交通事故の後遺症としては、意識障害などはありませんが、
右手の甲の傷が、昨夜包帯を外してみたら、かさぶたも一緒
にはがれてしまったので、入浴は止めました。パソコン入力も
静かにしないと、回復が遅れそうです。
=========================
第13日 2007年3月2日(金) 晴
70番本山寺~74番甲山寺
=弘法大師修行の地や行場へ=
![](http://clip.alpslab.jp/bin/map?pos=34/12/59.958,133/44/37.381&scale=250000)
5時20分起床、6時朝食。6時45分に若松屋別館を出る。
しばらくは、財田川左岸沿いに進む。
雲が多くて日が差さず、手が冷たい。対岸の県道49号は車
が多いが、こちらは散歩やランニングの人が時々で、車も少なく
歩きやすい。冷えた空気で、対岸の更に北の山に煙らしいもの
がたなびいている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a8/bd380e94dc550f47573a6468683ea2e7.jpg)
4㎞余り進み、川を渡って70番本山寺(もとやまじ)に入る。
本堂(下の写真)は香川県唯一の国宝とか。四国霊場では数少
ない五重塔もある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ba/dfa9b57a22b3321239545c765d2b2dee.jpg)
八脚の仁王門も国重文。ほかにも重文があり、歴史の古いこと
が分かる。杉木立の上で、カラスが賑やかに鳴く。
国道11号に出て、しばらくは北に進む。相変わらず車が多い。
少し先で右手の旧道、さらに池の横から左手の旧道が新しい
遍路道になっていて、こちらは車を気にせずに進める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/c3/110f00f75109e3856505dc3e660050e0.jpg)
旧道沿いにある幾つかの池には、アオサギが多い。
再び国道11号に出て、スーパーマルナカで昼食の弁当を仕入
れ、近くの高瀬郵便局で資金補充をする。
高瀬川の先から国道に別れ、県道221号へ。県道といっても、
車の行き違いが出来ぬほど狭い。しかし車は少ないので安全だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/a7/0a08a5519dd8d3a601388b64caec4b7a.jpg)
青空が広がり、暖かくなってきた。県道を離れて正面に山すそ
が近づき、上り道となる。
山門から500余段の急な石段を上がって、71番弥谷寺
(いやだにじ)。この上がりは、さすがに汗が増える。中間に、
納経所もある大師堂、さらに石段の上に本堂が立つている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/ef/268af9165b9b1f1e949668a6835c781e.jpg)
本堂からは、南西方の展望がよい。本堂の横の大岩には、
3体の真崖仏が刻まれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/82/67e5f4f5cba5b70cb1ca4e65d27b17b8.jpg)
大師堂は、靴を脱いで参拝、読経し、堂内の納経所で納経印
をいただく。背後に、お大師様が修行したという岩屋がある。
下の山門まで戻り、少し下った俳句茶屋で、名物のところ
てんを食べ、へんろ道に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/a5/f6e785998d009024dfc32af9f691cbed.jpg)
広葉樹林や竹林などを下り、池のそばに出た。前回の昼食地
だが、土の道は舗装されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/5f/6a8a61949a7ad384ba27b54c71f2774c.jpg)
今回もここでシートを広げて昼食。暖かい日差しを浴び、池を
眺めながらのんびりと食べる。
高松自動車道下を南に回り、側道を少しで、2つの池の間か
ら国道11号と県道48号を少し抜ける。72番の横を進んで先
に73番出釈迦寺(しゅっしゃかじ)に行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/cf/7a3ae1439dd84fb8e23f8c1a4767b208.jpg)
境内は狭く、本堂と大師堂は並び立つ。納経後、納経所に
ザックを預けて奥の院に向かう。
新しい奉納者銘入りの石灯ろうが並ぶ急坂、折り畳み杖を
頼りに、ゆっくりと上る。香川の保存木・カヤの大木、弘法
大師ゆかりの柳の水などを過ぎ、標高350mの奥の院・捨身
ヶ嶽禅定(しゃしんがたけぜんじょう)に上がった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/7a/c422ee9c7f7061e046d002c8dcfb33ef.jpg)
居られた若い僧侶の勧めで、本堂内に入って参拝、読経。
納経印をもらった後、その僧侶に教えてもらい、弘法大師が
修行したという行場に向かう。
急傾斜なので、杖は置いて行くように言われ、くさり3箇所
と垂直に近い感じの岩をはい上がって、「捨身誓願の地」と
記された絶壁の中腹に着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/10/e7924566af2c8baf4244f374d1920ccc.jpg)
石仏が数体あり、周辺の展望が絶景である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/a1/2c4678918fe7978579fbb133ce6c0826.jpg)
「下りは前向きに」と言われたので、そのようにして慎重に
下る。下の納経所に戻ったのは、山門に入ってから2時間
近かった。
預けたザックを受け取り、すぐ下の72番曼陀羅寺(まんだ
らじ)へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/33/712e4c484a9297f5ecad5f7d79a7ecf0.jpg)
東側の山門から入ると、正面に本堂、左に大師堂が立つ。
山門そばのしだれ梅が、よい彩りを見せる。
県道48号を東に少しで、田んぼの中の遍路道を進み、74
番甲山寺(こうやまじ)に着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/25/5fbabc0ca561ee81ca6e59c58efb2e8b.jpg)
ここも比較的狭い境内。正面に本堂、左手に大師堂があり、
その奥に新しい毘沙門堂が出来ていた。
少し汚れた川沿いを進んで、善通寺市の町並みに入り、75
番善通寺に17時5分に入った。
納経時刻は終わっていたので、直接宿坊に入る。前回2泊
した宿坊、受付を済ませ、2階226号室に入る。
受付で連泊をお願いしておき、17時からの夕食後、確認に
行ったら、明日も使える洋間の261号に変えて下さった。
この部屋はテレビ付きのツイン室で、ベッドも2つある。
風呂は17℃の単純アルカリ泉を沸かした温泉風呂。夕食後
入ったら、広い温泉にほかに1人だけだった。
夕食の席は、車で回る3人のグループだけで、歩き遍路は
いない。洗濯機、乾燥機とも4台あり無料。夕食メニューもよく、
お勧めの宿坊である。
今日は、弥谷寺と捨身ヶ嶽禅定への上り下りで疲れたのか、
このメモを書く間も、眠気が来てたまらなかった。
今日も、4日遅れで歩くSさんと、携帯電話で情報交換する。
このところ毎日連絡している。
(コースタイム〉若松屋別館6:45ー70番本山寺7:43~8:10ー
国道南側旧道の火の見8:44ースーパーマルナカ9:32~41ー
遍路石(70番から9㎞地点)10:33ー71番弥谷寺11:15~12:01ー
俳句茶屋12:03?~12:13ー高松自動車道北側の池(昼食)12:31
~13:00ー73番出釈迦寺13:39~53ー捨身ヶ嶽禅定14:27~15:03
ー73番出釈迦寺戻り15:28ー72番曼陀羅寺15:35~55ー74番甲
山寺16:21~44ー75番善通寺宿坊17:05
(距離 27㎞、地図(1/5万) 観音寺、仁尾、丸亀、歩行地
観音寺市、三豊市(旧豊中町、三野町)、善通寺市、歩数
48,100)
右手の甲の傷が、昨夜包帯を外してみたら、かさぶたも一緒
にはがれてしまったので、入浴は止めました。パソコン入力も
静かにしないと、回復が遅れそうです。
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第13日 2007年3月2日(金) 晴
70番本山寺~74番甲山寺
=弘法大師修行の地や行場へ=
5時20分起床、6時朝食。6時45分に若松屋別館を出る。
しばらくは、財田川左岸沿いに進む。
雲が多くて日が差さず、手が冷たい。対岸の県道49号は車
が多いが、こちらは散歩やランニングの人が時々で、車も少なく
歩きやすい。冷えた空気で、対岸の更に北の山に煙らしいもの
がたなびいている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a8/bd380e94dc550f47573a6468683ea2e7.jpg)
4㎞余り進み、川を渡って70番本山寺(もとやまじ)に入る。
本堂(下の写真)は香川県唯一の国宝とか。四国霊場では数少
ない五重塔もある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ba/dfa9b57a22b3321239545c765d2b2dee.jpg)
八脚の仁王門も国重文。ほかにも重文があり、歴史の古いこと
が分かる。杉木立の上で、カラスが賑やかに鳴く。
国道11号に出て、しばらくは北に進む。相変わらず車が多い。
少し先で右手の旧道、さらに池の横から左手の旧道が新しい
遍路道になっていて、こちらは車を気にせずに進める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/c3/110f00f75109e3856505dc3e660050e0.jpg)
旧道沿いにある幾つかの池には、アオサギが多い。
再び国道11号に出て、スーパーマルナカで昼食の弁当を仕入
れ、近くの高瀬郵便局で資金補充をする。
高瀬川の先から国道に別れ、県道221号へ。県道といっても、
車の行き違いが出来ぬほど狭い。しかし車は少ないので安全だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/a7/0a08a5519dd8d3a601388b64caec4b7a.jpg)
青空が広がり、暖かくなってきた。県道を離れて正面に山すそ
が近づき、上り道となる。
山門から500余段の急な石段を上がって、71番弥谷寺
(いやだにじ)。この上がりは、さすがに汗が増える。中間に、
納経所もある大師堂、さらに石段の上に本堂が立つている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/ef/268af9165b9b1f1e949668a6835c781e.jpg)
本堂からは、南西方の展望がよい。本堂の横の大岩には、
3体の真崖仏が刻まれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/82/67e5f4f5cba5b70cb1ca4e65d27b17b8.jpg)
大師堂は、靴を脱いで参拝、読経し、堂内の納経所で納経印
をいただく。背後に、お大師様が修行したという岩屋がある。
下の山門まで戻り、少し下った俳句茶屋で、名物のところ
てんを食べ、へんろ道に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/a5/f6e785998d009024dfc32af9f691cbed.jpg)
広葉樹林や竹林などを下り、池のそばに出た。前回の昼食地
だが、土の道は舗装されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/5f/6a8a61949a7ad384ba27b54c71f2774c.jpg)
今回もここでシートを広げて昼食。暖かい日差しを浴び、池を
眺めながらのんびりと食べる。
高松自動車道下を南に回り、側道を少しで、2つの池の間か
ら国道11号と県道48号を少し抜ける。72番の横を進んで先
に73番出釈迦寺(しゅっしゃかじ)に行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/cf/7a3ae1439dd84fb8e23f8c1a4767b208.jpg)
境内は狭く、本堂と大師堂は並び立つ。納経後、納経所に
ザックを預けて奥の院に向かう。
新しい奉納者銘入りの石灯ろうが並ぶ急坂、折り畳み杖を
頼りに、ゆっくりと上る。香川の保存木・カヤの大木、弘法
大師ゆかりの柳の水などを過ぎ、標高350mの奥の院・捨身
ヶ嶽禅定(しゃしんがたけぜんじょう)に上がった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/7a/c422ee9c7f7061e046d002c8dcfb33ef.jpg)
居られた若い僧侶の勧めで、本堂内に入って参拝、読経。
納経印をもらった後、その僧侶に教えてもらい、弘法大師が
修行したという行場に向かう。
急傾斜なので、杖は置いて行くように言われ、くさり3箇所
と垂直に近い感じの岩をはい上がって、「捨身誓願の地」と
記された絶壁の中腹に着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/10/e7924566af2c8baf4244f374d1920ccc.jpg)
石仏が数体あり、周辺の展望が絶景である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/a1/2c4678918fe7978579fbb133ce6c0826.jpg)
「下りは前向きに」と言われたので、そのようにして慎重に
下る。下の納経所に戻ったのは、山門に入ってから2時間
近かった。
預けたザックを受け取り、すぐ下の72番曼陀羅寺(まんだ
らじ)へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/33/712e4c484a9297f5ecad5f7d79a7ecf0.jpg)
東側の山門から入ると、正面に本堂、左に大師堂が立つ。
山門そばのしだれ梅が、よい彩りを見せる。
県道48号を東に少しで、田んぼの中の遍路道を進み、74
番甲山寺(こうやまじ)に着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/25/5fbabc0ca561ee81ca6e59c58efb2e8b.jpg)
ここも比較的狭い境内。正面に本堂、左手に大師堂があり、
その奥に新しい毘沙門堂が出来ていた。
少し汚れた川沿いを進んで、善通寺市の町並みに入り、75
番善通寺に17時5分に入った。
納経時刻は終わっていたので、直接宿坊に入る。前回2泊
した宿坊、受付を済ませ、2階226号室に入る。
受付で連泊をお願いしておき、17時からの夕食後、確認に
行ったら、明日も使える洋間の261号に変えて下さった。
この部屋はテレビ付きのツイン室で、ベッドも2つある。
風呂は17℃の単純アルカリ泉を沸かした温泉風呂。夕食後
入ったら、広い温泉にほかに1人だけだった。
夕食の席は、車で回る3人のグループだけで、歩き遍路は
いない。洗濯機、乾燥機とも4台あり無料。夕食メニューもよく、
お勧めの宿坊である。
今日は、弥谷寺と捨身ヶ嶽禅定への上り下りで疲れたのか、
このメモを書く間も、眠気が来てたまらなかった。
今日も、4日遅れで歩くSさんと、携帯電話で情報交換する。
このところ毎日連絡している。
(コースタイム〉若松屋別館6:45ー70番本山寺7:43~8:10ー
国道南側旧道の火の見8:44ースーパーマルナカ9:32~41ー
遍路石(70番から9㎞地点)10:33ー71番弥谷寺11:15~12:01ー
俳句茶屋12:03?~12:13ー高松自動車道北側の池(昼食)12:31
~13:00ー73番出釈迦寺13:39~53ー捨身ヶ嶽禅定14:27~15:03
ー73番出釈迦寺戻り15:28ー72番曼陀羅寺15:35~55ー74番甲
山寺16:21~44ー75番善通寺宿坊17:05
(距離 27㎞、地図(1/5万) 観音寺、仁尾、丸亀、歩行地
観音寺市、三豊市(旧豊中町、三野町)、善通寺市、歩数
48,100)