霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

寒い冬

2010-02-13 20:57:57 | 自然
暖冬の予報が一変して厳しい寒さが続いている。
原因は「北極振動」とかにあるらしく気象庁も予測が難しいようだ。

二月になると「日差しが高くなるので温かくなる」と以前に書いたが、折角高くなった日差しも雲に遮られてしまっては「絵に書いた餅」にもならない。
こうも寒い日が続くと「早く春が来て欲しい」と願う気持ちが日増しに強くなって来る。


(裏庭のピンクネコヤナギは春の到来が近いことを告げている雰囲気ではあるが…)

ここ数日、牛舎の撤去や作業場と鶏舎の改築準備でバタバタしているが、そんな事ばかりやっていると心身共に疲れて来る。

仕事の疲れが出始めた夕方四時近くになるとオバサンがバッケ(フキノトウ)採りに行くことを提案する。
今年はハウスの野菜もあまり作付けしていないので、バッケでも採らないと「産直に出荷するものが無くなる」という事情もあるが、それは表向きの理由。
たまには「純然たる自然」と接する時間を持たないと精神的にリフレッシュ出来ないような気がしてならない。

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猫のタコ

2010-02-12 20:56:05 | 家畜
牛舎の二階の干し草置き場をネグラとしていた猫のタコは牛舎の解体でネグラを代えざるを得ないことになった。
猫は犬と異なり寒さは苦手なので今の季節に宿舎を奪われたのは辛かったはず。
それでも朝食時間帯になると鳴きながら尻尾を立てて現われるので、無事に自己解決しているようだ。

日中はタコの姿をエグネ(屋敷林)や田の畦道、それに畑などそちこちで見かけるが、それはノンビ゜リと日向ぼっこをしている訳ではなく、鼠が現われたら襲おうと待機している状態を示している。
裏を返せばタコが待機している所は「鼠が現われる場所」ということになる。



我が家では犬も猫も家の中には入れないことにしているが、タコは鼠を追って天井裏には入り込んでいるようだ。
冬になると天井裏で鼠が何かをかじる音がしてうるさいものだが、今年はそれが全く無いのは「タコがこまめに巡回点検している賜物」と感謝している。
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牛堆肥搬出

2010-02-11 21:23:03 | 家畜
本来は牛舎と鶏舎を一緒に解体する予定だったが、牛舎の解体を前倒ししたのはは理由があった。
牛舎の堆肥については、今は色々な「文明の利器」があって機械で簡単に搬出できるような建物構造になっているようだが、昔からの畜舎をそのまま利用している我が家では人力に頼るしか方法が無かった。
しかし、牛堆肥搬出は三K職種に馴染んでいる百姓でも「できれば避けたい作業」のトップクラスに位置づけられるキツイ仕事なので、先に建物を撤去しバックホーを利用できるようにしたものだった。



お陰で軽トラへの積み込みはバックホーで楽に出来たが、残念ながら軽トラにはダンプ機能が無いので下ろすのは手作業となるのが辛いところ。
会社が休みの息子も手伝ってくれたので二台の軽トラをフル活用できたが、それでも一日で搬出を終えることが出来なかった。



ダンプ機能があれば半日程度で終えられたはず。
変な所でお金をケチって体力をすり減らし「仕事をした気」になってはいけないと反省させられた。
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牛舎の解体 その二

2010-02-10 22:12:54 | 家畜
半世紀に及ぶ肉牛の飼育を止めたのは市場価格の低迷でジイチャンが嫌気をさしたことによるもの。
昔、一時的に仔牛一頭が百万円を超える価格で取り引きされたことがあり「夢よもう一度」と内心思っていたはず。
しかし、その実現が到底不可能と知り「老骨にムチ打つ」元気が急に失せてしまったようだ。

「あそこの家では牛を高く売ったとサ」と世間で噂話しになることが一番の関心事で、費用対効果を度外視した贅沢な牛飼いだったので、この撤退は我が家としては稼働面だけでなく経済面でも大分負担が軽くなったことは否めない事実。



昨日の続きで屋根の部分を全て撤去し連結している車庫との繋ぎ目も切断してから、ワイヤーをかけてバックホーで引き倒した。
この牛舎は昔母屋として使っていた建物を利活用したもので今では珍しい八角に切った建材を梁として使っていた。

倒された牛舎を感慨深く眺めているジイチャンの胸に去来するものは、まぼろしとなった「夢」かそれとも昔の母屋の「思い出」か。
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牛舎の解体

2010-02-09 20:31:40 | 家畜
サラリーマン時代はほぼ二年に一度の割合で引越ししていたので、荷造りや片付けには慣れている面もあった。
それでも退職した時は「これでもう引越生活とは縁が切れた」と一安心したものだった。

今回の母屋のリフォームや牛舎の解体はサラリーマン時代に戻ったような「引越し作業」が伴った。
特に牛舎の倉庫にはン十年も放置されたままの物も多く、良く言えば「片付け甲斐」のある仕事となった。




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