あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

つつじの塩船観音寺へ

2007-04-29 22:31:47 | ウオーキング
 さわやかな晴天の今日、お出かけになった方も多いかと思い
ます。 私は、ツツジの寺で知られる東京・青梅市の塩船観音寺
へ出かけました。



 最寄り駅は、JR青梅線河辺(かべ)駅か東青梅駅です。私は、
河辺駅で下車しました。駅の北側に、26日にオープンしたばかり
の東急があり、そこで弁当を調達して、北に向かいます。

 東急の横から、電線を地中化した幅広い市道を1km近く進み、
突き当たりのT字路の少し東側から住宅街を北に入ります。

 霞川の橋からは、奥多摩の山のよい目印になる大岳山などの
山並みが望まれます。


 豊富な杉木立に囲まれた春日神社や、吹上小、吹上中などの
横を通過、観光客でにぎわう塩船観音寺の山門前に着きました。


 塩船観音寺は、大化年間(645~650)に若狭国の八百比丘
尼が1寸8分の千手観音を安置したのが開山と伝えられる古寺
で、貞観年間(859~877)には安然和尚が十二の坊舎を建て、
興隆を極めたと伝えられているようです。


 国重文の阿弥陀堂(上)に参拝し、左横を進むと東京都天然記
念物の大杉が2本立っています。左の木は、幹回り9.6m、高さ
38.6mあり、都内有数の杉の巨樹です。


 山門同様かやぶき屋根の薬師堂(下)の上に、これもかやぶき
屋根で国重文の本堂がありますが、本堂は修復中でした。


 本堂の左手に回ると、護摩堂弘誓閣を馬蹄形に囲むようにして、
背後の斜面がたくさんのツツジに彩られていました。

 全体的には少し早めですが、右(東)から斜面の遊歩道を展望
台まで上がります。






 奥多摩の山並みの向こうに、真っ白な富士山の上だけが望まれ
ました。

 西斜面から対面のツツジを見下ろしながら下り、途中で昼食に
しました。




 5月3日の大祭には、本尊の開扉や、柴灯護摩供、火渡り荒行
などが行われるとのこと、いっそう賑わうことでしょう。

 なお、塩船観音寺は、関東八十八ヶ所霊場の第72番霊場と
なっていることを知りました。

 関東1都6県にわたり、四国八十八ヶ所より長い、1550kmに
及ぶという霊場めぐりにも、興味が湧いてきました。
  

 


 

 

 

コメント
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