。

それらのトラブルを一つひとつ解消しながら進めるので、エンジン全開となるまでには少し時間
がかかりそうだ。



トラクターのバッテリーを充電してから二日遅れで今年の初の畑掘りとなった。
絨毯状態のハコベを草刈機で刈り取って片づけてから掘ったのだったが、やたらに草の緑色が
目に付く仕上がりとなった。
数日おいて肥料等を撒いてから再度丁寧に掘り直そうかと思っている。

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