今日午前、救急入院した病院へ再診に行きました。脳外科は、
今のところ特に問題なく、2~3か月の間に脳内の出血による副
作用がなければ大丈夫とのこと。
あと、手の甲の擦過傷がまだ全治していないので、来週初め
再訪することにしました。
診断結果により通常生活に戻れるので、ひと安心です。
===========================
第15日 2007年3月4日(日) 快晴後晴
76番金倉寺~80番国分寺
=宇多津のひなまつりを見る=
![](http://clip.alpslab.jp/bin/map?pos=34/16/44.135,133/49/58.801&scale=500000)
5時20分起床、好天である。6時から御影堂でお勤め。
講話では、お大師様が一夜の宿を乞うたが断られ、十夜ヶ橋の
下で寝た話から、その異聞もあるとか、辛いことがあっても考え
方を変えてみると楽になる、というようなお話があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/d3/4c6195497fdfc161e7b05cf094d986ed.jpg)
昨日は11人ほどの坊さんだったが、今朝は日曜だからか6人
だった。戒壇巡りは省略して、6時45分頃に食堂に行く。
食事を終え、連泊した善通寺宿坊を7時28分に出た。善通寺
市街を東に進み、JR土讃線の東に出て、北へ向かう遍路道へ。
田や畑、住宅地の混在する道は、車が少なく歩きやすい。高松
自動車道の北に進み、間もなく76番金倉寺(こんぞうじ)に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/85/25c9d4dfa5de08071b5a1d9480c51e2f.jpg)
正面に本堂、左に大師堂があり、広い境内に、ほかの幾つか
のお堂がゆったりと配置されている。
本堂には、手で引くとカタカタ音のする願供養念珠が下がる。
鐘楼は、柱が何本もある変わった造り。
境内には、善通寺師団長だった乃木大将が、客殿に仮住まい
中、来訪した静子夫人に会わず、途方に暮れた夫人がたたずん
だという「妻返しの松」の2代目がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/e0/9cc125a8e20cf7c1ad3ae99c8ac25812.jpg)
暖かいので厚手のシャツを脱ぐ。今朝は軍手も不要だ。
寺の西から、さらに北に向かう。多度津町に入ってすぐの、葛原
八幡宮に、県天然記念物でご神木の、太いクスノキがあった。
その先は麦畑が多く、濃い緑一色で色鮮やか。これが、名物さぬ
きうどんの原料になるのだろうか。
やはり車の少ない静かな車道を進み、77番道隆寺(どうりゅうじ)
へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/df/a1ca8e8813923d09ed7c7580c4c13a20.jpg)
境内には、坂東、秩父、西国、計百観音の細身の石像が並んで
いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/87/2b045b5f0157af0c09103ac0ff8db86f.jpg)
寺の背後から東に向きを変え、県道21号に入る。一転して車の
交通量が増え、歩道もない。金倉川の先で、南に並行する遍路道
を少しだけ抜ける。
丸亀の市街地に入り、城乾小近くに、近大、歌先生設計の「遍路
小屋18号城乾」があった。朱塗りで屋根のない独特の造り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/c8/d285fa1fc643469d0abba98bf183eda4.jpg)
ここから、近くに住む、昔の職場が一緒のFさんに電話し、市街
地の東にあるうどん店で会うことにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/47/60853e48045bb5ccdf1bddbd51d4f4e8.jpg)
丸亀市の中心、市役所前を通過、丸亀城を右に見て、土器川を
渡る。橋からは、南に霞む讃岐富士がよく見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/80/9d820cf4eff095b7551af8e6d1e9e461.jpg)
その先のうどん店前でFさんと落ち合い、うどんとおでんの昼食
をお接待いただき、30分ほど近況を交換した。
県道33号を東へ進み、宇多津町に入る。間もなく78番郷昭寺。
高台なので、瀬戸大橋や宇多津の町並みの展望がよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/ef/12075447cf41d2c06b72f95108ef296e.jpg)
周辺の通りは、第4回「うたづの町屋とおひなさま」という催しを
開催中。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/c0/dcd0a3513754a46e23fe25f775c08018.jpg)
民家や商店の玄関、店先、通りに面した部屋などに、きれいな
ひな段などが飾られ、観光客もたくさん訪れていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/2c/bbf74269a47273c3389958091a3ad74e.jpg)
大束川の少し先で、ひな飾りは終わる。
JR予讃線の北に進み、県道33号の南に並行する旧道で、
坂出の町並みを抜ける。中心の本町商店街にはアーケードが
あるが、衣料関係の店以外は閉めた店が多い。
呉服店の奥さんに聞くと、「人が来なくなり、このようになって
しまった」と嘆いておられた。
中心街を抜け、再びJR予讃線の南に回ると、番外霊場、八十
場(やそば)の水が、石垣の間から流れ落ちている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/10/d8c57ddb398b6a19fd4e37a86309016b.jpg)
そばにある八十場の名物、ところてんの店は、日曜休業で、食
べられなかった。
ほどなく白峰宮に着く。ご神木の太いクスノキは、県の保存木。
地続きで79番高照院。境内は松が多く、本堂横の桜が見ごろ
だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/ff/1647a166362ebdd1372c06a68cc56bbd.jpg)
さて、次の国分寺まで7㎞近くあるが、15時になったので少し
急ぐことにする。
線路の南側に沿った旧道を進み、加茂川駅の手前で県道33
号に回る。次の信号で橋を渡り、川の右岸沿いに進んで国道11
号に入る。
上下2車線の広い車道で、歩道との間はナンキンハゼとシャリ
ンバイの植え込みがある。ピッチを上げて緩やかな上りを進み、
高松市に合併した旧国分寺町に入る。
16時20分、80番国分寺に着き、ホッとする。広い境内には、
りっぱな松が並び、本堂は鎌倉中期の造りで国重文。銅鐘は創
建当時のもので、やはり国重文。ほかの寺は無料で撞けるが、
ここは有料である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/c0/762fd68857d4d86c51d36320443246ce.jpg)
大師堂内に、納経所と遍路用品の並ぶ売店がある。納経を終
え、ゆっくりと境内を回り、17時6分頃国分駅に着いたら、予定
外の17時8分発高松行きがあった。
急いで切符を買い乗車、次の端岡(はしおか)駅で快速に乗り
換える。高松駅でも3分の乗り継ぎで高徳線へ。栗林公園北口駅
で下車し、17時42分頃、連泊する東横イン高松中新町に入った。
10階のデラックスツィンの禁煙室で、部屋も広い。19時から
カレーライスの夕食サービスがあり、近くのローソンで買い足しの
ものも食べて補食とする。
(コースタイム〉75番善通寺宿坊7:28ー76番金倉寺8:19~45ー
葛原八幡宮9:02ー77番道隆寺9:35~57ー天満宮(讃岐塩屋駅先)
10:30~33ーヘンロ小屋丸亀城乾10:50~11・05ー土器川東のさぬ
きうどん(昼食)11:30~12:05ー78番郷昭寺12:39~13:04ーサテイ
坂出店13:55~14:05ー79番高照院14:45~15:00ー加茂川駅前15:22
ー80番国分寺16:20~52ーJR国分駅17:06~07=予讃線(端岡乗換)
=高松駅=高徳線=栗林公園北口駅ー東横イン高松中新町17:42
頃
(距離 27㎞、地図(1/5万) 丸亀、歩行地 善通寺市、多度津町、
丸亀市、宇多津町、坂出市、高松市(旧国分寺町)、歩数
55,100)
今のところ特に問題なく、2~3か月の間に脳内の出血による副
作用がなければ大丈夫とのこと。
あと、手の甲の擦過傷がまだ全治していないので、来週初め
再訪することにしました。
診断結果により通常生活に戻れるので、ひと安心です。
===========================
第15日 2007年3月4日(日) 快晴後晴
76番金倉寺~80番国分寺
=宇多津のひなまつりを見る=
5時20分起床、好天である。6時から御影堂でお勤め。
講話では、お大師様が一夜の宿を乞うたが断られ、十夜ヶ橋の
下で寝た話から、その異聞もあるとか、辛いことがあっても考え
方を変えてみると楽になる、というようなお話があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/d3/4c6195497fdfc161e7b05cf094d986ed.jpg)
昨日は11人ほどの坊さんだったが、今朝は日曜だからか6人
だった。戒壇巡りは省略して、6時45分頃に食堂に行く。
食事を終え、連泊した善通寺宿坊を7時28分に出た。善通寺
市街を東に進み、JR土讃線の東に出て、北へ向かう遍路道へ。
田や畑、住宅地の混在する道は、車が少なく歩きやすい。高松
自動車道の北に進み、間もなく76番金倉寺(こんぞうじ)に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/85/25c9d4dfa5de08071b5a1d9480c51e2f.jpg)
正面に本堂、左に大師堂があり、広い境内に、ほかの幾つか
のお堂がゆったりと配置されている。
本堂には、手で引くとカタカタ音のする願供養念珠が下がる。
鐘楼は、柱が何本もある変わった造り。
境内には、善通寺師団長だった乃木大将が、客殿に仮住まい
中、来訪した静子夫人に会わず、途方に暮れた夫人がたたずん
だという「妻返しの松」の2代目がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/e0/9cc125a8e20cf7c1ad3ae99c8ac25812.jpg)
暖かいので厚手のシャツを脱ぐ。今朝は軍手も不要だ。
寺の西から、さらに北に向かう。多度津町に入ってすぐの、葛原
八幡宮に、県天然記念物でご神木の、太いクスノキがあった。
その先は麦畑が多く、濃い緑一色で色鮮やか。これが、名物さぬ
きうどんの原料になるのだろうか。
やはり車の少ない静かな車道を進み、77番道隆寺(どうりゅうじ)
へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/df/a1ca8e8813923d09ed7c7580c4c13a20.jpg)
境内には、坂東、秩父、西国、計百観音の細身の石像が並んで
いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/87/2b045b5f0157af0c09103ac0ff8db86f.jpg)
寺の背後から東に向きを変え、県道21号に入る。一転して車の
交通量が増え、歩道もない。金倉川の先で、南に並行する遍路道
を少しだけ抜ける。
丸亀の市街地に入り、城乾小近くに、近大、歌先生設計の「遍路
小屋18号城乾」があった。朱塗りで屋根のない独特の造り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/c8/d285fa1fc643469d0abba98bf183eda4.jpg)
ここから、近くに住む、昔の職場が一緒のFさんに電話し、市街
地の東にあるうどん店で会うことにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/47/60853e48045bb5ccdf1bddbd51d4f4e8.jpg)
丸亀市の中心、市役所前を通過、丸亀城を右に見て、土器川を
渡る。橋からは、南に霞む讃岐富士がよく見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/80/9d820cf4eff095b7551af8e6d1e9e461.jpg)
その先のうどん店前でFさんと落ち合い、うどんとおでんの昼食
をお接待いただき、30分ほど近況を交換した。
県道33号を東へ進み、宇多津町に入る。間もなく78番郷昭寺。
高台なので、瀬戸大橋や宇多津の町並みの展望がよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/ef/12075447cf41d2c06b72f95108ef296e.jpg)
周辺の通りは、第4回「うたづの町屋とおひなさま」という催しを
開催中。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/c0/dcd0a3513754a46e23fe25f775c08018.jpg)
民家や商店の玄関、店先、通りに面した部屋などに、きれいな
ひな段などが飾られ、観光客もたくさん訪れていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/2c/bbf74269a47273c3389958091a3ad74e.jpg)
大束川の少し先で、ひな飾りは終わる。
JR予讃線の北に進み、県道33号の南に並行する旧道で、
坂出の町並みを抜ける。中心の本町商店街にはアーケードが
あるが、衣料関係の店以外は閉めた店が多い。
呉服店の奥さんに聞くと、「人が来なくなり、このようになって
しまった」と嘆いておられた。
中心街を抜け、再びJR予讃線の南に回ると、番外霊場、八十
場(やそば)の水が、石垣の間から流れ落ちている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/10/d8c57ddb398b6a19fd4e37a86309016b.jpg)
そばにある八十場の名物、ところてんの店は、日曜休業で、食
べられなかった。
ほどなく白峰宮に着く。ご神木の太いクスノキは、県の保存木。
地続きで79番高照院。境内は松が多く、本堂横の桜が見ごろ
だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/ff/1647a166362ebdd1372c06a68cc56bbd.jpg)
さて、次の国分寺まで7㎞近くあるが、15時になったので少し
急ぐことにする。
線路の南側に沿った旧道を進み、加茂川駅の手前で県道33
号に回る。次の信号で橋を渡り、川の右岸沿いに進んで国道11
号に入る。
上下2車線の広い車道で、歩道との間はナンキンハゼとシャリ
ンバイの植え込みがある。ピッチを上げて緩やかな上りを進み、
高松市に合併した旧国分寺町に入る。
16時20分、80番国分寺に着き、ホッとする。広い境内には、
りっぱな松が並び、本堂は鎌倉中期の造りで国重文。銅鐘は創
建当時のもので、やはり国重文。ほかの寺は無料で撞けるが、
ここは有料である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/c0/762fd68857d4d86c51d36320443246ce.jpg)
大師堂内に、納経所と遍路用品の並ぶ売店がある。納経を終
え、ゆっくりと境内を回り、17時6分頃国分駅に着いたら、予定
外の17時8分発高松行きがあった。
急いで切符を買い乗車、次の端岡(はしおか)駅で快速に乗り
換える。高松駅でも3分の乗り継ぎで高徳線へ。栗林公園北口駅
で下車し、17時42分頃、連泊する東横イン高松中新町に入った。
10階のデラックスツィンの禁煙室で、部屋も広い。19時から
カレーライスの夕食サービスがあり、近くのローソンで買い足しの
ものも食べて補食とする。
(コースタイム〉75番善通寺宿坊7:28ー76番金倉寺8:19~45ー
葛原八幡宮9:02ー77番道隆寺9:35~57ー天満宮(讃岐塩屋駅先)
10:30~33ーヘンロ小屋丸亀城乾10:50~11・05ー土器川東のさぬ
きうどん(昼食)11:30~12:05ー78番郷昭寺12:39~13:04ーサテイ
坂出店13:55~14:05ー79番高照院14:45~15:00ー加茂川駅前15:22
ー80番国分寺16:20~52ーJR国分駅17:06~07=予讃線(端岡乗換)
=高松駅=高徳線=栗林公園北口駅ー東横イン高松中新町17:42
頃
(距離 27㎞、地図(1/5万) 丸亀、歩行地 善通寺市、多度津町、
丸亀市、宇多津町、坂出市、高松市(旧国分寺町)、歩数
55,100)