交通事故の後遺症としては、意識障害などはありませんが、
右手の甲の傷が、昨夜包帯を外してみたら、かさぶたも一緒
にはがれてしまったので、入浴は止めました。パソコン入力も
静かにしないと、回復が遅れそうです。
=========================
第13日 2007年3月2日(金) 晴
70番本山寺~74番甲山寺
=弘法大師修行の地や行場へ=
5時20分起床、6時朝食。6時45分に若松屋別館を出る。
しばらくは、財田川左岸沿いに進む。
雲が多くて日が差さず、手が冷たい。対岸の県道49号は車
が多いが、こちらは散歩やランニングの人が時々で、車も少なく
歩きやすい。冷えた空気で、対岸の更に北の山に煙らしいもの
がたなびいている。
4㎞余り進み、川を渡って70番本山寺(もとやまじ)に入る。
本堂(下の写真)は香川県唯一の国宝とか。四国霊場では数少
ない五重塔もある。
八脚の仁王門も国重文。ほかにも重文があり、歴史の古いこと
が分かる。杉木立の上で、カラスが賑やかに鳴く。
国道11号に出て、しばらくは北に進む。相変わらず車が多い。
少し先で右手の旧道、さらに池の横から左手の旧道が新しい
遍路道になっていて、こちらは車を気にせずに進める。
旧道沿いにある幾つかの池には、アオサギが多い。
再び国道11号に出て、スーパーマルナカで昼食の弁当を仕入
れ、近くの高瀬郵便局で資金補充をする。
高瀬川の先から国道に別れ、県道221号へ。県道といっても、
車の行き違いが出来ぬほど狭い。しかし車は少ないので安全だ。
青空が広がり、暖かくなってきた。県道を離れて正面に山すそ
が近づき、上り道となる。
山門から500余段の急な石段を上がって、71番弥谷寺
(いやだにじ)。この上がりは、さすがに汗が増える。中間に、
納経所もある大師堂、さらに石段の上に本堂が立つている。
本堂からは、南西方の展望がよい。本堂の横の大岩には、
3体の真崖仏が刻まれている。
大師堂は、靴を脱いで参拝、読経し、堂内の納経所で納経印
をいただく。背後に、お大師様が修行したという岩屋がある。
下の山門まで戻り、少し下った俳句茶屋で、名物のところ
てんを食べ、へんろ道に入る。
広葉樹林や竹林などを下り、池のそばに出た。前回の昼食地
だが、土の道は舗装されていた。
今回もここでシートを広げて昼食。暖かい日差しを浴び、池を
眺めながらのんびりと食べる。
高松自動車道下を南に回り、側道を少しで、2つの池の間か
ら国道11号と県道48号を少し抜ける。72番の横を進んで先
に73番出釈迦寺(しゅっしゃかじ)に行く。
境内は狭く、本堂と大師堂は並び立つ。納経後、納経所に
ザックを預けて奥の院に向かう。
新しい奉納者銘入りの石灯ろうが並ぶ急坂、折り畳み杖を
頼りに、ゆっくりと上る。香川の保存木・カヤの大木、弘法
大師ゆかりの柳の水などを過ぎ、標高350mの奥の院・捨身
ヶ嶽禅定(しゃしんがたけぜんじょう)に上がった。
居られた若い僧侶の勧めで、本堂内に入って参拝、読経。
納経印をもらった後、その僧侶に教えてもらい、弘法大師が
修行したという行場に向かう。
急傾斜なので、杖は置いて行くように言われ、くさり3箇所
と垂直に近い感じの岩をはい上がって、「捨身誓願の地」と
記された絶壁の中腹に着く。
石仏が数体あり、周辺の展望が絶景である。
「下りは前向きに」と言われたので、そのようにして慎重に
下る。下の納経所に戻ったのは、山門に入ってから2時間
近かった。
預けたザックを受け取り、すぐ下の72番曼陀羅寺(まんだ
らじ)へ。
東側の山門から入ると、正面に本堂、左に大師堂が立つ。
山門そばのしだれ梅が、よい彩りを見せる。
県道48号を東に少しで、田んぼの中の遍路道を進み、74
番甲山寺(こうやまじ)に着く。
ここも比較的狭い境内。正面に本堂、左手に大師堂があり、
その奥に新しい毘沙門堂が出来ていた。
少し汚れた川沿いを進んで、善通寺市の町並みに入り、75
番善通寺に17時5分に入った。
納経時刻は終わっていたので、直接宿坊に入る。前回2泊
した宿坊、受付を済ませ、2階226号室に入る。
受付で連泊をお願いしておき、17時からの夕食後、確認に
行ったら、明日も使える洋間の261号に変えて下さった。
この部屋はテレビ付きのツイン室で、ベッドも2つある。
風呂は17℃の単純アルカリ泉を沸かした温泉風呂。夕食後
入ったら、広い温泉にほかに1人だけだった。
夕食の席は、車で回る3人のグループだけで、歩き遍路は
いない。洗濯機、乾燥機とも4台あり無料。夕食メニューもよく、
お勧めの宿坊である。
今日は、弥谷寺と捨身ヶ嶽禅定への上り下りで疲れたのか、
このメモを書く間も、眠気が来てたまらなかった。
今日も、4日遅れで歩くSさんと、携帯電話で情報交換する。
このところ毎日連絡している。
(コースタイム〉若松屋別館6:45ー70番本山寺7:43~8:10ー
国道南側旧道の火の見8:44ースーパーマルナカ9:32~41ー
遍路石(70番から9㎞地点)10:33ー71番弥谷寺11:15~12:01ー
俳句茶屋12:03?~12:13ー高松自動車道北側の池(昼食)12:31
~13:00ー73番出釈迦寺13:39~53ー捨身ヶ嶽禅定14:27~15:03
ー73番出釈迦寺戻り15:28ー72番曼陀羅寺15:35~55ー74番甲
山寺16:21~44ー75番善通寺宿坊17:05
(距離 27㎞、地図(1/5万) 観音寺、仁尾、丸亀、歩行地
観音寺市、三豊市(旧豊中町、三野町)、善通寺市、歩数
48,100)
右手の甲の傷が、昨夜包帯を外してみたら、かさぶたも一緒
にはがれてしまったので、入浴は止めました。パソコン入力も
静かにしないと、回復が遅れそうです。
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第13日 2007年3月2日(金) 晴
70番本山寺~74番甲山寺
=弘法大師修行の地や行場へ=
5時20分起床、6時朝食。6時45分に若松屋別館を出る。
しばらくは、財田川左岸沿いに進む。
雲が多くて日が差さず、手が冷たい。対岸の県道49号は車
が多いが、こちらは散歩やランニングの人が時々で、車も少なく
歩きやすい。冷えた空気で、対岸の更に北の山に煙らしいもの
がたなびいている。
4㎞余り進み、川を渡って70番本山寺(もとやまじ)に入る。
本堂(下の写真)は香川県唯一の国宝とか。四国霊場では数少
ない五重塔もある。
八脚の仁王門も国重文。ほかにも重文があり、歴史の古いこと
が分かる。杉木立の上で、カラスが賑やかに鳴く。
国道11号に出て、しばらくは北に進む。相変わらず車が多い。
少し先で右手の旧道、さらに池の横から左手の旧道が新しい
遍路道になっていて、こちらは車を気にせずに進める。
旧道沿いにある幾つかの池には、アオサギが多い。
再び国道11号に出て、スーパーマルナカで昼食の弁当を仕入
れ、近くの高瀬郵便局で資金補充をする。
高瀬川の先から国道に別れ、県道221号へ。県道といっても、
車の行き違いが出来ぬほど狭い。しかし車は少ないので安全だ。
青空が広がり、暖かくなってきた。県道を離れて正面に山すそ
が近づき、上り道となる。
山門から500余段の急な石段を上がって、71番弥谷寺
(いやだにじ)。この上がりは、さすがに汗が増える。中間に、
納経所もある大師堂、さらに石段の上に本堂が立つている。
本堂からは、南西方の展望がよい。本堂の横の大岩には、
3体の真崖仏が刻まれている。
大師堂は、靴を脱いで参拝、読経し、堂内の納経所で納経印
をいただく。背後に、お大師様が修行したという岩屋がある。
下の山門まで戻り、少し下った俳句茶屋で、名物のところ
てんを食べ、へんろ道に入る。
広葉樹林や竹林などを下り、池のそばに出た。前回の昼食地
だが、土の道は舗装されていた。
今回もここでシートを広げて昼食。暖かい日差しを浴び、池を
眺めながらのんびりと食べる。
高松自動車道下を南に回り、側道を少しで、2つの池の間か
ら国道11号と県道48号を少し抜ける。72番の横を進んで先
に73番出釈迦寺(しゅっしゃかじ)に行く。
境内は狭く、本堂と大師堂は並び立つ。納経後、納経所に
ザックを預けて奥の院に向かう。
新しい奉納者銘入りの石灯ろうが並ぶ急坂、折り畳み杖を
頼りに、ゆっくりと上る。香川の保存木・カヤの大木、弘法
大師ゆかりの柳の水などを過ぎ、標高350mの奥の院・捨身
ヶ嶽禅定(しゃしんがたけぜんじょう)に上がった。
居られた若い僧侶の勧めで、本堂内に入って参拝、読経。
納経印をもらった後、その僧侶に教えてもらい、弘法大師が
修行したという行場に向かう。
急傾斜なので、杖は置いて行くように言われ、くさり3箇所
と垂直に近い感じの岩をはい上がって、「捨身誓願の地」と
記された絶壁の中腹に着く。
石仏が数体あり、周辺の展望が絶景である。
「下りは前向きに」と言われたので、そのようにして慎重に
下る。下の納経所に戻ったのは、山門に入ってから2時間
近かった。
預けたザックを受け取り、すぐ下の72番曼陀羅寺(まんだ
らじ)へ。
東側の山門から入ると、正面に本堂、左に大師堂が立つ。
山門そばのしだれ梅が、よい彩りを見せる。
県道48号を東に少しで、田んぼの中の遍路道を進み、74
番甲山寺(こうやまじ)に着く。
ここも比較的狭い境内。正面に本堂、左手に大師堂があり、
その奥に新しい毘沙門堂が出来ていた。
少し汚れた川沿いを進んで、善通寺市の町並みに入り、75
番善通寺に17時5分に入った。
納経時刻は終わっていたので、直接宿坊に入る。前回2泊
した宿坊、受付を済ませ、2階226号室に入る。
受付で連泊をお願いしておき、17時からの夕食後、確認に
行ったら、明日も使える洋間の261号に変えて下さった。
この部屋はテレビ付きのツイン室で、ベッドも2つある。
風呂は17℃の単純アルカリ泉を沸かした温泉風呂。夕食後
入ったら、広い温泉にほかに1人だけだった。
夕食の席は、車で回る3人のグループだけで、歩き遍路は
いない。洗濯機、乾燥機とも4台あり無料。夕食メニューもよく、
お勧めの宿坊である。
今日は、弥谷寺と捨身ヶ嶽禅定への上り下りで疲れたのか、
このメモを書く間も、眠気が来てたまらなかった。
今日も、4日遅れで歩くSさんと、携帯電話で情報交換する。
このところ毎日連絡している。
(コースタイム〉若松屋別館6:45ー70番本山寺7:43~8:10ー
国道南側旧道の火の見8:44ースーパーマルナカ9:32~41ー
遍路石(70番から9㎞地点)10:33ー71番弥谷寺11:15~12:01ー
俳句茶屋12:03?~12:13ー高松自動車道北側の池(昼食)12:31
~13:00ー73番出釈迦寺13:39~53ー捨身ヶ嶽禅定14:27~15:03
ー73番出釈迦寺戻り15:28ー72番曼陀羅寺15:35~55ー74番甲
山寺16:21~44ー75番善通寺宿坊17:05
(距離 27㎞、地図(1/5万) 観音寺、仁尾、丸亀、歩行地
観音寺市、三豊市(旧豊中町、三野町)、善通寺市、歩数
48,100)