霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

育苗受託

2010-05-03 20:45:03 | 
昨年のように暑過ぎても大変だが今年のように寒過ぎても育苗は大変な仕事となる。
二年連続で天候に恵まれず、気疲れ気味のオバサンは「これでは命を取られそうなので来年は育苗受託から撤退したい」と弱音を吐き始めた。

以前にも紹介したが育苗受託は失敗が許されないので相当に神経を使う。
生育不良や鼠、雀の被害もあって「商品にならない」ものが発生するので、念のため100~200個ぐらいは余裕を持って作っているが、今年のような寒さ続きだとそれでも追いつかなくなる。
最後は自家用分の田植えを保留してお客様を優先せざるを得ない。

そんな大変さはあるもののオジサンは「育苗受託からの撤退」に簡単には賛同できない。
非常に収支率のいい仕事となっているし一旦撤退したら復活は困難となる。
勿論オバサンの命と秤にかけるつもりは毛頭無いので、オバサンの負担を軽減する手立てを講ずれば何とか道は開けるのでないかと思っている。


(日が沈む前に各ハウスの苗を点検するオバサン)

朝はシートを外してから水かけ、夕方はシートをかけで早朝の寒さから苗を守るようにしている。
暖かい年は夕方のシートかけ省略できるのだが、今年はそんな日が無かった。
今日は夏を思わせるような陽気だったし明朝もあまり気温は下がらないようなので、ようやくシートかけを省略することができた。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする