今日も真冬並みの寒い1日でした。冬の間着ていて、洗濯屋
さんに出そうと袋に入れていた厚手のジャンパーを、昨日から
また着ています。
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第17日 2007年3月6日(火) 晴
84番屋島寺~86番志度寺
=屋島から八栗山へ=
![](http://clip.alpslab.jp/bin/map?pos=34/21/23.456,134/7/12.39&scale=500000)
6時20分起床、7時からサービスのおにぎりと味噌汁の朝食。
今朝はバナナもついていた。7時40分、東横イン高松中新町を
出発する。
東に向かい、1㎞ほどで川沿いの遍路道に入って国道11号へ。
通勤の車が多く、歩道は通学、通勤の自転車と行き交う。風が
やや強く、時おり菅笠が飛ばされそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/c9/ae3f3dc2e6924c0caff74e57482a495c.jpg)
春日川の橋からは、左前方に屋島が近づく。琴電志度線の潟
本駅横を北に上がり、屋島への遍路道にかかった。
地元の人たちの毎日の登山路になっていて、次々と来る人たち
と「お早うございます」の挨拶を交わす。歩き慣れているのと、背に
荷物がないので、上りの人も次々と私を追い抜いて行く。
弘法大師ゆかりの、「屋島御加持水「や「食わずの梨」を過ぎる
と、高度が上がり、枯れ木越しに高松市街地の展望が広がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/15/81cf5451f08d1292ff2c5add40192124.jpg)
簡易舗装の道は結構傾斜があり、後半はジグザグに上がって、
84番屋島寺に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/02/677f7dc7ae26bd97aa86b68dfb697514.jpg)
広い境内には、本堂、大師堂のほかに、三躰堂、千体堂など、
多くのお堂があり、近代的な建物もある。朱塗りの本堂は鎌倉
期のものとか。
山門に戻らず東に抜けて、展望台に出る。眼下に壇ノ浦と周辺
の家並み、正面にこれから行く五剣山(八栗山)も望まれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/4c/7b820b079f2c78168238aa767e44a360.jpg)
下りは、木の段の急降下。杖を頼りに慎重に下る。途中で屋島
ドライブウェイを横断し、壇ノ浦近くの屋島東町の家並みに下った。
車道を横断した先に、義経に仕えた源氏の武将、佐藤継信の墓、
その先には安徳天皇社と、壇ノ浦の源平合戦ゆかりのものが続く。
県道150号に入り、少し先で川を渡って東へ。橋の先にあった
スーパーマルナカで、昼食を仕入れ、近くの須崎寺に寄る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/5d/06a5a9fc58c470cc1e868f7cb0373714.jpg)
遍路の父、信念の墓があり、本堂前の大イチョウは、県の保存
木。新しい塀に、源平合戦の絵図や、その説明パネルがある。
牟礼北小の先で、細い遍路道を上がると、「うどん山田家」の前
に出る。昼どきとあり、車の客がたくさん来ていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/7f/78d4be6be688bad843b537e8eb95001b.jpg)
八栗山ケーブルの、八栗山麓駅下の芝生地にシートを敷き昼食。
冷たい風が来るが日差しもあり、そう寒くはなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/9e/c091f661b2c8033af03729ad30c3d5f3.jpg)
ケーブルの左手を、八栗山に向かっての上りとなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/d0/bf7b68ab5abcb0a31cc0557b7e6bb3a0.jpg)
簡易舗装の車道をゆっくりと上がり、85番八栗寺に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/95/4382c72352032ea8041d872b5f41628e.jpg)
山門の正面、八栗山を背にして本堂があり、大師堂は右手の少
し先、隣の多宝塔そばの紅梅が見ごろだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/31/547b78679c04ca4f068611bc336fafd2.jpg)
本堂の左手には、鳥居の奥に歓喜天の建物があり、神仏混合の
様相を見せる。
大師堂の先から寺を出て、緩やかな傾斜の車道を下る。そばの
林には、キブシの花が多い。今日は真冬並みの気温で風が冷たく、
午後も厚手のシャツが脱げない。
二ツ池親水公園まで下って県道145号に入る。琴電八栗新道と
JR高徳線讃岐牟礼駅の間で、国道11号へ。1㎞足らずで琴電の
北に回ると、瀬戸内海が迫り、対岸の本州の山が近くに見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/6c/56159947f7c70ad2235782ca53c6c25b.jpg)
古い屋敷の多い志度の町並へ。私の遍路用品の購入先、「表装
の詠智会」があったので寄る。奥さんに、菅笠、白衣、頭陀袋など
を通販で購入した旨話すと、「2回の歩き遍路をしたにしてはいず
れもきれいですね」との評。お接待に鈴のお守りをいただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/f8/a7be0ac266cfc6aa3177980ab8d0d94b.jpg)
平賀源内邸前を過ぎ、大きな石灯ろうのある角を通過し、番外
霊場地蔵寺に寄る。境内に、志度寺の十一面観音を刻んだ残り
木を埋めたのが芽生え、樹齢千年以上という夫婦柏が立つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/1e/552298b892c0a7816451eb81a1575473.jpg)
15時過ぎ、今日の宿、いしや旅館に着いた。ここも前回気に入
り2度目の宿。建物は国の有形文化財である。ザックを預け、少し
先の86番志度寺に行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a0/4cd5da6baca6184d71fc6dedf877f426.jpg)
境内は広く、山門と本堂は国重文。りっぱな五重塔もあり、多く
のお堂や石仏が並ぶ。山門手前に、平賀源内の墓所、常楽寺が
ある。
参拝、納経を終え、国道11号に回って志度局へ行く。2度目の
不要荷物の返送と、最後の資金補充をした。
16時01分、いしや旅館に戻った。中間の建物の2階の部屋に
入る。ストーブが入っていて暖かく、広くて照明も明るい。今日は
気温が低く、汗をかかなかったので洗濯は省略した。
夕食は18時から。同宿は、民宿岡田で一緒の京都・長岡京市
の男性。今回は香川県内の区切り打ち、1日25㎞平均にして、
無理しないようにしているという。
日本ウオーキング協会会員で、私も参加した外秩父七峰縦走も
されたとのこと。車道の遍路道の改善要望のことなども話す。
(コースタイム〉東横イン高松中新町7:40ー春日川の橋8:32ー潟本
駅横8:49ー屋島上り口9:05ー84番屋島寺9:42~10:05ー展望台
10:10~15ー佐藤継信墓10:40~48ースーパーマルナカ11:10~22ー
洲崎寺11:24~30ー八栗ケーブル下芝生(昼食)11:52~12:20ー85番
八栗寺12:48~13:13ー二ツ池親水公園13:43ーふさざき駅・はら駅
間(休憩)14:19~25ー地蔵寺14:52~55ーいしや旅館15:02~05ー
86番志度寺15:10~34ー志度局ーいしや旅館16:01
(距離 22㎞、地図(1/5万) 高松南部、高松、歩行地 高松市
(旧高松市、庵治町、牟礼町)、さぬき市(旧志度町)、歩数
38,800)
さんに出そうと袋に入れていた厚手のジャンパーを、昨日から
また着ています。
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第17日 2007年3月6日(火) 晴
84番屋島寺~86番志度寺
=屋島から八栗山へ=
6時20分起床、7時からサービスのおにぎりと味噌汁の朝食。
今朝はバナナもついていた。7時40分、東横イン高松中新町を
出発する。
東に向かい、1㎞ほどで川沿いの遍路道に入って国道11号へ。
通勤の車が多く、歩道は通学、通勤の自転車と行き交う。風が
やや強く、時おり菅笠が飛ばされそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/c9/ae3f3dc2e6924c0caff74e57482a495c.jpg)
春日川の橋からは、左前方に屋島が近づく。琴電志度線の潟
本駅横を北に上がり、屋島への遍路道にかかった。
地元の人たちの毎日の登山路になっていて、次々と来る人たち
と「お早うございます」の挨拶を交わす。歩き慣れているのと、背に
荷物がないので、上りの人も次々と私を追い抜いて行く。
弘法大師ゆかりの、「屋島御加持水「や「食わずの梨」を過ぎる
と、高度が上がり、枯れ木越しに高松市街地の展望が広がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/15/81cf5451f08d1292ff2c5add40192124.jpg)
簡易舗装の道は結構傾斜があり、後半はジグザグに上がって、
84番屋島寺に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/02/677f7dc7ae26bd97aa86b68dfb697514.jpg)
広い境内には、本堂、大師堂のほかに、三躰堂、千体堂など、
多くのお堂があり、近代的な建物もある。朱塗りの本堂は鎌倉
期のものとか。
山門に戻らず東に抜けて、展望台に出る。眼下に壇ノ浦と周辺
の家並み、正面にこれから行く五剣山(八栗山)も望まれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/4c/7b820b079f2c78168238aa767e44a360.jpg)
下りは、木の段の急降下。杖を頼りに慎重に下る。途中で屋島
ドライブウェイを横断し、壇ノ浦近くの屋島東町の家並みに下った。
車道を横断した先に、義経に仕えた源氏の武将、佐藤継信の墓、
その先には安徳天皇社と、壇ノ浦の源平合戦ゆかりのものが続く。
県道150号に入り、少し先で川を渡って東へ。橋の先にあった
スーパーマルナカで、昼食を仕入れ、近くの須崎寺に寄る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/5d/06a5a9fc58c470cc1e868f7cb0373714.jpg)
遍路の父、信念の墓があり、本堂前の大イチョウは、県の保存
木。新しい塀に、源平合戦の絵図や、その説明パネルがある。
牟礼北小の先で、細い遍路道を上がると、「うどん山田家」の前
に出る。昼どきとあり、車の客がたくさん来ていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/7f/78d4be6be688bad843b537e8eb95001b.jpg)
八栗山ケーブルの、八栗山麓駅下の芝生地にシートを敷き昼食。
冷たい風が来るが日差しもあり、そう寒くはなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/9e/c091f661b2c8033af03729ad30c3d5f3.jpg)
ケーブルの左手を、八栗山に向かっての上りとなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/d0/bf7b68ab5abcb0a31cc0557b7e6bb3a0.jpg)
簡易舗装の車道をゆっくりと上がり、85番八栗寺に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/95/4382c72352032ea8041d872b5f41628e.jpg)
山門の正面、八栗山を背にして本堂があり、大師堂は右手の少
し先、隣の多宝塔そばの紅梅が見ごろだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/31/547b78679c04ca4f068611bc336fafd2.jpg)
本堂の左手には、鳥居の奥に歓喜天の建物があり、神仏混合の
様相を見せる。
大師堂の先から寺を出て、緩やかな傾斜の車道を下る。そばの
林には、キブシの花が多い。今日は真冬並みの気温で風が冷たく、
午後も厚手のシャツが脱げない。
二ツ池親水公園まで下って県道145号に入る。琴電八栗新道と
JR高徳線讃岐牟礼駅の間で、国道11号へ。1㎞足らずで琴電の
北に回ると、瀬戸内海が迫り、対岸の本州の山が近くに見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/6c/56159947f7c70ad2235782ca53c6c25b.jpg)
古い屋敷の多い志度の町並へ。私の遍路用品の購入先、「表装
の詠智会」があったので寄る。奥さんに、菅笠、白衣、頭陀袋など
を通販で購入した旨話すと、「2回の歩き遍路をしたにしてはいず
れもきれいですね」との評。お接待に鈴のお守りをいただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/f8/a7be0ac266cfc6aa3177980ab8d0d94b.jpg)
平賀源内邸前を過ぎ、大きな石灯ろうのある角を通過し、番外
霊場地蔵寺に寄る。境内に、志度寺の十一面観音を刻んだ残り
木を埋めたのが芽生え、樹齢千年以上という夫婦柏が立つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/1e/552298b892c0a7816451eb81a1575473.jpg)
15時過ぎ、今日の宿、いしや旅館に着いた。ここも前回気に入
り2度目の宿。建物は国の有形文化財である。ザックを預け、少し
先の86番志度寺に行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a0/4cd5da6baca6184d71fc6dedf877f426.jpg)
境内は広く、山門と本堂は国重文。りっぱな五重塔もあり、多く
のお堂や石仏が並ぶ。山門手前に、平賀源内の墓所、常楽寺が
ある。
参拝、納経を終え、国道11号に回って志度局へ行く。2度目の
不要荷物の返送と、最後の資金補充をした。
16時01分、いしや旅館に戻った。中間の建物の2階の部屋に
入る。ストーブが入っていて暖かく、広くて照明も明るい。今日は
気温が低く、汗をかかなかったので洗濯は省略した。
夕食は18時から。同宿は、民宿岡田で一緒の京都・長岡京市
の男性。今回は香川県内の区切り打ち、1日25㎞平均にして、
無理しないようにしているという。
日本ウオーキング協会会員で、私も参加した外秩父七峰縦走も
されたとのこと。車道の遍路道の改善要望のことなども話す。
(コースタイム〉東横イン高松中新町7:40ー春日川の橋8:32ー潟本
駅横8:49ー屋島上り口9:05ー84番屋島寺9:42~10:05ー展望台
10:10~15ー佐藤継信墓10:40~48ースーパーマルナカ11:10~22ー
洲崎寺11:24~30ー八栗ケーブル下芝生(昼食)11:52~12:20ー85番
八栗寺12:48~13:13ー二ツ池親水公園13:43ーふさざき駅・はら駅
間(休憩)14:19~25ー地蔵寺14:52~55ーいしや旅館15:02~05ー
86番志度寺15:10~34ー志度局ーいしや旅館16:01
(距離 22㎞、地図(1/5万) 高松南部、高松、歩行地 高松市
(旧高松市、庵治町、牟礼町)、さぬき市(旧志度町)、歩数
38,800)