トラクタは年中活躍するが、田植機や「代かきハロー」は、季節労働者みたいな
もので、僅か数日間で一年の「役割り」を終える。
秋に登場する高額なコンバインも同様である。
田植えも稲刈りも農家が互いに労力を提供し合って人力で賄っていた
時代は、零細な稲作農家でも何とか経営が成り立っていたが、機械化と
共に立ち行かなくなった。
それに追い打ちを掛けるかのように農薬や化学肥料が高騰し、更には
長年続いた減反政策による補助金も三年後に全廃となる。
一方、高齢化や後継者不足で農業者は急速に減少し続けており、それは
人口減少問題同様に深刻化しつつある。
しかし、政府は誰かの「お金になる」軍備増強には熱心だが、農業問題
には無関心なように見えたならなて。