我が家のジイチャン、バアチャンは既に彼の地に旅立ったが、年老いた
両親の介護問題で悩んでいる人は多い。
介護施設等に依頼出来る人はまだいいが、自力で老々介護に励む人も少な
く無い。
最近、ある産直の事務員の女性から、夫婦共に県職員で転勤族だったが
両親の介護のために一緒に退職して地元に戻り、「夫は地元企業に再就職
した」と聞き、その決断に感心させられたことがあった。
そう言われてみれば、会社時代、支店長に発令される直前に、親の介護を
理由に退職した人が居て驚いたことがあったが、当事者にとって介護問題は
己の人生を左右するほど重要な問題なのかもしれない。
いずれ自分も介護される立場になることは間違いない。
「生涯現役で最期はピンピンコロリ」が理想だが、こればかりは思惑通りに
進むとは限らない。
せめて、家族に負担をかけないよう施設で暮らせるだけの備蓄に努める
のが賢明なのかもしれない。